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みなさんはお酒が好きですか? お酒が好きな人、苦手な人、好きだけど量は飲めない人、まだ未成年で飲めない人、色々なタイプがいるはずです。
しかし、「酔った女の子が好きですか?」と聞かれた場合はどうでしょう? しかも、ちょっと大胆になったり、油断が見えるようになった女の子です。

裏サンデー連載の『たくのみ。』がアニメ化されたように、お酒と女性の組み合わせは常に人の関心を引くものです。お酒はその人の本音を引き出してくれる『魔法』のように働くことあります。……良くも悪くも。

今回は、お酒と女の子の魅力に迫る『飲酒女子』を特集したいと思います。

コンセプトバーを巡る『綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか?』

直球なタイトルが光る作品

綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか? 1 (MFC キューンシリーズ)

タイトルを聞いて「大好きです!」 ……と即答する人も多いのではないでしょうか。『綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか?』は、『コミケにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話』で一躍時の人となったいづみみなみ先生の作品です。

平凡なサラリーマン日吉くんが、あこがれの女性社員月沢さんと様々コンセプトバーに行くマンガで、ラブコメ要素も入っています。

しかも、実在する特徴的なコンセプトバーに行くのがポイント。第一話から屋台形式のバー、特徴的なメニューだけでなく新規のお客さんがくるたびに店主が歌いだすことで有名な『かがや』、卓球バーに坊主バーなど、知らない人にとっては「???」と首をかしげるようなバーばかり。

しっかりとコンセプトバーの個性を伝えてくれるレポートマンガの側面があり、お店に入るハードル下げてくれるのも魅力です。

お色気シーンもしっかり入っています(妄想含む)

日吉くん憧れの月沢さんは、美人でナイスバディ。たまたま会社の飲み会からのはしご酒についていったことから距離が近づいていくのですが、距離が近づくにつれ日吉君はあれこれ妄想をすることが増えています。そして、月沢さんもたびたび日吉君の(エロ系)視線を感じ、イジリを入れてくるのもポイントです。

ついつい胸に目がいってしまった際に言われたのが「おっぱいさわる?」なわけです。酔っているから出た台詞なのか、酔ってなくても言えるのか、それは想像にお任せします

実際に日吉くんは月沢さんのおっぱいを触ることができたのでしょうか! 続きは単行本で

コンセプトバーだけの作品ではないのがポイントに

『綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか?』は個性的なコンセプトバーのインパクトと、美人の月沢さんだけでも十分な破壊力を持っています。しかし、ただそれだけで終わらず、日吉くんが成長し、月沢さんとの距離を縮めていくラブストーリーにもなっています。

顔と雰囲気で好きになった人を相手に、自分を見てもらうにはどうすればいいのか、と言った悩みが登場したりします。そして、坊主バーの『お坊さん』からナイスアドバイスがとんできたりするのです。

コンセプトを生かしながらストーリーを両立させていること、美味しそうなお酒や変ったお酒が登場することも魅力になっています。そして、ギャグのキレも良いのが怖いところです。

しらたま。しらたま。

個人的にはエアガンを撃つことがっできるシューティングバーが気になります…… カクテルも銃の名前から取られているそうです。

ロリ(合法)の日本酒探訪作品『ぽんしゅ部』

見た目が幼女な『ぽんちゃん』のドタバタ日本酒劇

ぽんしゅ部! 1 (ヤングジャンプコミックス)

お姉さんがメインの作品を紹介するなら、ロリが主役の作品も紹介せざるをえない。というわけで、見た目はロリ、だけど日本酒大好きな女の子が様々な日本酒と出会うお話が『ぽんしゅ部』になります。

ヒロイン秋山本希(通称ぽん)は方言女子×日本酒大好き×見た目小学生(中身は大学生)と、非常にとがったコンセプトのキャラクターです。しかも、見た目が小学生の上ポンコツなことから身分証を忘れてお酒を飲み損ねることも多数……

周囲の人物も一癖もニ癖のあるキャラクターばかりで、コメディ色が強く、気楽に読める日本酒マンガにもなっています。

主要な女性キャラがロリばかり

お酒は20歳になってから。ファンタジー世界では人外ロリで迂回するという方向もありますが、現実世界が舞台だと厳しいものがあります。しかし、神は言いました、『実年齢が20歳以上なら見た目ロリでも問題ないじゃん』と。

と言うわけで(どういうわけで?)ぽんしゅ部に登場する女性キャラはロリがスタンダードになっています。ゲストキャラクターで大人っぽい女性は出るのですが、基本がロリです。お酒を飲むマンガでロリがメインのマンガはほとんどないため、隙間産業といえば隙間産業です。

お酒に弱いのにお風呂にお酒を持ち込んだ結果動けなくなるなどのトラブルも存在し、サービスシーンの多さも本作の特徴になっています。

地酒を中心にした語り口も特徴がある

『ぽんしゅ部』のもう一つの特徴は、全国の銘酒ではなく、地酒をターゲットにしていることです。1巻で登場するのは基本的に京都のお酒です。同じ京都の酒でも蔵によって味に大きな違いが出ます。同じ蔵でも複数のブランドを持っていることは多く、それぞれに特色があるのもポイントになります。

地方を限定し、同じ地方の複数の日本酒を続けて紹介するという語り口は、今までの日本酒マンガに余りなかった特徴になります。

とはいえ、日本酒自体が苦手という人や、入手のために労力をかけられるかは人によって違います。コラムなども書かれているため、酒の情報は添え物程度で飛ばすという方法も、豆知識として読んでみるなど、人によって楽しみ方がかわるのも魅力になっているのです。

しらたま。しらたま。

『ぽんしゅ部』はとなりのヤングジャンプでWeb連載中です。単行本は公開終了分と、作中に登場する日本酒のコラムが見所になっています。

もっとお酒を知りたいという人におすすめの『酩酊ガール』

日本酒とビールの両方が出てくるのが特徴の一つ

酩酊ガール (バーズコミックス)

「お酒と女の子の組み合わせは好きだけど、お酒重視で!」……という人におすすめなのが『酩酊ガール』です。特徴的なのが、日本酒好きOLと、ビール大好きOLのガールズトークが中心になっていること。お酒に合わせるおつまみの情報も多く、簡単おつまみの作り方なども描かれています。

お酒は燗酒など温めた方がいいお酒の情報が、ビールは地ビールやチョコレートスタウトなど変り種が出てくるのがポイントにもなっています。手に入れやすいものからレアなお酒までバリエーションが豊富なのも魅力の一つです。

水着も民族衣装もあるんだよ

お酒大好き人間がお酒目当てで買った本だったのですが、意外とサービスシーンが多かったことに驚かされた件。というのも、川原で水着で水着+バーベキュー+ビールとお酒。ビールフェスで民族衣装に着替えるシーンなどが入っていたからです。

メインキャラクターの花越路はショートカット系で日本酒大好きなOL。相方を務める楯野川はウェーブがかかったロングヘアーのビール好きOLです。お酒つながりの縁でたびたび行動を共にすることになります。

そして、水着を着るシーンでは……花越路さん、結構あるのでは疑惑(何がとは言わない)。楯野川さんはアクティブにビキニをしっかり着こなしております。なお、ビールフェスのディアンドル(ドイツの民族衣装)姿もお似合いです。

お酒の知識は本格派なのもポイント

作中で出てくるお酒は実在するお酒であるだけでなく、食べ合わせなどの情報もあるのが『酩酊女子』の魅力になっています。実は作者のアザミユウコ先生は、日本酒ライターの杉村啓先生と度々タッグを組んで作品を発表していて、同人活動でも様々なお酒にまつわるマンガを発表しているのです。

様々な体験談をまとめた本だけでなく、○○専用日本酒についてまとめた本を作成するなど、かなりマニアックな同人誌の作成も行っています。

しらたま。しらたま。

ツイ4で、白熱日本酒教室を連載するなど活躍の幅も広く、無料で読める作品があるのも魅力です。

難しいことは考えずにとにかく飲もう『のみじょし』

多々ひたすらアラサー女子たちがお酒を飲むだけの4コマ

のみじょし(4)

お酒は好きだ。美少女も好きだ。ただ、ラッキースケベな展開ばかりが続くと現実とのギャップにつらくなる時がある……。そんな心が乾いた人におすすめなのが『のみじょし』です。

女子がひたすら一人でつまみと酒を味わう『ワカコ酒』がヒットしたように、女性が美味しそうに飲んでる姿を見ているだけで癒されるという男女は多いものです。『のみじょし』は仲良しアラサー女性3人組が、理屈を抜きに飲みまくるのが特徴のマンガになっています。

飲みたいから飲む、それ以上の意味はなくて良い。愚痴ったり美味しい食べ物をつまみにしたり、自由奔放にお酒を楽しむ作品になっています。

女子あるあると女子じゃなくてもあるある

しらたま。しらたま。

温泉で船盛りがでるとついつい撮ってしまったり……

『のみじょし』に明確なストーリーはなく、ひたすら女子がお酒を楽しむだけの4コマです。あちこちに女子あるあるが淹れられているだけでなく、男性でも共感するようなあるあるが入っているのもポイントです。「お酒が飲みたくなるタイミングに男女の違いはない!」と思わせてくれるようなシーンも多いのです。

重要なのが、基本的に登場人物がみな楽しそうなことです。愚痴を言ったりするシーンもありますが、料理やお酒はひたすら楽しみます。

オチがつくときもありますが、難しいことを考えずにさらっと読めて、笑顔があるのが魅力。あと、夜中に読むとお腹がすくケースもあります。

お酒の情報は邪魔にならない程度にさらっと

『のみじょし』では、実在するお酒の銘柄が登場することもありますが、情報量は少なめです。あくまで楽しみ方の表現の一つとして味や香りの情報が出てくるだけで、お酒がメインになることはほとんどないのです。

例外的にバレンタインにチョコレートとウィスキーのマリアージュを楽しむ会なども開催されますが、やはりお酒の情報は少なめ。楽しみたい人は楽しんで? 程度です。

お酒が好きな人や知っている人はニヤリとして、そうでなければ流していい程度の軽さにしているのも中毒性が高いポイントかもしれません。

しらたま。しらたま。

個人的にはこのゆるいノリのままアニメ化とかして欲しいと思う作品の一つです。こっそりウィスキーの味の評価なども正確だと感じます(一通り飲んだことがあります)

まとめ

紹介した作品以外にもお酒を扱った作品は数多く、悪酔い&セクシー路線に特化した『酩酊すみれさん。』など様々な作品があります。

それぞれに伝えたいテーマ等は大きく異なり、酒の魅力を重視するのか、キャラクター性を重視するのかでも内容は大きく変わります。

共通しているのは『お酒を楽しむ』マンガが多いこと。コンセプト重視のマンガも増えているので、軽い気持ちで探してみると意外な作品が見つかったりもするのです。





月10冊程度、年間100冊超の漫画を読むフリーライター。非定期で友人と百合漫画を語る会を開きますが、ジャンルは不問で何でも読みます。

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