「あまんちゅ!」の10巻の感想です。天野こずえ先生の描くこの作品もとうとう10巻目で2桁突入です。今回収録されているのは第56話から第61話までの計6話です。記念すべき10巻となりますが、内容も節目を迎える感じになっています。

作中の時期は春、4月になって新学期のスタートからになるのですが、光や双葉が2年に進級するのはもちろんのこと新入生が入ってきます。8巻から本格的に登場した光の妹も年齢は光の1つ下なので10巻からは同じ高校に通うことに。

光たちも上級生になるので意識も少しは変わりそうで、後輩に対して先輩らしく頼もしい一面も見られるでしょう。というかダイビング部には新入生は入ってくるのか、入ってくるならどういった人なのかといろいろ楽しみな10巻の始まりです。

あらすじ

春のある日の朝こだまは制服に着替え光がその姿をじっくり見回します。新年度になり光は進級し、こだまは光と同じ高校へと進学したので同じ学校に通うことになります。はたして二人の高校生活はどうなっていくのでしょうか。

その後、無事新学期を迎えた光達ダイビング部ですが新入生の勧誘にも頑張っている様子。そんな中ふとしたことをきっかけに双葉が新入生の岬ことりと出会います。そしてこの岬ことりは友達で光の妹のこだまを連れて入部届を出すことに。

新学期になり新たな仲間が増え新たな学生生活が始まりました。春にもイベントは盛りだくさんで山焼きではまさかの驚きの再会などいろいろな出来事が起こります。そして双葉はアドバンスの資格を目指してどんどん前へ進んでいのでした。

感想

新年度の始まりと新入部員の登場

何かと節目に感じる10巻に到達した「あまんちゅ!」ですが、今回はお話でも節目になる巻になっています。全開の9巻では冬のお話でしたが今回は春となり高校では新年度の始まりマラお話が始まりました。開幕の第56話「導かれし春」では早速新入生と出会うお話、」と言ってもその中のひとりは光の妹のこだまです。これまでも何度か出てきたこだまですが等々同じ高校に入学ということで姉の光以外とも接点を持ち物語にしっかり関わってくることになりました。

もう一人は光の中学からの友達の岬ことりです。最初の登校中に見かけた双葉の姿に見とれ彼女がダイビン部にいると知ったことりはすぐさまダイビング部への入部を決めてしまいます。なんというか行動力がすごうですね。一方こだまはことりと一緒には居るものの姉と同じダイビング部に行くのはすぐには決められない模様です。姉とは違っておとなしめのこだまと光のようにテンション高めのことりはどことなく光と双葉の2人を感じさせますね。

そんな中悩むこだまは海の家で光と一緒におばあちゃんの若い頃、まだダイビングが一般的ではなかった頃のお話を聞き、ダイビング部への入部を決めることになります。この若い頃のおばあちゃんの話もとてもいい話ですし、若いおばあちゃんはとてつもない美人でびっくりしました。どちらかと言うと双葉に似た正確のこだまですが小鳥と一緒にダイビング部に入部したのでこれからは2人がどのように物語に関わるのか大変楽しみになりました。

アドバンスの資格は結構あっさり獲得してしまいます

前回9巻にて双葉はオープンウォーターダイバーの資格の一つ上、アドバンスの資格取得を決めました今回でもその話が出てくるのですが、10巻中にアドバンスの資格獲得まで進んでしまいます。あまりゆっくりしすぎるのもどうかと思いますが、オープンウォーターダイバー取得のときと比べるとかなり短めの期間で習得したように思います。もちろんこれには双葉自信の成長と言った面も大きく起因しているため一概に悪いというわけではありません。

ただしせっかく新入部員も入ってきたのでもう少しゆっくり過程を描いていっても良かったようにも思いました。9巻の後半はピーターの話でずっと進み、10巻前半は主に新入生の話となり双葉自身の話は結構間が空いてしまったこともありもう少し細かく入れていってほしかったようにも思います。もっともこの10巻の中での最後の2話に当たる第60話「ナイトダイビング」と第61話「アドバンス」でかなりしっかり描かれているのでそこは安心してください。

新入生も増えすっかり登場人物も増えてきたため、全体的に話が早く進んでいくように感じました。此れは仕方のないことですが個別の掘り下げは今まで程は細かく尿者できなくなってしまう可能性があるので、そこは少し気になります。とは言え今回も間が空いたもののアドバンス取得までの過程を2話続けてしっかり描いているのでそれほど心配することはないのかもしれません。今回は全体的にバランスがよく話が進むのでそこまで不満点もありませんでした。

まさかの形でこころちゃんが再登場

今回驚いたのはこころちゃんの再登場でしょう。結論から言ってしまえばなんと男の子だったのです。そういえば今までの登場回を見直すとこころちゃんは自分のことを男の子であるように振る舞っているのですが、今思えば本当に男の子なので当然ですね。さらにハロウィンの回でも可愛いハロウィンの仮装は無理やり着させられたとはっきりいっていました。驚きの展開でしたが今までのを読み返すとしっかり伏線が張ってありましたね。おどろきです。

今回の登場シーンですが。山焼きの会場で出会うことになるのですが、新年度に入って中学生になり制服姿で出てきます。前回の登場が初日の出のときなので作中では4ヶ月以上立っているのですが、かなり成長して大きくなっています。それでもまだ小さめではありますが。しかし山焼きでの登場ではとてもかっこよく男の子らしい登場で驚かされます。そしてこの時光たちも男の子であったことに驚いているのですが、誠だけはなんとなくわかっていたみたいですね。

ちなみに更に驚くことにこころちゃんの本名は岬こころといってことりの弟だったことが発覚、身近なところとつながりがあったんですね。しかし姉弟ということはハロウィンの衣装はことりが着せたのでしょうか。そしてもう一つ驚きの登場といえば此れは人物ではないのですが、ナイトダイビングに双葉が挑戦します。以前合宿の時見送りをした双葉が今回は自信でナイトダイビングに挑戦しました。以前との違いを考えると感慨深いものがありました。

まとめ

今回は新年度突入ということで様々な出来事が新しく起こりましたね。特に新入部員は新しい仲間ということで、ダイビング部が中心の「あまんちゅ!」では大きな変化です。今まで下級生だった光と双葉も今回からは上級生としても描かれていくのでしょうか。すでにこの10巻でも双葉がことりに対してしっかり先輩らしく引っ張っていくような感じの話もありました。今まで以上に新たな面で光も双葉も成長していくのかこれからの二人がどうなるのか大変楽しみです。

また新しく入った新入部員も初々しくてこれからの活躍が楽しみです。こだまは光の妹でもありすでに何度も登場しているのである程度正確などもわかっていましたが、ことりの方はほぼ新登場ですね。しかし実は以前の双葉がカフェで夢を見る話で出てきた少女がことりだったようですので再登場ということです。ことりとこだま、二人の関係やダイビング部での活動に光や双葉との関係も含めて色々と話しが広がっていきそうで、こちらの二人も楽しみです。

新入生との出会いもある一方で双葉もすっかりダイビングに慣れてきました。10巻では大きな失敗をすることもなくアドバンスの資格をtに入れた双葉、東京から引っ越してきて1年以上立って彼女もかなり前幹に強くなってきたことがわかります。そんな彼女がこれから新しい後輩など関係が広がっていく中で更にどう成長していくのか楽しみになりました。新年度のスタートにふさわしくワクワク年経期待感にあふれるお話になっている10巻だったと思います。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10