遊び人研究会、通称「あそ研」の美少女中学生3人組が贈るちょっぴりシュールなギャグコメディ漫画「あそびあそばせ」の第2巻です。前巻の予告にもあったように、しょっぱなからあそ研に部室退去という大きな試練が訪れます。部室使用申請を出した将棋部の女の子達との勝負に勝ちあそ研は部室を守ることができるのでしょうか?

2巻ではメインの3人以外に様々な新キャラクターが登場します。アグレッシブすぎる将棋部の部長、尻からビームを出す華子の家の執事?の前多、遊び人四天王、○○疑惑がある学年で一番かわいい青空つぐみ、超常現象科学部の岡さん……と濃いキャラのオンパレードです。

オリヴィア、華子、香純のキャラが深まったことと、新キャラ達の楽しさによって1巻よりもさらに面白くなっています。ギャグ漫画って一巻が一番面白くて、その後は少しずつ落ちていくものが多いのですが、「あそびあそばせ」は絶賛上昇中ですね。それでは第2巻のスタートです。

あらすじ

教室の使用申請を出していなかったあそ研は、生徒会長の立会いの下、新しく使用申請を出した将棋部と教室の使用権をかけて「ズック飛ばし」で勝負をすることになる。オリヴィアの機転によって勝利するかと思われたあそ研だったが、将棋部の部長がとんでもない方法でズック飛ばしをはじめて……(12:命懸け)

華子の家の執事みたいななにか前多が登場する。(13:下半身からビーム)オリヴィアは立ち聞きした話から、自分達の女子校に男子生徒がいると言いはじめる。あそ研の面々は学年位置の美少女「青空つぐみ」が怪しいのではないかと考え、ゲームを使って誘導尋問を始める。(17:誘導尋問)

あそ研の3人は超常現象科学部の岡さんと遊ぶことになる。(18:前多の呪い)あそ研の3人は彼氏の話題から、どうやったら子どもができるかの議論を始める。(19:性教育)あそ研の3人は青空つぐみから、生徒会室に隠されている「バナナ文書」をとってきて欲しいと頼まれる。(22:怪盗・あそ研)など11本。

感想

個性的過ぎる新キャラが続々登場!かわいくて笑えるって最高!

2巻目が1巻目より面白いギャグ漫画はヒットします。最近では「ヒナまつり」が巻を追って面白くなるギャグ漫画でした。「あそびあそばせ」も2巻のほうが面白くなっています。その理由は、メインの3人のキャラが掘り下げられていくごとに面白くなっていっていることと、続々と登場させた新キャラの投入がほとんど当たっていることでしょう。とりわけ重要になってきそうな新キャラは華子の執事?の前多と、学年一かわいい疑惑の美少女青空つぐみです。

まず、前多ですが「尻からビームを出す」という不可解過ぎるキャラ設定が与えられています。僕もこの設定を最初みた時「これは流石にすべってるだろ…」と思ったのですが、続けて読んでいくと驚くことにすべっていなかったのです!「16:尻遊び」で前多の過去が語られたことが大きかったと思います。そういう世界観なんだな、前多にも色々あったのだな……と納得させられてしまいました。前多に関するギャグでは「免許がないので徒歩でお迎えに参ります!!!」「この人昔から家にいるけど何してる人なんだろう…(華子の弟のモノローグ)」のやりとりが笑えました。

そしてもう一人鍵になってきそうな新キャラが青空つぐみです。「17:誘導尋問」ではあそ研の面々から男の娘疑惑をかけられています。この話でつぐみの性別がはっきりしたかというと闇に包まれたままなのですよね。僕が青空つぐみの名前とキャラ造形から思い浮かべたのは「ストップ!!ひばりくん」の男の娘ヒロイン「大空ひばり」です。おそらく元ネタというかパロディ元なのだと思いますが、つぐみの性別が男なのか女なのかは僕も断言しかねます。つぐみは2巻の最後の話「怪盗・あそ研」でも暗躍しているので要注目です。

あそ研究会の3人の掘り下げも!香純さんって○女子だったんだ…

2巻では多くの新キャラが登場しただけではなく、あそ研の3人に新しい属性が加わった巻でもありました。1巻で本田華子が実はお嬢様なのでは……という描写がありましたが、2巻ではそれがはっきりしましたね。執事がいることと、高価な(でもダサイ)私服を着ていることなどから確定ですね。行動がおバカなことと、リア充に対して異常なほどの嫉妬心を抱いているというキャラクターも強化されました。華子さえおいておけば何か事件が起こるし、ギャグも発生する……ということで便利なキャラクターでもあります。

1番新しい属性が加わったのは香純でしょう。巨乳で地味目で真面目なのに英語の勉強が異常にできないというのが香純のキャラクターでしたが、本巻ではそこに「腐女子」という強烈なキャラクターが加わりました。BL小説を書いているのを華子に見つかってしまったのですね。そこでオスカー・ワイルドの名前が出るのは涼川りん先生らしいです。そして、極度の男性恐怖症という属性も発覚しました。くんくん……百合の匂いがいたしますぞ……。香純のキャラクターもまだまだ掘り下げの余地が残っていそうです。

対してもう可愛くなっていく一方……というのがオリヴィアです。もうこの子はひたすら可愛いんです。ギャグ絵も簡単絵もリアル絵も全部可愛い。オリヴィアのブス顔って1巻第1話の時の顔ぐらいしか思い浮かびませんよ。華子がさんざん変顔をさせられているのに、えらい待遇の違いです。1巻で「ワキガ」という強烈なキャラクターを与えられてしまっているのですが、それを差し引いても可愛すぎるんです。僕個人的にはあそ研の中で一番付き合いたい女の子です。2番目は香純で、3番目が華子です。うん、仕方ないよね。

2巻の好きな話ランキングベスト3

僕的2巻の好きな話ランキングベスト3を発表したいと思います。第3位は「19:性教育」でした。あそ研の部室で華子が「彼氏ほしぃ…」と呟いたことがきっかけで、子供の作り方についての議論が始まるというお話です。フレンチキスをすると子供ができるのでは?という華子にオリヴィアが「(フレンチキスって)フルチンキスがなまったんじゃない?」と言ったのですが、僕は「これ半分正解だろ」と思いました。香純だけ本当のことを知っている感じなのがまたいいですね。エロいですね。この回は全てのギャグがキレッキレでした。

第2位は、「18:前多の呪い」でした。超常現象科学部の岡さんが登場する回ですね。僕、岡さん好きなんですよね。あそ研の面々と一緒に「ひとりかくれんぼ」という遊びをする話です。結構、オカルトで怖い遊びですね。怖過ぎて、オリヴィアがキャラ崩壊しているのが可愛すぎます。「う…うち…粋がってたけど実はホラーめっちゃ苦手やねん…」「うんこから逃げ切るにはどうすればいい?」あー、くそもう、かわいいなぁオリヴィアは。岡さんも再登場して欲しいキャラクターの一人です。

そして第1位は「12:命懸け」でした。あそ研と将棋部が教室の使用権をかけて「ズック飛ばし」勝負をする話ですね。生徒会長の空回りや、オリヴィアの可愛すぎる上目遣いでの挑発シーンもよかったのですが、この話はオチがものすごくいいんです。感動オチではありませんし、ギャグ的にうまいことまとめた類のオチでもありません。とにかくキャラです。勢いです。将棋部の部長がすっごいんです。勝負の結果なんてどうでもよくなってしまうんです。この将棋部の部長にもいずれ再登場願いたいですね。

まとめ

いやぁ、面白かった。僕、この漫画買ってからヘビーローテーションで10回くらい繰り返し読んでいるんですよ。それだけ中毒性のある漫画なんです。これだけ読んで飽きないのは、ギャグとキャラ萌えの両方が高い水準にあるからでしょうね。読めば読むほど、「あそびあそばせ」のキャラクター達のことが好きになっていっています。みんな癖があるキャラクターなのですが、どこか憎めずかわいらしいのですよね。前多ですらどこかかわいらしいですからね。涼川マジックです。

最後に紹介し切れなかった2巻での好きな台詞を書いていきます。「この人さっきから無慈悲すぎるんだけど…」「もうすでに私よりもうまい…」「ぼくのお尻を守って」「ゴブリン×ドワーフ」「ゴブドワ」「うんこのついたカッターは前多なので「み~つけた」って言った後燃やしてください!!!」「フルチンでキスをすると子供ができる」「上の人間が下の人間の脳に電波を送るの」「「コドモ…デキロ」「ワレワレハコドモ…ツクル…」」「髪の毛切ったってワキガはなおらないのよぉ――!!」

2巻の最後の話は「怪盗・あそ研」で、あそ研の3人がつぐみに頼まれて「バナナ文書」を盗み出すべく夜の生徒会室に忍び込んだところで3巻に続いています。怪盗と聞いてノリノリの香純や、突如くわがたを鍛え始める華子の様子は「あそびあそばせ」らしいですよね。あそ研の面々は見事「バナナ文書」を盗み出せるのでしょうか?そして依頼をした青空つぐみの目的は一体何なのでしょうか?回を重ねるごとに面白くなってきているので、3巻はさらに面白くなることを期待しています。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

記事担当:カオス