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『事情を知らない転校生がグイグイくる』をご存知でしょうか? 川村拓先生がTwitterで連載している漫画で、1話目が4万リツイート、10万イイネを超えるほど人気になりました。
人気の高まりからガンガンJOKERでの連載が決まっていて、さらにファン層が広がる可能性があるのです。

※アイキャッチ画像
引用元:事情を知らない転校生がグイグイくる4、川村拓、Twitter.2018.3.1

Twitterで広まった#事情を知らない転校生がグイグイくる

死神とあだ名をつけられた少女と中二病少年の交流!

『事情を知らない転校生がグイグイくる』は、川村拓先生が2018年2月からTwitter上に投稿した漫画が始まりです。見た目や雰囲気から死神とあだ名をつけられた少女西村さんに、事情がわからない少年転校生高田君が積極的にアプローチする話になっています。

ポイントになるのが、「死神ってカッコイイ!」という気持ちが高田君の原動力になることです。中二病気味の少年が、設定を鵜呑みにして魅力を感じてしまうという『認識のズレ』がポイントになっているのです。

対する西村さんは高田君がクラスで孤立しないように距離を置くようにアドバイスをするのですが、その話題がことごとく裏目に出るというギャグ要素もあります。

その反響は大きく、『#事情を知らない転校生がグイグイくる』で2話以降も連作として続く要素の一つにもなっています。

しらたま。しらたま。

個人的にネガティブな話しを笑いにかえられる作品は大好きなのですが、こんなアプローチがあるのかと目から鱗。だれも不幸にならないっていいですよね。

空気を読まないことで優しくなる世界

作品の魅力にもなっているのが、『空気を読まない』ことが優しさに繋がっていることです。たとえば2話では、「死神の西村が給食当番になったから呪いでカレーがまずくなる」という話が出てきます。しかし、高田君は「君がいらないならカレーをちょうだい!」と発言者に対して積極的に話しかけていくことになるのです。

高田君からすれば、呪いのカレーを食べれば食べるほど『闇の力が手に入る!』という発想なので嫌味はゼロです。いじめっ子のいじめを非難するという姿勢ではないため、いじめっ子の怒りのやり場がなく、傷つけられる人が減ってしまうのです。そして、「西村さんのカレーが食べたい」という趣旨の発言まで飛び出します。

空気を読みすぎて疲れたり振り回されたりする人が多い中、「空気を読まないことで世界が優しくなっている」ことが支持される理由の一つにもなっています。

しらたま。しらたま。

いじめが原因でいい感じの話になってしまう話が多数掲載されています。好き。

ストレートに好意を伝える純粋さがうらやましい

高田君の好意の伝え方も作品の特色の一つです。とにかく思ったことをそのまま言ってしまうため、好意に全く裏表が無いのです。普通なら恥ずかしさが前に立ってしまう言葉もサラッといえてしまうのがポイントになります。

ここで効いてくるのが、舞台が小学校という設定です。そもそも高田君自体が恋愛感情というものが理解しているか不明な部分があり、好きという気持ちを伝えて嫌われるという概念自体を持っていないのです。純粋すぎて西村さんが圧倒される場面も多く、そのストレートさがうらやましくもなります。

成長し過ぎると、好意を伝えられてもその裏になにかあるのではと疑ってしまうケースも出てくるものです。しかし、高田君の気持ちはいつもぶれずに純粋なままです。優しさと好意が揺るがないことが物語を支える魅力にもなっているのです。

しらたま。しらたま。

「かわいすぎるから悪い魔女の役の雰囲気が出ない」とか、純粋すぎか!と思ったりしますよね。いいぞ、もっとやれ。

二人を見守るお姉ちゃんの眼差しも優しい

連載が進むと高田君のお姉さんが登場しますが、お姉ちゃん視点で見る二人の関係もニマニマしたくなるようなものになっています。事前情報なしに高田君が家に西村さんを連れてくるため、小五の弟が一体何をしたのかと疑問から始まるのもポイントになります。

お姉ちゃんの前でも、学校の中でも高田君の態度はかわりません。しかし、高田君のお姉ちゃんを前にした西村さんはどうしても関係を意識せざるをえず、必死に否定しようとします。しかし、そのたびに高田君がフラグを回収していくのもお約束の流れになっています。

それを見たお姉ちゃんの、「お姉ちゃんな そういうの見るの超好きやで…」という言葉に、うなずいた人は多いはずです。高田君と西村さんの関係を見守る視点で共感のポイントが増えていくのです。

しらたま。しらたま。

この後もお姉ちゃんのアシストはどんどん続きますが、どれもナイス!というものばかりになっています。

川村拓先生の他作品との共通点

ほのぼのとした作風の作品が多い?

川村拓先生は、『貧乳マイクロビキニーソ』『七億円を手に入れた僕にありがちなこと。』など、複数の作品を発表しています。

貧乳マイクロビキニーソはほのぼの日常モノにたまに鋭角なギャグが入るのが特徴の4コマ漫画ですが、タイトルに出てくる『マイクロビキニーソ』が頻繁に出るわけでない点に注意が必要です。
脱力系のギャグとツボを少し外して笑いにかえるのが特徴で、ニコニコ静画、マンガボックスインディーズなどの投稿で1000万PVを超えるヒットを記録しました。

『七億円を手に入れた僕にありがちなこと。』はほのぼのしたギャグ路線とは真逆のサイコホラー作品です。話をネガティブにネガティブに引っ張って物語を進行させるような形になっています。

ただし、明るめのギャグ要素やラブコメ要素がどの作品にも入っていて、共通する魅力にもなっています。

賭ケグルイ(仮)の縁からガンガンジョーカーでの連載が決定

川村拓先生はスピンオフ作品も手がけていて、アニメ化もされた『賭ケグルイ』の番外編『賭ケグルイ(仮)』の連載も行っています。ポイントになるのが、本編がシリアスで時に狂気の滲むような賭け事の世界を扱っているのに対し、完全なほのぼのギャグになっていることです。
『事情を知らない転校生がグイグイくる』との共通点も多いので、同じほのぼの路線のギャグを求める人におすすめです。

連載媒体は『ガンガンJOKER』で、その縁もあって『事情を知らない転校生がグイグイくる』の雑誌連載に繋がっていくのです。

賭ケグルイ(仮)(カッコカリ)公式ページ

しらたま。しらたま。

本編とのギャップも考えると腹筋をもってかれます。生徒と猫(動物)を混ぜてはいけない。

連載はどのようになっていくのか?

『事情を知らない転校生がグイグイくる』は5月22日からガンガンJOKERで連載が開始されます。内容は書き下ろしで、どのように話題を広げていくかにも注目が集まります。
最新情報は川村先生のTwitterのアカウントや公式サイトでチェックできます。

川村拓先生のTwitterアカウント

Twitter連載のモーメント

ガンガンJOKER 公式サイト

ガンガンJOKERではアニメ化が決まった百合サイコホラー『ハッピーシュガーライフ』等のとがった作品が多く連載されていて、『メイのメイデン』『ジャヒー様はくじけない』など注目作品も掲載されています。

まとめ

  • 誰も不幸にならないのが作品の魅力。まさに目から鱗のアプローチ
  • 川村拓先生の作品はほのぼのギャグが多い。明るめ作品好きの方にオススメ
  • 『事情を知らない転校生がグイグイくる』は2018年5月22日からガンガンJOKERで連載開始
  • 最新情報は川村拓先生のTwitterと各作品の公式ページをチェック!

個人的には賭ケグルイ(仮)もオススメなので、是非雑誌連載も読んでくださいね!

月10冊程度、年間100冊超の漫画を読むフリーライター。非定期で友人と百合漫画を語る会を開きますが、ジャンルは不問で何でも読みます。

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