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『クロちゃん家の押入れが使えない理由』を語る上で欠かせないのがパンツです。1巻の表紙は、黒ストッキングに触手にパンツ、2巻の表紙も黒ストにパンツが非常に目立ちます。なぜ人類はパンツが好きなのか、そこにパンツがあるからといってしまえるほどの潔さです。

しかし、2巻は触手が多めに登場する1巻よりもさらにハードルを挙げてきます。なぜなら、JCのパンツを主食にする異星人が登場するからです。主人公のクロちゃんはパンツを食い尽くされた結果、一時ノーパンで生活せざるを得なくなるほどです。

これだけ書くとどれだけいかがわしい漫画なのかと疑いたくなるところですが、全て事実なので仕方がないのです。しかも、人間の男性は登場せずに、ラッキースケベも百合要素で構成されています。「女の子ばかりだからいかがわしくないもん!」という、ストロングスタイルで殴りかかってくるような作品になっているのです。

あらすじ

クロちゃんは普通の中学2年生……のハズでしたが、部屋の押入れが偶然宇宙と繋がってしまったことから様々なトラブルに巻き込まれていきます。

1巻で謎の卵を拾ったクロちゃんですが、2巻ではその卵から美少女が生まれたことからクロちゃんを更なるトラブルが襲います。卵から生まれた美少女は、なんとクロちゃんの身の回りのものを片っ端から食べ始めたからです。

食べたものの法則性から、匂いが染み付いたものを優先していると判断したクロちゃんは、自らのパンツを差し出します。果たしてクロちゃんは美少女型宇宙人と共存して生活することが出来るのでしょうか。

感想

美少女宇宙人がJCのぱんつくってる

『クロちゃん家の押入れが使えない理由 2』の凄まじいところは、主人公クロちゃんのパンツを主食にする美少女宇宙人が登場することです。「ぱんつくってる」のいかがわしい方を地で行くキャラクターが存在するのです。

美少女型宇宙人は卵から生まれてクロちゃんをママと思い込み、『シロ』と名づけられます。シロはクロちゃんの匂いが強いものほど食べたくなる性質があるため、クロちゃんは家具を食べられないためにパンツを差し出すハメになるのです。

一時期クロちゃんはパンツもストッキングも食べられてノーパン状態になるなど、散々な目にあうことになります。そして、留守中もパンツをチンして「ホカホカ」状態にして食べられるなど、下手な書き方をすると手が後ろに回るようなシチュエーションが連発されることになるのです。

元ネタがマニアックすぎるギャグも

しらたま。しらたま。

かけうどん星人なのに具がのっている件。

『クロちゃん家の押入れが使えない理由』の魅力はJCのパンツ……だけではなく、個性的な宇宙人にもあります。触手エロスな宇宙人や、どう考えてもロリコンな宇宙人など読者サービスに忠実な宇宙人が多く、行動原理がどんな形でサービスに繋がるか予想がつかないのです。

マニアックなネタが仕込まれているケースも存在し、特に18話から登場する空飛ぶかけうどん星人は異彩を放っています。名前だけで、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教が思い浮かんだらかなりの猛者です。空飛ぶスパゲッティ・モンスター教は架空の存在をあがめるパロディ宗教で、世界各地に信者がいます。

空飛ぶかけうどん星人の目的はなんと人類を洗脳支配し、地球をうどん星にすること。ここでちょっと(?)エッチなコメディーから、地球規模の危機にまで話がスケールアップします。ただし、クロちゃんが空飛ぶかけうどん星人に対抗する話もかなりぶっ飛んでいて、マニアックな展開の応酬になるのがポイントです。

脇を固めるキャラクターも個性的な美少女ばかり

クロちゃんとシロ以外のキャラクターも美少女ばかりです。シスコンでマッドサイエンティストな妹に、解剖魔の姉と常軌を逸しているのがクロちゃんの家族です。若干妄想癖がある同級生モモちゃんとクロちゃんの百合展開も見逃せないポイントです。

基本的に常識的な人間が一人がいないのも特徴で、ツッコミ要員の少なさが物語のカオスさに拍車をかける一因にもなっています。そして、基本的にみんなクロちゃんが好きなので、クロちゃん愛されすぎ問題が発生するほどです。

なお、お姉ちゃんの解剖癖は宇宙人にも及ぶことがあり、作品中でも複数の宇宙人が解体されることになります。2巻にグロシーンはないものの、「それでええんかい」とツッコミが入ることうけあいです。

しらたま。しらたま。

お姉ちゃんの目の前に現れたタコ型宇宙人の運命やいかに。

まとめ

『クロちゃん家の押入れが使えない理由』は百合とサービス精神にあふれた漫画でした。レンジでチンしたJCのホカホカパンツが昼ごはんになるなど、文字にすると大変危険なシーンが多いのも特徴です。

パンツ以外にも入浴シーンや女の子同士のキスシーンなど見所が満載です。そして、基本的に地球人はポンコツばかりであり、収集がつかなくなることも多いのです。

2巻で完結する作品になっていて若干物足りない感じがするのが残念ですがネタの濃さは一級品でした。

月10冊程度、年間100冊超の漫画を読むフリーライター。非定期で友人と百合漫画を語る会を開きますが、ジャンルは不問で何でも読みます。

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