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突然ですが、週刊少年サンデーで連載中の「魔王城でおやすみ」という作品がすっごい面白いんですよ…!個人的に「魔王」とか「勇者」が登場するRPGテイストのマンガが好きなんですが、魔王城でおやすみは最近のRPG系マンガのなかでもかなり気に入ってます。

ただしRPG系とはいっても主人公は勇者ではなく、ましてや魔王でもありません。本作の主人公はなんと「魔王に囚われた姫」の方で、「寝る以外やることがない姫が、せめて少しでも安眠するために工夫する」という前代未聞のストーリーとなっています。魔王城内のモンスターを狩ってベッドの素材にしたり、寝心地の良い場所を探して魔王城内を好き勝手に徘徊したり…囚われの姫がとにかく無茶苦茶するお話です。

魔王を相手にどれだけ暴れようとも、「でもカワイイからOK」となっちゃう暴力的なまでの可愛さが姫の凄さ。今回は、そんな姫の魅力が詰まった「魔王城でおやすみ」第7巻のレビューをしていきたいと思います!

あらすじ

マンドラゴラ煮会に参加したり、魔王の映画製作に口を出したり…相変わらず「魔王に囚われた姫」としての生活をエンジョイしているスヤリス姫。クリスマス前には当然のようにサンタさんへのお手紙を書き、プレゼントを貰う気まんまんです。

一方、魔王&魔王軍幹部のみなさんも、当然のようにサンタ役に徹してプレゼントを用意するつもりでいました。姫のことだから高級枕かなんかが欲しいんだろう…とタカをくくってサンタへの手紙を覗き見する魔王たちですが、なんとそこには「実家に帰りたいです」と書かれていたのです。

とうとう姫がホームシックに…!とザワめく魔王城でしたが、よくよく聞いてみると姫は「実家に愛用の毛糸のパンツを取りにいきたい」だけだったことが判明。こうして…人類の敵である魔王が、人類の宝である姫を連れて、人類の本拠地である王宮に行くという、前代未聞の里帰りが始まったのでした。

感想

今明かされる姫の(どうでもいい)過去ッ…!

引用元: 魔王城でおやすみ 7、熊之股鍵次、小学館、電子版、p61

7巻には、姫が「愛用の毛糸のパンツを取りにいきたい」という理由で人間の国に帰るエピソードがあります。何年も魔王に囚われている姫が「帰りたい」と言うのは当然としても、その理由が「毛糸のパンツを取りに」というのが姫らしいですね。逃げ出す気なんて微塵もないようですが、あれでも姫は一応人質なので、里帰りには魔王とあくましゅうどうしが同行します。

里帰りということで、このあたりのエピソードには姫の子供の頃を知る人物が何名か登場しました。幼い頃から姫の身辺警護などを担当していた聖騎士・ミョウジョウもその一人で、彼の口からは「姫の幼い頃の秘密」が明かされることとなったのです…!

…まぁ、秘密の内容自体は「6歳の頃の姫は魔女っ娘になりきって遊んでいた」とか「さくらんぼの茎を口の中で結ぶ練習を毎日していた」といった、どうでもいいものばかりなのですが。魔王とあくましゅうどうしに恥ずかしい過去を知られ、珍しく大ダメージを受ける姫が可愛すぎたエピソードでした(笑)

バレンタインデー!姫の本命チョコは誰の手に!?

引用元: 魔王城でおやすみ 7、熊之股鍵次、小学館、電子版、p123

囚われの身であるはずなのに、季節のイベントはしっかり楽しむ姫。7巻では、魔王城に来てから2回目のバレンタインデーを迎えることとなりました。前回のバレンタインデーは「貰う側」に徹していた姫ですが、今回は魔王城のみんなにチョコレートを配ることにしたようです。

まぁもちろん、姫は「日頃の感謝を込めて」だとか「好きな人に贈りたい」なんて素敵な考えは一切もっていません。「良いことをした後には気持ちよく眠れそう」という、ただそれだけの理由でバレンタインデーに参加することにしたのです。

しかし姫はもはや魔王城のアイドルみたいになっちゃってるので、チョコレートを貰った魔族の皆さんはけっこう本気で喜びます。…が、姫は「義理チョコ」「本命チョコ」の意味をイマイチ理解していなかったため、「これ!ギリチョコだよ!」「これね!ほんめいチョコ!」と無差別にメッセージを添えていくのです。ランダムで義理チョコor本命チョコを貰って一喜一憂する魔族たちの様子は、ぜひ本編でチェックしてみてください!

独断と偏見で選ぶ!7巻で姫の可愛かったシーン3選!

人格がふんわりした姫

引用元: 魔王城でおやすみ 7、熊之股鍵次、小学館、電子版、p24

人間が食べることを想定していない料理を食べた姫が、その中毒症状として「ふんわりした人格」になる回があります。いつもは「サイコパス」「ハサミ魔物」の名にふさわしい姫ですが、ちょっと性格が変わっただけでこれほど可愛さ急上昇するとは…!最初は姫の性格を元に戻そうとしていた魔物たちも、「このままでいっか」という結論に落ち着いてしまいます。

黒歴史を知られてダメージを受ける姫

引用元: 魔王城でおやすみ 7、熊之股鍵次、小学館、電子版、p67

先ほども少し触れましたが、この巻では姫が珍しく大ダメージを受けます。知られたくなかった過去の黒歴史が露呈し、「多分みんな…起きたら無かったことになってるから…」と恥ずかしすぎて震える姫の顔が、普段の傍若無人な感じと違ってギャップ萌えでした。

さっきゅんと仲の良い姫

引用元: 魔王城でおやすみ 7、熊之股鍵次、小学館、電子版、p107

姫の影武者になり、少しづつ登場回数が増えつつある淫魔のさっきゅん。登場するたび姫のワガママに振り回されている不憫なキャラ…という印象でしたが、このごろなんだか普通に仲良くなってきてる気がしますね。姫とさっきゅんはほとんど同じ顔なので、2人ならぶと可愛さも2倍です。

まとめ

というわけで、今回は「魔王城でおやすみ」第7巻のレビューをさせていただきました!できれば1巻から読んでほしい作品ですが、基本1話完結のギャグマンガなので途中の巻だけ読んでも話の雰囲気はつかめると思いますよ!かくゆう私も、たまたま立ち読みした5巻からハマったので…

7巻では、個人的にバレンタインデーのエピソードが好きでしたね。人間の姫にチョコレートを貰って喜ぶ魔族たちの姿をみていると、あらためて「なんでコイツら人類と敵対してるんだろう」とは思いましたけど。もしかすると今後、姫の存在が魔族と人類の架け橋になるのかもしれませんね。

ちなみに、魔王城でおやすみの単行本はオマケページが豊富なのが嬉しいところです。本編に出てきたアイテムやキャラクターの詳細な情報が載っていたり、姫のコスプレイラストが12パターンも載っていたりと、サンデー本誌で連載を追っている方にもオススメの内容になっていますよ!

 

二次元の世界が好きすぎて脱サラし、マンガ・アニメ専門のライターになってしまったヤバい人です。
朝から晩までマンガを読んではレビュー、アニメを見てはレビューという二次元漬けの日々を送っています。

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