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第二巻の表紙は干物妹の姿ではないうまるが清楚で美しい姿で登場しています。この表紙を見てもらえれば分かるように普段は本当に美しい才女です。スタイルもスラッとしていて綺麗で誰もが羨むその美貌さが表紙でも表れています。

しかしそんなキレイな妹だけで終わらないのが干物妹のうまるちゃんです。第二巻でも当然のように干物妹の要素は存分に発揮されており、相変わらずダメダメすぎて愛おしくなる、その姿の可愛らしさと魅力は第二巻になってさらにパワーアップしています!

第二巻では第一巻ではあまり出番のなかったメンバーたちも活躍しはじめて、とくに第二巻では本場切絵がうまるちゃんとともに中心人物としてストーリーに多く絡んでいき、大活躍しています。本場切絵の良さが出ているのが第二巻の特徴のひとつと言えるかもしれません。

あらすじ

容姿端麗でどんなスポーツもこなせる運動神経をもった完璧美少女のうまる。しかしその完璧美少女とは裏腹に兄のタイヘイと住んでいる家に帰ると、グータラな生活をして見た目も縮んで、容姿性格ともに大きく変わる干物妹に変わってしまうどうしようもない妹だった。

そんなうまるの家に同級生であまり仲良くない目つきの悪い本場切絵が来訪してしまい、普段のうまるとはまったく違ううまるを見られてしまう。慌ててどうしようか考えて思考するが、自分自身の姿を見られてしまい、どうすることもできないうまる。

うまるは困って「うまるの妹のこまるです!」とウソをついてしまう。本場切絵は体が縮んで姿がまったく違ううまるの姿を見て、いつも学校で見ているうまると同一人物だとは思いもせずに、このウソを信じて家に入れてもらって、こまることうまると仲良くなっていく。

感想

不器用だけど愛らしいうまるの弟子・本場切絵

第二巻では本場切絵の出てくる回数が多いです。前半はとくに本場切絵がストーリーに絡んで話が進んでいきます。本場切絵は第一巻で出てきたときは目つきが悪くて、誰とも話さずに友達がおらず誰とも群れない、そんな一匹狼のような冷たい存在なのかと思いきや、この第二巻を読んだら必ずイメージがひっくり返ると思います。本場切絵の可愛らしさがじつによく第二巻では現れていて、この巻を読んだら本場切絵が好きになる人は確実にいるだろうなと思います。

うまるの家に来訪したのは、てっきりうまるになにか文句でも言おうとして来訪したのかと思いきや、じつはうまるのことが大好きでストーカーのようについてきてしまったからというちょっとヤバイところを露呈していますwしかしその後うまるのウソに騙されて、妹のこまるだと思い込み、こまると仲良くなっていく姿はすごく可愛らしくて女性らしいです。とくに本場切絵は可愛いものが大好きで、うまるの可愛らしさに心を許し、尊敬して「師匠!」と叫ぶ姿に本場切絵の純粋らしさと可愛らしさを見ることができます。

本場切絵はうまるの家にちょくちょくあそびに行くようになり、うまると本場切絵とお兄ちゃんのタイヘイの三人で人生ゲームをあそぶことになるのですが、この人生ゲームがかなり面白かったです!うまるはうまるらしく自堕落に生き、本場切絵は頑張っていたものの運の無さで落ちていく人生を生き、タイヘイはタイヘイらしい堅実に生きるなど、それぞれの人生を表していくように人生ゲームのゲームが進行していきます。この人生ゲームの最後のオチも秀逸です。

寂しがり屋で怖がりすぎる干物妹うまる

外では完璧な美少女であるにも関わらず、家のなかでもグータラで干物妹のうまる。そのうまるは兄のタイヘイを本当に困らしてしまう可愛くも厄介な干物妹です。第二巻ではその可愛らしい厄介さが発揮されています。まず最初にその厄介さが表れていたのが、怖がり屋すぎる性格です。タイヘイと一緒にホラー映画を見た後に突然タイヘイが外にでることになり、ヘッチャラだ!と言いながら、心の底では怖がっており、少しの音でビビって帰ってきたタイヘイに抱きつこうとする姿はじつに可愛らしいです。

つぎにうまるの厄介なところが出ていたのが、寂しがり屋すぎる性格です。タイヘイは家の中で集中して仕事をしたいのですが、うまるがゲームをしたり話しかけてきたりとうるさいので集中できずに、部屋を分けることを提案してうまるも了承します。最初こそはうまるもノリノリだったのですが、すぐに寂しくなってしまい、タイヘイにちょっかいを出しはじめるその姿はタイヘイからするとうっとうしくもあり、寂しがり屋なところが見えて可愛くもありという感じでした。

こういったうまるの姿を人によっては「うまるウザったいなぁ~」と思う人もいるかもしれませんね。でも個人的にはこういったところがうまるの可愛らしさだったりもします。怖がり屋なのに必死に怖がりを隠そうとして見栄をはり、幽霊なんて倒せると豪語していたのに、結局ダメでタイヘイに泣きながら抱きつこうとしたり、寂しがり屋でタイヘイにかまってもらおうとする姿が健気で可愛らしく見えてしまいます。「ウザイ」と悪い風に取るか「可愛い」と良い風に取るか、人それぞれと言ったところでしょうか。

第二巻で笑えたりホッコリした名シーン

印象に残るような面白いシーンが多い第二巻ですが、その中でも印象的だったシーンを幾つかあげてみます。うまるがお誕生日だったのにそっけない態度でタイヘイはうまるに接します。そして周りからお誕生日で祝福される中、うまるが一番祝ってほしい人はもちろん大好きなタイヘイです。そんなタイヘイのそっけない態度にプンプンしていたものの、途中でタイヘイの狙いに気づいてしまい、慌てて家に帰ってきてタイヘイに言った「ただいま」の顔は可愛らしくてうまるの良さが出ています。

うまるは同級生で仲の良い海老名奈々と本場切絵とともに服を買いに出かけます。本場切絵はうまるとは仲が良いのですが、他の子たちとは未だに馴染めておらず、海老名奈々を明らかに敵意をもって見て、海老名奈々が慌てながらも服屋に入って服を選ぶのですが、その三人の服が本当に可愛い!普段とはまったく違う三人のちょっとしたギャルっぽいファッション、おしとやかで可憐な着物姿のファッション、ハロウィンの衣装のような姿でゴスロリっぽいファッションが見れて大好きなシーンです。

うまるが本場切絵とともに夏を味わいます。その夏の味わい方が海に行くわけでもなく、外でバーベキューをするわけでもない。うまるが編み出した夏を最高に味わう方法は、部屋をキンキンにエアコンで冷やして、カルピスを飲み続けて、「ぼくなつ」というゲームをひたすら家の中でやり続けるというものでした。なんともグータラ人間の干物妹らしい楽しみ方で面白かったし、最後に寝ているあいだにタイヘイにエアコンのリモコンを取られて、熱くなってうなされる姿も因果応報って感じなのが笑えました。

まとめ

この第二巻で大きくフューチャーされていた本場切絵が、終盤で会社の同僚であり、学生時代からの付き合いのあるタイヘイの親友の妹だということが分かりました。まだ本場切絵もタイヘイもうまるもそのことに気づいていないのですが、この関係がどのように関わっていき、どのように話が展開されていくのが気になります!お兄ちゃんのタイヘイともいつの間にか本場切絵は仲良くなっていますし、いつこのことに気づくのか?気づいたあとはどうなるのか?凄く楽しみです!

また最初のうちは本場切絵はだれとも仲良くなれずに、うまると出会い交流していくうちに、海老名奈々とも出会います。本場切絵は海老名奈々を大好きなうまるを奪う相手とみなして、海老名奈々に対して睨んだり、敵意を剥き出しにしていたのですが、うまると海老名奈々と本場切絵の三人で服を買うことにより、明らかに距離が縮まってきており、うまるを介して本場切絵の交流網がどのように広がっていき、どのように今後変わっていくのかも注目したいところです。

第二巻はうまるの寂しがり屋だったり怖がり屋だったりさまざまな一面が見れて、第一巻では目つきが悪くて怖くて冷たい存在にみえた本場切絵の本心や可愛らしさが見れたり、うまるらしい夏の楽しみ方やいつもとは違うファッションが見れたりと魅力的な第二巻でした。第一巻も面白かったのですが、第二巻はうまるらしさがさらに濃縮されて発散された感じがあって素晴らしかったです。第二巻はこれでもまだまだ語りきれないほど面白さがあるので、是非一度干物妹うまるちゃんの第二巻を手にとって読んで欲しいな、と思います。

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9

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