ゆるゆりの第二巻は夏休み真っ最中の期間の話になっており、学校のシーンはほかの巻よりも少ないです。しかしそのぶんそれぞれの私生活で一緒に遊ぶ姿がみれるのが楽しい巻でもあります。夏休み期間中にゆる~くいろいろなことが起こっていてみていてついつい笑ってしまいます。

第二巻の表紙は歳納京子が一番前に出てきており、まるで主人公のように振る舞っています。そしてつぎに船見結衣がピースマークをつくっており、吉川ちなつが可愛く笑顔を振りまき、最後に小さく赤座あかりがいます。一応赤座あかりが主人公なのですが、どんどん存在感が薄くなっていますw

裏表紙で注目なのは大室櫻子と古谷向日葵のライバル関係がしっかり表現されているところです。第一巻でもそういったライバル関係はでていましたが、第二巻ではさらにそのライバル関係が強調されていて、ゆるゆりのストーリーを面白くしています。

あらすじ

歳納京子、船見結衣、赤座あかり、吉川ちなつのごらく部メンバーは夏休みを楽しんでいた。ごらく部以外のメンバーも誘って海に行き、ビーチバレーをしたり、船見結衣のスタイルのよさに大室櫻子が嫉妬したりしながらも海を楽しんだ。

夏休みのあいだでもごらく部メンバーは部活に集まり、いつものようにくだらない話し合いをしていく。夏ということもあり怪談話をしようという話になるのだが、結局歳納京子がふざけて、まったく怖さのない怪談話の回になってしまう。

しかしこの怪談話の最後にはごらく部メンバーの背筋が凍るようなまさかの展開が待っていた。その張本人でもある赤座あかりはまったく事情がわからずに明るい表情だが、ほかのメンバーは怖くなって幽霊の存在を感じることになる・・・

感想

登場人物がどれもこれも強烈でカワイイ

ゆるゆりの魅力はそのボケやツッコミの面白さにもありますが、やはりなもり先生の可愛らしい絵も魅力のひとつです。みんなで海に行くシーンがあり、みんな水着なるのですが、どれもこれもいやらしさを感じるというよりも、可愛らしさが強調されていて、どの子たちをみても可愛らしくて癒やされます。また15話の最初のページで出てくる歳納京子が船見結衣の頭に釣り糸につけたこんにゃくを垂らしている絵は、可愛らしいさを感じるとともにふたりの関係性がよくわかる絵なので大好きな絵です。

また可愛らしさだけでなく、漫画の途中でカラー絵があるのですが、その絵はちょっと刺激的でもあります。歳納京子が「カラーを記念してサービスカット!」といって髪をかきあげながら水着姿になったと思えば、池田千歳が「それは違う!読者が求めているのはこういうのよ!」といって、杉浦綾乃と歳納京子が見つめ合い、キスをしそうになるほど近づき合って、杉浦綾乃の小さなブラジャーを脱がそうとして、最後はモザイクになるという百合っぽいサービスカットもあります。

そして個人的に一番好きだったのは船見結衣が珍しく髪を結っている絵です。普段はいつも髪を結ったりせずに、どちらかというと女性っぽい感じがしなくて、おしゃれなどとは縁がないキャラクターなのですが、熱いという理由で髪を結っている姿がカワイイ!、その姿に船見結衣のことが大好きな吉川ちなつが驚いて頬を染めて褒め称えるのですが、それも納得できる可愛さで、船見結衣の髪を結っている姿は第二巻での見どころのひとつだと思います。

主人公赤座あかりの存在感の薄さがヤバイ!

このゆるゆりの主人公は赤座あかりなのですが、存在感がぜんぜんありませんw、第一巻でも存在感が薄くてどうにも主人公という感じがしないなぁ~という感じだったのですが、第二巻ではさらに主人公としての存在感がなくなってしまっており、いろいろなキャラクターが活躍しているなかで赤座あかりの出番は正直いって大分少ないです。でてきてもボケてるシーンもツッコむシーンも笑いどころになるシーンもあまりないので、モブキャラに近い感じがしてしまうのが残念なところです。

とくにその存在感のうすさを感じたのは怪談を話す回です。みんなで怪談話をすることになり、最初に一瞬だけ赤座あかりが登場して喋ります。そのあと赤座あかりがまったくでてきません。それでも話はスムーズに進み、歳納京子が「机の引き出しからなにかがでてきそうな感じがした!」とまったく違う怖さを感じていたり、船見結衣は「ドアを握ったら急にその手を掴む人がいたら怖いな」という怪談話でもなんでもない話をしたりするなど笑える展開になって話は終わります。しかし最後のシーンで赤座あかりが一瞬だけしかでてなかった理由がわかるのですが、その一瞬だけしか出ていなかったことに気づけ無いほど存在感がありません!

人気投票で主人公にも関わらず、第一位歳納京子、第二位船見結衣についでようやく第三位が赤座あかりです。また第二巻最後のなもり先生のあとがきで驚きの事実がわかります。実はなもり先生ももともとは主人公を歳納京子だと思っていたのです。。。しかし編集部の人から「この第一巻の入り方や出方をみたらどう見ても赤座あかりが主人公ですよね?」といわれて赤座あかりが主人公だとなもり先生がはじめて認識しました。人気があまりなくて存在感もうすくて「主人公はもう少し活躍しろ!」と思う人もいるかもしれませんが、特徴がないのが赤座あかりの特徴です!ガンバレ!ゆるゆりの主人公!

第一巻よりも百合の匂いは強くなっている

この漫画のタイトルのゆるゆりという名前からもわかるとおり、ゆるゆりは百合の要素はあまりないのが特徴ともいえるのですが、第二巻は第一巻とくらべると百合の要素が強くなっているので、百合の要素を持った作品が好きだという人には第一巻よりも第二巻がオススメです。まず百合の関係を連想させるのが、歳納京子と杉浦綾乃のふたりです。杉浦綾乃は歳納京子が大好きでいっつもなにかと理由をつけて、歳納京子に会いにいこうとします。そしてその姿をみて池田千歳が鼻血をだしながら妄想します。

歳納京子と杉浦綾乃を含めたみんなで花火を一緒にやることになります。その花火をふたりは楽しみ、小さな打ち上げ花火をしようという話になります。そしてその打ち上げ花火の火をつけて!といって歳納京子が杉浦綾乃に頼んでイチャイチャする姿をみて池田千歳は妄想をはじめて鼻血がでます。さらに打ち上げ花火をもう一度撃つことになってイチャイチャして、また池田千歳が鼻血をだし、最後にふたりが転んで近づいたところで池田千歳の鼻血が止まらなくなるほど、ふたりの距離が近づいています。

大室櫻子と古谷向日葵の関係も百合っぽくて百合好きにはたまらないのではないでしょうか?大室櫻子と古谷向日葵はむかしからの知り合いでライバル関係にあります。常に両者は相手のことを意識しているし、古谷向日葵は大室櫻子にたいして辛辣なことをいったりするのですが、実のところ一緒に夏休みの宿題をやるために家に集まるほどの仲良しです。ほかにも吉川ちなつが赤座あかりにキスしたり、船見結衣が吉川ちなつのおでこにキスしたり、百合展開も多いのが第二巻の魅力だといえます。

まとめ

ゆるゆり第二巻は可愛い絵もサービスカットも多くて、第一巻よりも百合の展開がみられて、百合好きもギャグ漫画が好きも満足できる巻だと思います。百合の要素が第一巻よりも増えましたが、もちろん笑いの要素も増えています!歳納京子のボケの質や量はさらに上がっており、怪談話の回で普通なら持っているライトを下から浴びせて怖がらせますが、ライトを上から浴びせているので全然怖くないというボケがくだらなくて秀逸で腹をかかえて笑いました!

歳納京子だけではなくほかのキャラクターも面白さを増しており、第一巻ではそれほど存在感がなかった吉川ちなつも面白くなっています。とくに紙芝居の回は秀逸で、吉川ちなつが紙芝居をするのですが、そのときの絵が信じられないほどひどいですw、個人的に第二巻で一番面白いなと感じたのがこの吉川ちなつのヘタクソで恐怖すら感じる絵がどんどん展開されて、周りがドン引くという流れです。この回はすごく面白かったので、是非この回を読んでほしいです!

さらに船見結衣のツッコミの切れ味も増しています。歳納京子のボケも、池田千歳の妄想鼻血も、吉川ちなつの異常なところも、船見結衣のちゃんとしたツッコミがあってこその面白さなので、船見結衣のツッコミにも注目してほしいです!そして主人公である赤座あかりも出てもあまり目立たない存在感の薄さが増していますw、第二巻ではそれぞれのキャラクターの面白さがさらにでていて、個性が見事に発揮されているなという印象です。百合好きな人も普通の漫画好きも広範囲に楽しめる素晴らしい第二巻でした!

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9

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