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涼川りん『あそびあそばせ』(YOUNG ANIMAL COMICS)は2015年よりヤングアニマルdensiにて連載開始、現在はヤングアニマル本編で連載されているギャグ漫画。ひまわり畑で向日葵を手に笑顔の華子が眩しい第二巻です。

第一巻から相変わらずのハイ作画クオリティで、とても可愛らしい女の子たちがわちゃわちゃと様々な遊びを楽しんでいる様子はひたすらに面白い。新しいキャラクターもどしどし登場。ますます盛り上がりを見せてきます。

第二巻に入って満を持して(?)登場する将棋部の面々とか大迫力でしたね。とくに部長、将棋部にはもったいない身体能力でした……お大事に。独特のテンポ感は第二巻も健在です!それでは第二巻もはりきっていきましょう。

あらすじ

舞台はとある女子校。”遊び人研究部”を立ち上げた女の子たちの日常を描いていくギャグ作品。第二巻に入り、生徒会長の宣告によって部室の退去を命じられますが、色々あって部室を巡った勝負が繰り広げられることに!

その相手は……将棋部でした。将棋部との真剣勝負は文化系の部活にはありあまる身体能力を発揮した将棋部部長の尽力により、将棋部の勝利におわりました(なんやかんやで部室はそのまま)。これからも彼女たちの日常は続く!

そんな形でスタートする第二巻。華子の家庭が明らかになったり、顧問の先生の友人関係が明らかになったりと、広がりをみせていく『あそびあそばせ』ワールド。これからも楽しいあそびを描いていくことに期待してしまいます。

感想

謎の美少女?登場!青空つぐみさん

第二巻では多くの新キャラクターが登場します。その一人が”青空つぐみ”さん。学年で一番かわいい青空つぐみさん。”学年で一番かわいい”に相応しい非常に可愛らしい女の子です。いや本当にかわいいです。作者の腕の見せ所ですね。そんな美少女が実は男の子なのでは……?という疑惑が浮上しました。そもそもここは女子校です。男が混入できるわけはないのです。それでも……もしかして、もしかすると…?ということもあるじゃないですか(あるのか?)

そんなわけで青空さんが実は男の子じゃないのか?と探りをいれはじめるオリヴィア、華子、香純の三人。ひとまず青空さんとの話すきっかけとして、一緒にゲームすることを誘うのですが……。ここでオリヴィアが提案したのは”オリヴィアが青空さんに声をかけた理由を当てるゲーム”です。このときの緊張してわたわたして、エセ外国人っぽくなってしまうオリヴィアがとても可愛いです。それに応じる青空さんがあまりにも美少女なのもまた良い。

このゲームはオリヴィアの出すお題にYES・NO・関係ないで答えるというものですが、一問目から攻守入れ替え、青空さんが質問をしてオリヴィアが答える形になってしまいます。あっという間に追い詰められてふにゃふにゃになるオリヴィアがかわいい。追い詰めていく青空さんがとても美しい。男じゃないよと答えたあとの「だってみんなの前で着替えるの恥ずかしいんだもん」はとてもかわいい…だけど本当に……女の子?と謎を残していくのもまた良いですね。

華子と謎のキャラクター前多の登場

第二巻冒頭で行われた部室を巡った将棋部との戦い。”ズック飛ばし”という遊びを用いて行われたこの戦いは将棋部に重傷者を出すなどの非常に激しい戦いとなりました。結果的に勝負は将棋部に軍配が上がりましたが、結果的に部室は遊び人研究部の手に収まることとなりました。あまりにも強すぎる将棋部部長でしたが、その代償として自分の身を滅ぼすこととなったのです……。華子、香純、オリヴィアの奮闘する姿はとても可愛らしい……。

その将棋部との戦いによって、将棋部を「おしりからビームだす競技」だと勘違いしていた華子。おしりからビーム出す競技って何というのはおいといて、基本的に非常に賢い華子がなぜこのようなことになってしまったのでしょうか?その要因は前多という、華子の家で雇っている、おしりからビーム出せる存在が全ての原因だったのです。前多は華子に聴かれたことに知らないと答えてはいけないのです。なんでも知ってるように答えなければならないのです。

なんでそうしなければならないの?ということは説明されません。そもそもの説明が華子の家で雇っているなにかですから、もう深く考えることはやめましょう。ともかく、彼が将棋のことを「おしりからビームだす競技」と説明したのです。そして実際におしりからビームを出して見せました。あまりにも胡散臭すぎる存在です。……しかし、華子のことを思ってるのは確かでしょう。華子のために生きる、よくわからない存在、それが前多なのです。

圧倒的な作画クオリティと独特のテンポは健在

『あそびあそばせ』の生き生きとした魅力的なキャラクター。どのキャラクターもとても個性に溢れていますが、それはどんどん新キャラクターが登場してくる第二巻でも健在です。みんなとても可愛らしいのにクセがあるけれど面白くて好きになってしまう、そんなキャラクターたちに溢れています。個人的にはやっぱり学年で一番かわいい美少女、青空つぐみさんがとにかく素敵だなと思いました。とにかく可愛らしいけれどミステリアス。

オリヴィアが緊張するとエセ外国人になってしまうというのも、最初のキャラ付けに一周回って戻ってきた感じがして面白いですね。華子のお嬢様…?設定も明かされましたし、香純は相変わらず男と男の小説を書いて満足していますし、どの娘も楽しそうでとても良きかなです。そして、その脇を固める新メンバーたちも面白い。超常現象研究部の岡さんもとても個性的でいいですよね。オカルトな遊びをみんなでしていて楽しそうな姿は微笑ましいです。

これら様々なキャラクターの生き生きとした様子に説得力を与えるのが、作者の圧倒的な作画クオリティと、動きをつくりだす独特のテンポになっています。将棋部との熱い戦いも、迫力の作画と一話に詰め込むあのテンポ感が無ければ成立しなかったでしょうし、青空つぐみさんの美少女感は、”学年で一番かわいい”というその枕詞に負けない描写でしたよね。ああこの娘は学年で一番かわいいのも納得だわ…と思わされることのだけはあります。

まとめ

表紙の華子がとても可愛らしい『あそびあそばせ』第二巻。第一巻からさらに色々なキャラクターが登場しつつも、三人の遊び人研究部の空間はそのまま存在してくれている、それがとても嬉しいですね。帰ってくる場所といいますか。新しい人が増えても、三人の空間は三人のものなのです。そういう意味で二十一話がとても好きですね。三人だけでの”あそび”の空間。三人でわちゃわちゃしてる様子。読んでいてとても幸せなものです。やってることはキャットファイトに近いですけど。

とはいえ三人以外の生徒の触れ合いもとても面白いです。それこそ第二巻冒頭で勃発する将棋部との熱いバトルもそうですし、学年で一番かわいい青空つぐみさんとのゲームもそうです。この二つは戦いの質が大きくことなりながらも、その両方共が『あそびあそばせ』という作品のなかで非常にキラキラと輝いているのです。凄まじい身体能力の将棋部の部長、”圧”を持った凄みのある美少女青空つぐみさん、どちらも魅力的なキャラクターでした。

個性あふれる登場キャラクターが大勢登場するこの作品。そんな彼女たちのキャッキャとした触れ合いを見つめて癒されるのも良いですし、可愛らしいキャラクターを見てドキドキするも良し、独特で強烈なギャグを受けてケラケラと笑うのも良し、一本で様々な楽しみ方のできる作品です。第二巻では更にたくさんのキャラクターが登場し、『あそびあそばせ』の世界はますます広がりをみせています。これからがどんどん楽しみになってきますね。

オススメ度
★★★★★★★☆☆☆ ★7

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