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ロング丈のクラシカルなメイドは好きですか!(挨拶) 『俺の生徒は神メイド』はロングスカートの正統派メイド服にぐっと来る人におすすめの漫画になっています。

タイトル通り教え子がメイドカフェの店員だったというストーリーで、メイド喫茶常連客で教師でもある大介のポンコツぶりと立場の逆転関係が目立つ作品になっています。

主導権を握るのが生徒であり神メイドである知世子(ちよこ)になるため、コメディ要素を盛り込みつつメイド喫茶トリビアが取り入れられているのもポイントです。

あらすじ

女子高の教師である大介は職務に関するモチベーションが極端に低く、メイド喫茶に通うのが唯一の癒しになっていました。

しかし、ある日悩みを抱えていた際に接客をしてくれたメイド「ここるん」と再開することに成功し、ここるんがいるときは必ずメイド喫茶に行くことを誓います。

ところが、あるきっかけで自分の生徒の知世子が「ここるん」であることに気付いてしまいます。お互いの知られてほしくない情報を知ってしまった二人は、お互いの利害を守るために協力していくことになるのです。

感想

仕事モードと学生時の知世子のギャップが魅力

作品の魅力の一つになっているのが、メイドと学生の時の知世子のギャップです。学生時にはメガネをかけた地味で陰気な少女、メイドの時は神メイドと呼べるほどの接客のプロになるからです。

頭が良すぎて人と距離をとってしまうため、私生活では色々こじらせているのもポイントになります。仕事は仕事と割り切っているので実はコミュ症な部分があるのです。

ふり幅が大きい分本人が振り回されている部分があり、どのように周囲との軋轢を埋めていくかも見所になります。ファッションの変化だけでなく、ヒロインの成長要素が楽しめます。

大介のポンコツぶりが酷い!

知世子は私生活でポンコツな部分がありますが、主人公であるはずの大介はさらに輪をかけてポンコツです。高校教師なのに仕事の熱意はゼロで、担任でありながら知世子の名前を記憶していないほどです。それで本当に大丈夫なのかとツッコミたくなります。

こじらせている理由の一つは「ちょこるん」とも関係しています。とある事情で落ち込んでいる時に神メイドに癒されたことで女性に対するハードルが上がってしまい、生徒も人間扱いできるか怪しいレベルになってしまったからです。

盲信が祟って知世子に早々に弱みを握られてしまうなど序盤から株が下がる要素しかなく、哀愁すらにじみ出てしまうのが笑いどころにもなっています。もちろん、どうやって株を上げるかも見所の一つです。

メイド喫茶のバリエーションにも注目

『俺の生徒は神メイド』には、複数のメイド服とメイド喫茶のバリエーションが登場します。まずはちょこるんこと知世子が働くメイド喫茶『りとる・ば~ど』です。ロングスカートが特徴でのメイド喫茶でクラシカルなタイプになります。

文化祭のでメイド喫茶をやることになった際に、知世子が参考にするのがミニタイプのメイド服を採用した萌え系のメイド喫茶です。そして、実際の文化祭では中間のコンセプトのメイド喫茶にするなど工夫がされているのです。

知世子が経営哲学などに踏み込む鋭い分析を見せるのも見所の一つです。一方で、大介は萌えを前面に打ち出したメイドに拒否反応を見せるなど、対比をうまく書いているのもポイントになっています。

まとめ

  • 千代子のオンオフ時の見た目と性格のギャップが魅力
  • 大介のポンコツぶりと知世子の切れ者ぶりのギャップもポイント
  • メイド喫茶のバリエーションもさりげなく紹介

『俺の生徒は神メイド』はメイド喫茶に入り浸って弱みを握られる教師と、切れ者のメイドの逆転関係が楽しめる作品でした。

お互いに不出来な部分があり成長を助ける場面があるなど、設定が物語の魅力を深めることにも貢献しています。

メイド好きといってもメイドで思い浮かべるイメージは人それぞれですが、バリエーションを豊富に揃えるなどこだわりが見えるのも魅力です。知世子は大介に対して非常にドライな態度をとるため、毒舌好きな人にもオススメしたいポイントになっています。

 

月10冊程度、年間100冊超の漫画を読むフリーライター。非定期で友人と百合漫画を語る会を開きますが、ジャンルは不問で何でも読みます。

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