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学園ラブコメにおいて欠かせないのがお泊りイベント。修学旅行・宿泊学習・林間学校、と名目は様々あれど、数日間寝食を共にする中で描かれる恋愛劇は物語の大きな進展をもたらすもの。『五等分の花嫁』第4巻では風太郎と五つ子たちとの絆が急速に深まる林間学校編が1巻丸々通して描かれます!

第3巻まで遅々とした足取りながら着実に五つ子との距離を縮めていった風太郎ですが、本巻でとうとう彼への恋心をハッキリと口にする子が現れます。それはつまり、風太郎争奪戦の本格的始動を告げる号砲に他なりません。恋心とは他の誰かに想い人を奪われてしまうかもしれないという焦りによって強烈に自覚されるものだからです。

果たして、風太郎の未来の花嫁はいったい誰なのか?今後の展開への期待を大きくかきたてるターニングポイントの第4巻。今回はその魅力をたっぷりとご紹介します!

あらすじ

妹のらいはが体調を崩したことで楽しみにしていた林間学校への参加を一時は諦めた風太郎。しかし、中野家五つ子姉妹の計らいによって、どうにか林間学校への参加を果たす

道中、吹雪に見舞われ足止めを喰らい旅館に泊ることになった風太郎たち。五つ子たちと同じ部屋で一晩を過ごすハプニングに見舞われるも、風太郎は持ち前の鈍感さで華麗にスルー。林間学校2日目からみんなと合流し林間学校を楽しむことに。

キャンプファイヤーでいっしょに踊る約束をした一花。少年時代の風太郎に惚れ込んでしまった二乃。一花と風太郎の接近に嫉妬心を抱く三玖。風太郎の幸せを一心に願う四葉。心の壁が少しずつ崩れ風太郎に理解を示し始めた五月。到るところで知らず知らずの内にフラグを立てまくる風太郎の運命やいかに!

第4巻の見所

二乃は金太郎に恋をする

以前、風太郎が持っていた小さい頃の風太郎の写真を見て一目惚れしてしまった二乃。金髪でガラの悪い少年時代の風太郎は現在の姿から程遠く、二乃はそれが風太郎だということを知らぬまま、恋に落ちていました。そして、本巻では肝試しのためにたまたま金髪のカツラを身に着けていた風太郎が期せずして二乃と遭遇。二乃はここで完全に現在の風太郎に恋してしまいます

とはいえ、それが風太郎であることを認識するには至らず、風太郎は適当にごまかすため従兄弟の金太郎を名乗り、その場をやり過ごします。ここで二乃が風太郎に惚れ込む決定的なイベントが起こるのですが、そこで普段のツンツン具合からは想像もできないようなデレ具合を発揮!ここまで風太郎への敵意を一際強く表していただけに、このギャップが生み出すインパクトは相当なもの。二乃ってこんなにかわいいキャラだったのか!

ここまでデレ成分を溜めに溜めただけに、ストレートに想いを告げてくる二乃にやられた方もかなりいることでしょう。風太郎争奪戦はまだまだ始まったばかりですが、不気味な様子で後方に控えていた二乃が驚異的な末脚を見せて他4人を追い上げた形になります。本人的には風太郎に恋しているつもりがないというところもミソで、金太郎=風太郎の事実が発覚したときにどのような展開を見せるのか楽しみでなりません

三玖は風太郎への恋心を口にする

はじめから風太郎に好意的だった四葉を除けば、最初に風太郎に攻略されたといってもいい三玖。要所要所で風太郎にやきもちを焼くところも散見され、彼に恋心を抱いていることはほぼ確実と目されていた彼女ですが、林間学校の中でついに風太郎が好きだと口にします!

気持ちを告げた相手がライバル視している一花であることも大きなポイントで、これは三玖にとって事実上の宣戦布告。喜びも悲しみもすべて五等分する五つ子だからこそ、自分の本心を示した上で、正々堂々戦おうじゃないかと告げるところが気持ちいい!五つ子で主人公を奪い合うとか実際考えてみると嫉妬でドロドロな争いを想像しちゃいますけど、この三玖の宣戦布告によって『五等分の花嫁』ではそんな胃が痛くなるような愛憎劇は描かれないとハッキリ示されたと思います

現状、三玖と一花の間でしか共有されていない宣戦布告ではありますが、今後、五つ子全員が心の内を晒して争奪戦に望む展開になったとしても、きっとそこで描かれるのは誰もが幸せになれるような温かい結末でしょう。そういう意味で、三玖がこうした形で想いを告げてくれたことに心底安心しました。

「結びの伝説 2000日目」の衝撃

本巻の最後には「結びの伝説 2000日目」と銘打たれた風太郎の結婚式当日を描く話が収録されています。2000日目ということは林間学校から約5年半後。順調に行けば風太郎は大学を卒業して新卒2年目くらい?現時点では全く恋愛に関心がない風太郎がどのような変遷を辿って結婚を決めたのか、全く想像できません。

タイトルに使われている結びの伝説とはキャンプファイアーの結びの瞬間を手を結んだ二人は生涯を添い遂げる縁で結ばれるというもの。前話は結びの瞬間に五月と風太郎が手を結んだところで終わっていて、演出的に考えると風太郎は五月と結ばれたと解釈できる流れになっています。

一気に時間が飛んだことも相まって「え!結局五月と結ばれるの!?」とかなり戸惑う話なのですが、そこはさすがのねぎ先生。『五等分の花嫁』というタイトルを活かした巧みな演出で結びの伝説を誰が成就させるのかわからない形で締めくくります風太郎が不器用ながらも五つ子との距離を縮めようとした努力が報われたな、と熱いものがこみ上げる展開にも仕上がっていますので、ぜひともその目で直接確認してみてください!

まとめ

今回は二乃と三玖の見せ場にスポットを当てましたが『五等分の花嫁』のすごいところはコミックス1巻通してほぼ平等に五つ子たちの魅力が描かれているところ。個人的には一花の心のセンサーが鳴り響くところにやられました。やっぱり、ショートカットはいいですね!みんなこの髪型になればいいのに(暴論

四葉と五月は主に風太郎の意外な一面を顕にする役割として活躍していました。風太郎が密かにメモしていたらいはへの土産話メモに「楽しかったこと→四葉が手伝ってくれた肝試し」と書かれていたところにはグッとくるものがありましたし、五月の変装を見破った際にはいままで五つ子の見分けが全くつかなかった風太郎の成長を感じました。五つ子みんながかわいすぎるのでついついそちらにばかり目がいってしまいますが、風太郎も主人公として着実に前へと進んでいることがよくわかります

第4巻には前巻同様店舗特典として五つ子のイラストカードがついていて、今回は私もアニメイトにてセクシーな一花をゲット!全員かわいいのでほんとなら5枚全部欲しいんですけどね。次は5冊購入しようかな……。

物語の行間に潜む感情の機微を炙り出せるような記事を書きたいです。ショートカットで元気な女の子が大好きなので、オススメの作品があったらご一報ください。

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