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最弱が強者を打ち倒すことにロマンを感じませんか?『できそこないの魔獣錬磨師』は同名ライトノベルのコミカライズ作品で、最弱モンスタースライム使いのレインが主人公になります。

契約したモンスターの格が全てを決める魔獣錬磨師(モンスタートレーナー)の学園を舞台に、恋とバトルを描いた物語は生徒同士の特別ランキング戦に突入します。

4巻はメインヒロインエルニアの成長とヒロイン同士の真剣勝負が見所です。もちろん、レインの見せ場もありますよ。

あらすじ

激闘を経てスライム使いのジナに求婚されハーレム具合が増すレインの周囲ですが、心中穏やかではないのがドラゴン使いのエルニアです。

独断で大型ドラゴン討伐に赴きながら目の前でレインに成し遂げられ、エルニアは自分の弱さと至らなさを自覚したからです。エルニアは生徒会役員のサラの特訓に挑み、自分を鍛えなおす覚悟を決めます。

ジナとの戦いで課題を見つけたレインもまた特訓を重ね、実力でランキングを勝ち取る特別ランキング戦に挑んでいくのです。

感想

エルニアのターニングポイントになる特訓回が

空気が読めないわがままヒロインぶりを見せ付けてきたエルニアですが、3巻で実力不足を痛感することになります。実力を磨く機会を探していたエルニアは生徒会役員のサラから特訓を提案された際にそれを快諾します。

プライドの塊だったエルニアが、積極的に自分の弱さを認めるようになるのが4巻序盤の見所の一つです。本来格下でありながら自分を負かしたレインの存在や、同じスライムトレーナーのジナの存在が彼女の闘争心に火をつけたのです。

自らの実力と向き合い、モンスターの力の引き出し方を学ぶことでエルニアは急激な成長を見せることになります。また、恒例になっているヒロインのコスプレ回でもあり、エルニアの巫女姿(ミニ丈)を見ることもできます。

レインを巡るヒロイン同士の真剣勝負

4巻で主役のレインを喰ってしまうような活躍を見せるエルニアですが、最大レベルの恋敵であるジナとランキング戦で直接対決を行うことになります。ジナはレインと同じくスライムトレーナーで、レインに勝ったことがある実力者です。

特別ランキング戦の優勝者は優勝特典として好きな相手にデートを申し込む権利も与えられるため、お互いに全く引けない勝負になります。ジナはレインを婿にすると公言しているため、エレニアからすれば余計に負けられないのです。

パートナーの力不足を補うために立体的な機動で肉弾戦を挑むジナと、ドラゴンの力と火力を生かしたエルニアの戦いは非常に白熱したものになっていきます。ヒロイン同士の対決らしからぬガチの格闘戦になってしまうのもポイントです。

王道バトルものとしての要素もしっかり

『できそこないの魔獣錬磨師』は王道バトルものとしての要素もしっかり詰め込んでいます。レインのパートナーは最弱のモンスタースライムですが、レインは不利を補うために自分を鍛えて常人を超える身体能力を身につけるなど、努力で乗り越えるタイプの主人公でもあります。

ランキング戦で戦う相手は学内ランキング2位『悪魔使い』ミストリア。 圧倒的なモンスターの格の差を見せられても全く怯むことなく、むしろ闘志を燃やして挑んでいくのです。

弱者だからこそできる奥の手、モンスターを劇的に強化する『昇華』を駆使しつつ、ジナの技術も学んだレインは悪魔使い相手に一歩も引かない戦いを繰り広げていきます。過去に対決したドラゴン以上の実力者相手を倒すことが出来るのかは、本編でご確認を。

まとめ

『できそこないの魔獣錬磨師 4』はストーリー上のターニングポイントがいくつも込められています。スライムとしか契約ができないレインだけでなく、パートナーのドラゴンの力に振り回されていたエレニアもまた『できそこないの魔獣錬磨師』だったと再認識したからです。

恋もバトルも一歩遅れ気味だったエルニアが、ようやくライバルたちと戦える状態ができ、より白熱した戦いに期待できる状態になったのです。

ヒロインたちのコスプレシーンも多めに用意されているため、ちょっとしたオマケシーンでも楽しめるようになっています。

月10冊程度、年間100冊超の漫画を読むフリーライター。非定期で友人と百合漫画を語る会を開きますが、ジャンルは不問で何でも読みます。

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