カフェちゃんとブレークタイム (1) (電撃コミックスEX)

「カフェちゃんとブレークタイム」は、深夜に様々なことに行き詰った健全な男子が読むことを前提にしたコーヒートリビア漫画です。毎回コーヒーに関するトリビアが入っているだけでなく、容赦なくシモネタとエロネタが入ることがあるのも特徴で、個性的なキャラクタが多数登場するのも魅力です。

「カフェちゃんとブレークタイム」はもともとWeb連載されていた漫画が非常に人気となり、メディアミックスの一環としてコミックかされたものです。前編がフルカラーなのも特徴で、肌色率もかなり高くなっています。脱ぎ癖のある巨乳キャラも出てくるため、男子としてはいろいろ気になるポイントが多いのも特徴です。

下ネタやエロは直球ではなく、高度な脳内変換が必要な場合が多いのもポイントです。非常に意味深で想像をあおる形になるため、ネタは下品なのに漫画自体は上品な印象を受けやすくなっています。主人公のカフェちゃんはドSでたまにデレを見せるスタイルのため、心をえぐられるのが喜びに変わる紳士にもオススメです。

あらすじ

カフェちゃんとブレークタイムはコーヒーに関するトリビア漫画で、主人公であるカフェちゃんが様々なコーヒーの知識を伝授してくれます。伝授する内容に果敢に下ネタを混ぜたり、エロ目線でカフェちゃんを見る読者をあるような発言が多いのも特徴になっています。

コーヒーのトリビアだけでなく、主要キャラの一人であるティーちゃんの紅茶に関する知識や、日本茶に詳しい緑ちゃんの日本茶講座も登場します。スレンダーなカフェちゃんに巨乳のティーちゃん、幼児体系の緑ちゃんと明確にキャラわけがされており、掛け合いも楽しめるのも特徴です。

飲み物擬人化漫画であり、男性キャラは一切登場しないのも特徴です。恋愛要素も無いものの、カフェちゃんとティーちゃんが喧嘩したりじゃれたりしているところを見た緑ちゃんが妄想をたぎらせるシーンなどは良く出てきます。トリビアとギャグとお色気のバランスが優れているのが魅力の作品なのです。

感想

フェチ心をえぐる構図とシチュエーション

カフェちゃんとブレークタイムはもともと深夜のブレークタイムになる漫画を目指して描かれています。具体的には疲れたときに美少女の癒しと毒舌を受けるのがメインで、実は行為もしっかり向けられているのではと臭わせる描写が入るのがポイントです。美少女が読者に語りかけるような構図になっていて、コーヒーのトリビアが全部吹き飛んでしまうことも間々あります。構図に凝っているのも特徴で、カフェちゃんが登場する回は脚線美やスレンダーなボディを楽しめるように工夫がされています。しかも様々な角度から見たらどうなるかを織り込んでいることが多く、肝心なところが見えないギリギリ感もプラスされているのです。

ティーちゃんが登場する回は雰囲気ががらりと変わるのも特徴です。ティーちゃんは巨乳の持ち主で、自分のスタイルにも自信を持っています。漫画内では女子だけしか登場しないこともあり、気軽に服を脱ぎます。肝心な部分が見える事故を防ぐのがカフェちゃんの役割で、噴出しで隠したり、体で隠したりと様々な工夫で見えないように細工がされています。一方で、カフェちゃんも脱がされたりもするので、肌色率が上昇する原因にもなっているのです。

下ネタはわかる人がわかるような感じになっており、よくエロ漫画を読むような人は心に刺さるものが多くなっているのも特徴です。むしろそういったエロに関する感受性が無いすれていない人には面白さが伝わらない可能性が出てきます。この場合は純粋なコーヒートリビア漫画として読むのがおすすめです。人によって感想が大きく変わる可能性があるものの、最も輝くのはキャラクターのかわいらしさであり愛らしさなのです。むしろ、コーヒートリビアがおまけになってしまっていると考える人も出てくるはずです。

ドM大歓喜のセリフが多いのも特徴

カフェちゃんは基本的にドSであり、読者に向かってぶつける言葉も辛らつです。穏やかに上品に話しかける回もあるものの、コマ割りガエロ目線でを意識していることが多いため、「どこを見ているの?」と言う流れになるのです。作者のポルリン先生はストッキングやタイツ、脚線美に並々ならぬ情熱を注いでおり、非常にフェチズムにあつい構図を多用します。オタク心を心得た構図になっているからこそ、カフェちゃんのセリフが突き刺さるようになっているのです。

ドSに罵倒されるのがうれしい人だけでなく、カフェちゃんがティーちゃんと一緒にいるときのギャップを楽しめるのもこの漫画のよいところです。素直に好意を向けられると照れてしまうことが珍しくなく、デレのシーンを見る事も出きるのです。ツンデレの王道を行くキャラであり、なんだかんだ押されると弱いところも見えてしまいます。女の子がいちゃいちゃしているシチュエーションを楽しみたい人にもおすすめで、比較的百合率も高くなっています。

もともとの連載媒体がニコニコ静画とpixivということもあり、オタク向けの要素がふんだんに盛り込まれているのもポイントです。例えば、緑ちゃんの妄想は薄い本(同人誌)にこめられており、ところかまわず妄想をしてしまうことがあるのです。主な読者層の気持ちを代弁するようなメタなセリフも多く、ノリで楽しみたい人にもオススメです。むしろ真剣に考えながら読むものではなく、それこそブレークタイムに適した漫画なのです。

単行本ならではのサービスカットも満載

もともとweb連載を行っていた経緯があり、内容の多くはインターネット上で無料で見ることができます。そのため単行本ならではのサービスカットが満載なのも特徴で、書き下ろしの漫画なども多くついてきます。漫画で無ければ読めない豆知識も多いので、コーヒー好きも一読する価値があるのも魅力です。萌え要素が目立つため忘れられがちですが、本筋であるコーヒーに関する取材レポートなども掲載されています。ただし、取材レポート中もサービスカットがあるため、そちらに目が行く人も多いのも当然といえます。

サービスカットは肌色の割合を多くするだけでなく、服装のバリエーションの多さにも現れています。出かけるたびに着替えたり、コーヒーやお茶の仕組みを解説するのに脱いだり着たりも日常茶飯事です。衣装フェチにもたまらない作品であり、キャラの服のデザインを目当てに購入したくなるような魅力があります。作者のかわいい女の子に対する並々ならぬ情熱が感じられるだけでなく、キャラの体型にあわせて魅力を引き出すのに心血を注いでいるのが良くわかるのです。

1巻の巻等には簡単なキャラクター紹介漫画もついています。掛け合いを楽しめるので、こちらから入るのもおすすめで、Web連載から入った場合はかえって混乱する可能性も出てきます。それぞれの媒体で良さが違う部分もあり、ファンとしてはうれしい部分でもあります。一方で、Web連載のほうに魅力を感じる人が多く、単行本化された事は忘れてはいけない事実です。わかりやすさではなく、フェチ心に訴えかけるかは威力は部分的に切り取った話だけでもわかるからです。よりディープにカフェちゃんワールドを楽しみたい人は単行本を購入した方がよいのです。

まとめ

カフェちゃんとブレークタイムは飲み物のトリビアとフェチ心、ドMの心をえぐるサービス精神にあふれた漫画です。肌色率は高いものの、理性でストップをかける冷静なキャラがいるため下品なエロ漫画にならずにすんでいます。しかし、肌色率は高いので電車などの衆目がある環境で読めば誤解が生まれる可能性があります。読むなら家で、一人でいるときの方がよいのです。雑学の情報源として利用するには、他の要素の誘惑に耐える鋼の心が必要になります。

エロや下ネタで覚えられるコーヒートリビアは多いものの、実際にコーヒーを美味しく入れられるかは話が別です。美味しいコーヒーの入れ方なども解説されていますが、話数などの関係でコーヒーやお茶に含まれる健康成分などの知識が先に入りやすいのです。単行本はかなりまじめに取材レポートが書かれているため、あくまでコーヒーを楽しむために雑学を増やすようなスタイルでいた方が損をしない可能性が高くなります。あまりまじめにブレークタイムといった感じではなくなる可能性が出てきます。

掛け合いだけでなく、フルカラーで美麗なイラストを楽しむ本としても活用できるのがポイントです。本体価格が若干高めになっているのは、フルカラーだからです。中身もかなり凝ったつくりになっているため、本好きであればチェックして損はない内容になっています。ポルリン先生はネット上で交流がある漫画とのコラボも積極的に進めているため、巻を読み進めるとさらにおまけ要素が増えるのも魅力です。1巻は基本的な登場キャラの魅力を知り、ネット連載を改めて追うのにも適しているのです。

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9

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