いきのこれ! 社畜ちゃん(2) (電撃コミックスNEXT)

「いきのこれ! 社畜ちゃん」2巻はシステムエンジニアあるあるとブラック企業あるあるを詰め込んだ4コマ漫画です。2巻は主人公である社畜ちゃんよりも後輩ちゃんの成長と奮闘がメインに書かれており、黒髪ロリで貧乳好き、そしてストッキングずきにはたまらない内容になっています。

キャラの追加も多く、1巻でほとんどモブ扱いだったインフラさんや、非常に仕事ができるもののアプリのガチャ中毒というバイトちゃんも出てきます。ちょい役で本編にあまり絡まないキャラであってもかわいらしくデザインされているのは相変わらずです。

後輩ちゃんがメインの回が多いため、彼女が社会の黒さに毒されたり疑問を覚える回が増えるのも特徴です。社畜ちゃんが先輩としてどう導けるかも見もので、より人間関係が濃くなっていくのです。また、おまけのように社畜ちゃんの妹が出る回がありますが、やはり胸が大きく、巨乳キャラ率が高くなっています。

あらすじ

ブラック企業に勤めつつ、うまく甲斐ないされている社畜ちゃんですが、後輩ちゃんが入ってきたことでその指導を任されるようになります。日々成長を見せる後輩ちゃんですが、一方で素直な疑問が胸に刺さる主観も多く、社会のままなら無さを考えたりもしてしまいます。

少しずつブラックに染まりつつも、新たに現れた有能なバイトちゃんに嫉妬してみたり、同じアプリをやっていることから仲良くなったりと忙しい後輩ちゃんですが、転機が訪れます。単行本書下ろしのショートストーリーで一人で仕事を任せられるのです。

自分なりに勉強しながら作業を進めていく後輩ちゃんですが、社畜ちゃんとの認識のズレからしかられてしまうなど辛い経験をすることになります。2巻のショートストーリーは非常にドラマ性が高く、キャラの感情の起伏が激しいため読み応えのある内容になっています。

感想

キャラが増えて萌えるシーンが増量

2巻の特徴はキャラが増えて萌えるポイントが増加しているところです。めがね美人のインフラさんと、オタク系のバイトちゃんが加わり、自分好みキャラの選択がさらに増えています。社畜ちゃんの巨乳振りも健在で、ことあるごとに注目を浴びることになります。他部署に行ったときは特に視線が刺さるのですが、仕事のミスをしたから冷たい目で見られていると感じてしまったり、ちょっぴり天然が入った反応も見せてくれます。キャラ間のやり取りが増え、表情の変化が増えているのもポイントです。

それぞれの休日シーンが出てくるのもポイントで、普段のラフな姿を見ることができます。ついでに寝姿や、寝ているときのいわゆる「ブラをつけていない」描写もあるので、エロスに興味津々な人にもたまらないのです。普段ベストをつけている人たちが上着を脱いでいる姿が描写されると、やわらかい質感が余計に目立つ形になります。ついで、飲み会で酔っ払った社畜ちゃんが後輩ちゃんの足や体をなでまくるシーンも存在し、サービスカットも多くなっています。

キャラクターごとのサービスカットの書き分けが進んでいるのもポイントで、ちょっとしたシーンであっても胸の大きさが目立ったり、健康な足がまぶしく見えたりと心の癒しになってくれます。もともとSEのブラックな部分を書いていることもあり、メリハリがつける意味でもサービスシーンが役立っているのです。新キャラのバイトちゃんに関しては萌え枠ではなく、アプリのガチャ中毒というオタクあるあるの要素を詰め込んだキャラであり、別な意味で共感しやすくなっています。

後輩ちゃんの成長画面の軸になる

今回の書き下ろし漫画は後輩ちゃんが主役で、新人で何もわからない時点から仕事を任せら得る時点までのレベルアップを行うことになります。実際に働き始めた人は最初に様々なことでつまづくことがありますが、ちょうど仕事が忙しく社畜ちゃんの手を借りるのが難しくなってしまうのもポイントです。自力解決を目指して様々な努力をする形になるものの、もともとIT関連の仕事をしようと思ったのがなんとなくカッコよさそうだったから、家に近かったからという理由で、読者に不安を植え付ける形になります。

その努力の結果が社畜ちゃんとのトラブルを引き起こすのですが、これに関しても新人あるあるの内容になっています。実際に仕事で同じような立場に立たされた人は決して少なくないはずで、働いたことのない学生からしても身につまされる内容になっています。最終的には和解にいたり、ギクシャクした人間関係が残らない優しさも社畜ちゃんならではです。ブラック企業やブラックな働き方を描いても、人間関係まではブラックにしない安心感があります。

2巻はストーリー性が高く、萌えよりも読ませる中身が欲しい人にもおすすめしやすくなっているのが特徴です。ただし、後半がまじめな分前半のサービスカットは多めになっています。萌えが目当てだと、全体を読み終わった後に股前のほうを読み直したくなるかもしれません。ショートストーリーからは頭を使うからです。巻末にはSNS経由で繋がった作家さんたちのおまけ漫画がついているのもポイントです。相変わらずのプログラミング講座も収録されているため、お色気以外のサービスシーンも多くなっているのです。

女同士の争いも絡んでくるのもポイント

2巻は女同士の争いが絡む回数が多くなります。例えば、後輩ちゃんは優秀なバイトちゃんの存在により、自分の居場所が取られたと感じ、嫉妬の炎を燃やします。また、やはり後輩ちゃんが社畜ちゃんと先輩さんが百合名関係ではないかと疑ってしまったり、妄想を爆発させるシーンが多めになっています。同期ちゃんと社畜ちゃんのやり取りを見ていてもやはり妄想を膨らませるので、本人たちの意識とは別に百合度があがる結果になっています。

争いだけでなく、トラブル解決時の光景に百合を感じるのも後輩ちゃんで、後輩ちゃんの妄想が読者に対しての燃料として注がれ続けます。一応男性目線で社畜ちゃんがモテることを示唆する場面もあるのですが、天然ぶりで無自覚に全てのフラグをへし折ってしまうため、全く男の気を感じられないのも安定しています。SNSを中心に人気が広まった経緯もあり、創作界隈で薄い本(同人誌)のネタになりそうな要素が非常に豊富になっているのです。

実は作者のビタワン先生も、作画の結うき。先生も積極的に同人イベントに関わっています。没ネタ集などを含めた草の根の活動をしている事もにんきが支えられている一因です。交流範囲から他の作家を巻き込んだコラボ漫画を描いているだけでなく、ガジェット系メディアに出張漫画を描くなど活動の幅も広がっています。なにかとネタもおおいのも社畜ちゃんの魅力になっているのです。ついでに、ちょい役で登場しはずの社畜ちゃんの妹の母性が半端なく、多くの人の印象に残るキャラになっており、裏表紙でも何気に目立つ形になっています。

まとめ

「いきのこれ!社畜ちゃん」2巻はストーリー性の高さが評価しやすい作品になっています。前半に集中しているもののサービスカットは多く、萌え要素も十分です。オフの日の先輩さんなど、ベストを着けてない女性人のやわらかそうなおっぱいが目立つシーンが増えているのも特徴で、後輩ちゃん登場のシーンで足フェチ歓喜のシーンも満載になっています。女性同士のセクハラシーンも増量されており、男性としては気になって仕方が無い場面も多く登場します。

それぞれのキャラを立てるためのシーンが随所にあるのもポイントで、感情移入しやすくもなっています。もともと会社にまつわるコメディー要素も強いため、新入社員でもベテラン社員でも苦笑してしまうようなキャラも登場します。いかにがんばって仕事をサボるかに血道をあげる同期ちゃんなどは、代表的な存在です。楽をするために努力をおしまないなど、それぞれのスタンスが出るのも面白ポイントです。しかも、その理由が暇な時間に社畜ちゃんをかまいにきたり、マウントを取りたいからだったりします。

キャラ同士に恋愛感情はないものの、作者などが積極的に百合要素をつめてくるのも特徴で、男女の恋愛に関してはことごとく粉砕されています。基本リア順が登場しないのも共感を呼ぶポイントになっている部分があります。社畜ちゃんのおっぱいや、後輩ちゃんの素直な性格やスレンダーボディに癒されるだけ無く、妹ちゃんの胸と母性に癒されるという選択肢も生まれたのが2巻の罪深い部分です。ロリコンとマザコンを併発したい人にもオススメの本になっています。

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9

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