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サイクロプス少女さいぷ~ 1 (ヤングジャンプコミックス)

サイクロプス少女さいぷ~は、元々週刊ヤングジャンプに掲載されていた読み切りでした。この読み切り扱いでの登場が何度か続き、その後に連載が決まった作品ですね。作者の寅ヤス先生のデビューは月刊の方のヤングジャンプでした。

サイクロプスという単語でいわゆる人外をイメージされる方も多いでしょうが、ジャンプで人気だった新米婦警キルコさんのように、前髪で片目が隠れているだけで普通の人間が主人公です。ちなみに、キルコさんの方は眼帯をしていますがこちらは無し。

兄と妹の交流を中心に描かれた作品で、主人公のさいぷ~のキャラクターが可愛いと人気に。ロリ系に注目が集まる中、大きな女の子の可愛らしさを再確認させてくれる作品でもあります。ちょっと下ネタの入るほっこり日常系漫画ですね。

あらすじ

成績優秀、そして美人でスタイルも良くおっぱいも大きい巨乳ちゃん…でも、ちょっと大きな女の子、さいぷ~こと斎藤 楓香(さいとう ふうか)ちゃんと、そのお兄ちゃんである斎藤 光(さいとう ひかる)君が中心になるストーリーです。

さいぷ~はとにかくお兄ちゃんが大好き。本当に真面目でいい子なのですが、お兄ちゃんのことに関しては思い切り外れまくっています。でも、そこが可愛かったり。朝からお兄ちゃんに行ってらっしゃいのキスを求めたり、それがダメならディープキスを求めてしまいます。

お兄ちゃんもそんなさいぷ~にドキドキ?妹なのでもちろん理性もあります。でも、だからこそ妹から繰り出されるエッチないたずらが結構辛い!そんなお兄ちゃんにラノベの主人公的萌えを感じる女の子も登場したりします。

感想

とにかくヒロインさいぷ~が可愛い!

サイクロプスって何よ…と最初は思いました。なんてったって一つ目の巨人ですから。女の子に対して使う言葉ではありませんよね。でも、見てみるとさいぷ~が本当に可愛いんです。何と言ってもブラコンってところが良いですよね。普通、年頃になると段々とお兄ちゃんとの間は離れていく兄妹が多いかと思います。そんな中、さいぷ~はいつまでもずっとお兄ちゃんにべったりなんですよ。素直にお兄ちゃんに好きって言える関係には思わずほっこりしちゃいます。

ちなみに、頭はすごく良いのにどこか抜けているところもあります。彼女は周りからずっとさいぷ~と呼ばれていますので、本名を忘れてしまうことがあります。大切なテスト用紙なのに、名前の欄にさいぷ~と書いてしまったり。成績優秀でみんなからの人気者でもあるさいぷ~のやることなので先生も文句は言えないのですが、こういう天然なエピソードが結構多く、思わずほっこりしてしまいます。実はルックスもちょっと天然さんに見える感じですね。

そして、何と言ってもスタイルに目がいきます。彼女はサイクロプスと呼ばれているくらい身長が高いのですが、胸も大きくとってもグラマーな体型なんですよね。逆にお兄ちゃんは身長が低めなので、その対比が可愛い!さいぷ~がお兄ちゃんに抱きつくと、ちょうど胸のあたりにお兄ちゃんの顔があたるわけです。その柔らかさに包まれる幸せな感じ、でも妹の胸なのでそのまま堪能しているわけにもいかず…大きな女の子の魅力的なところをうまく表現しているなと思います。

兄と妹の関係性になんだかほっこり

サイクロプス少女さいぷ?では、基本的に兄と妹を中心に話が進んでいきます。大きな女の子をより魅力的に引き立たせるための存在としてのお兄ちゃんかと思いきや、なかなかこのお兄ちゃんが良いキャラクターだったりするんですよね。さいぷ~は良い子ですが、お兄ちゃんと結婚する!と色仕掛けまでしてしまう子。キスを求めたり、お兄ちゃんにはやりたい放題。他の家族もなかなか強烈なキャラクターで、ある意味お兄ちゃんが家庭の中では1番の常識人だといえます。

ちなみに、お兄ちゃんスク水ブルマフェチのロリコンというフェチを持っています。これはお父さん譲りという、なかなか筋金入りの変わった一家なんですよね。そのため、さいぷ~とお兄ちゃんのイチャイチャもなんだか不思議どころか平凡なものに見えてしまうから不思議。童貞でエロゲ好きのお兄ちゃん、いつまでも自分のことを小さい子どものように扱う両親と、スキンシップが激しい妹に対して困惑気味。でも、家族を愛していることには間違いがありません。

世の中、兄と妹という存在の漫画は色々あると思います。その中でも、ハイパーブラコンの妹という設定自体は特に珍しいものではありません。ダメな兄、優秀な妹とか定番ではあるんですよね。でも、それが大きな妹になるとちょっと違う感じ。サイクロプスなんてあだ名なのにニコニコしていて、優秀なのにエッチないたずらばかりしてくるダメな子で…だからこそ、妹が可愛いし兄も怒りきれないところがあるのかなと思います。お兄ちゃんが思春期の葛藤を見せているところが個人的にはお気に入りのポイントですね。

兄と妹を取り巻く個性的なキャラクター

サイクロプス少女さいぷ?の魅力は主人公の兄と妹だけではありませんよ。まずはこの二人を育てた父と母からでしょう。お父さんは、お兄ちゃんと同じく妹萌えのフェチを持っており、おまけにスク水が大好き。このフェチのせいで、自分の妻には自分のことを「お兄ちゃん」と呼ばせています。そして、身長は驚きの2m超え。では、そんなお父さんを「お兄ちゃん」と呼んでいるお母さんはというと…実はこちらも身長189センチ。お兄ちゃん以外はみんな長身の家庭です。

お母さんは元々バレーボールの世界で超新星だと言われていたほどの逸材で、顔つきはお兄ちゃんに似ています。でも、性格はおっとりとした天然で、中身はさいぷ~に似ているように感じました。普通、妹がお兄ちゃんにキスをおねだりしていたら怒られそうなものですが、なんといってもこの家は妹萌えの家なので、大した問題にはなっていないわけです。ちょっとずれてはいるものの、仲が良くて見ていてほっこりする可愛らしい家族ですね。

そしてさいぷ~のクラスメートも忘れてはいけません。さいぷ~というあだ名を付けた藤咲 りん(ふじさき りん)ちゃんは、女の子ですが下ネタが大好き。ドクロのようなヘアアクセサリーを着けている加奈子(かなこ)ちゃんなど、結構登場人物が多いタイプの日常漫画ですね。ちょっと変わったさいぷ~のお友達ですから、みんなやっぱりどこか変わった感じの女の子達ばかりです。だからこそ、ちょっと変態なはずのお兄ちゃんがますます常識人に見えてしまいます。

まとめ

妹=小さくて可愛いもの。そんなイメージを打ち破った作品だと思います。さいぷ~のキャラクターは本当に魅力的に作られていて、どちらかというと純粋な恋愛系ギャグのヒロインのような印象があります。こういう委員長、ちょっとボケてて可愛いなと思いますし、それはそれで王道ですよね。でも、そんな魅力的なヒロインになれるキャラクターをあえて妹にしてしまうのがこの作品の面白いところだなと思っています。実際読んでみると、こういう妹が欲しい!と思うようになりますよ。

後は、適度な下ネタですね。全年齢で、誰でも読めるライトな感じの下ネタです。兄と妹なのにどうなのよ…とツッコミたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆にほどよい下ネタが軽い感じになっています。考えてみてください。同じお兄ちゃん大好き系のストーリーでも、真面目でガチガチだったら本当にそういう方向に進んでしまいます。そう考えると、こういうほどよい軽さがこの作品の良さにも繋がっているのではないかと思います。

最後に、この作品はある意味家族萌えの作品なのだと思います。もちろんさいぷ~とお兄ちゃんの周りには、他にもたくさんの友人とか仲間がいるわけです。彼女達も十分魅力的なのですが、やっぱり最終的にはぶっ飛んだ家族にほっこりする作品なのかなと思います。日常系漫画の中でも家族萌え、その中でも更に兄と妹をフィーチャーした作品だと思って読んで頂くと、二人の背景を感じてとても面白くなるかなと思います。4コマなのでサクサクと読めますし、とってもオススメの作品ですよ。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

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