ひだまりスケッチ (9) (まんがタイムKRコミックス)

2017年内にRPGアプリゲーム「きららファンタジア」が配信予定!
アプリオリジナルキャラクターはもちろん、まんがタイムきらら系の人気作品に登場するキャラクターたちも作品の垣根を越えて出演予定となります。

新作アプリゲーム「きららファンタジア」の配信に伴い、今回はまんがタイムきららキャラットを長年支え、きらら系作品が多くアニメ化される流れを作ったと言って良い「ひだまりスケッチ」をご紹介したいと思います。

日常系漫画やアニメ好き問わず、多くのファンが存在する「ひだまりスケッチ」。
日常萌え系4コマ漫画というジャンル関係なく、何故これほどファンたちから愛されるのか。その理由と「ひだまりスケッチ」独自の魅力とは一体なんでしょうか。

きららファンタジアとは?

「きららファンタジア」は2017年に配信予定のアプリゲーム。まんがタイムきらら系列のキャラクターたちが作品の枠を超えて登場するオールスターRPGです。
豪華きらら作家人たちによる描き下ろしイラストのほか、WEB漫画も随時更新され賑わいを見せています。


※youtubeアニプレックス公式チャンネルより引用

きららファンタジア公式HP

関連作品「ひだまりスケッチ」ってどんな作品?

ひだまりスケッチ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ひだまりスケッチの舞台は「私立やまぶき高校」。
やまぶき高校は美術の専門クラスが設立されているため、地方から多くの学生が通う人気校。そんな美術学校に主人公「ゆの」が山梨から入学し、美術科の変人が集まると噂のアパート「ひだまり荘」で暮らすことになります。

ひだまり荘では同級生の「宮子」、先輩である「沙英」と「ヒロ」たちと楽しい生活を送るゆの。皆でご飯をつついて食べたり、一緒にお祭りに出掛けたり…。まったり皆で過ごす日々は何気ないようで、かけがえないものに感じます。

ゆのたちは物語が進むにつれ進級し、ひだまり荘にも後輩が入居してきます。新しい出会いと別れ・環境や人間関係が変化しても先輩後輩関係なく楽しく過ごす姿が一つの家族のようで、日常系の魅力がたくさん詰まった名作です。

主な登場キャラクターを簡単に紹介

ゆの・宮子

『ゆの』
本作の主人公で小柄な体躯にバッテンの髪留めが特徴的。
非常に優しい性格で、困っている後輩に対して手を差し伸べるものの空回りし、逆に心配されてしまう天然さも持ちます。

『宮子』
ゆのと同級生。天真爛漫な性格でいつもお腹を空かせています。
美術に関しては誰にも真似できない独自の感性を持ち、生み出す作品に周囲が驚愕することもしばしば。ひだまりスケッチにおけるトラブルメーカー。

先輩「ヒロ・沙英」

『ヒロ』
お団子ヘアーが特徴でゆのの一つ先輩。
ひだまり荘の良妻賢母であり物腰が柔らかくて面倒見が良いお姉さん。甘い物が好きで体重を気にしている。料理が得意で、ひだまり荘の住民もヒロの料理を良く食べています。

『沙英』
ヒロと同学。ゆのの親に男性と間違われるほどスレンダーでボーイッシュ。
学業の傍らプロの小説家として活動中で、自身が書いた小説の挿絵を描きたいがため美術科に通っています。

後輩たち「なずな・乃莉」

『なずな』
地元出身でゆのたちの一つ後輩。ひだまり荘で初めての普通科の住人。
引っ込み思案の性格により、ひだまり荘での生活に不安を抱えていましたが、ゆのたちと楽しい生活を送るうちに慣れていきます。

『乃莉』(のり)
なずなと同期でひだまり荘に入居。思ったことをハッキリ言う性格で、対照的な性格のなずなを引っ張ります。
住人で唯一パソコンを所持し、彼女が入居した際にインターネット回線がひだまり荘に導入されました。

新キャラクター「茉里」

『茉里』(まつり)
9巻表紙・同巻にてひだまり荘の新しい住人となった、ゆのと2歳下の後輩です。
入居する際、住人全員に手土産を用意して挨拶に来るなど育ちの良さを感じさせますが、少々変わった性格をしています。スキンシップが好きでゆのたちと直ぐに打ち解けていく人懐っこさも特徴。

ひだまり荘の住環境から作品の魅力に迫る

雨漏りには気をつけてね

ゆのたちが住むひだまり荘は、部屋に居ても他住人の生活音が聞こえるほど壁が薄く、お世辞にも住環境が良いものとは言えません。学校の目の前に立地するので通いやすいメリットはありますが、これと言って優れた物件ではないのです。

特に宮子の部屋は湿気対策で床に市販の乾燥剤が敷き詰めらた結果、雨漏りで発火の恐れがあるため他の部屋に比べ家賃が安くなっています。
大家さんは「お金のない子が喜んで入居するから、そんな子たちにも夢を追ってほしい」と発言してますが…。本当に大丈夫なの?と心配するほど問題の多いアパートですし、変人が集まる理由も分かる気がしますね。

「こんなアパートに住んでみたい」と思える人間関係

欠陥アパートに見える「ひだまり荘」も、住人たちの家族のような信頼関係によって快適なアパートに見えるから不思議。
ヒロが作った料理を同じテーブルを囲って食べるシーン、どこかの部屋で叫び声が聞えたら心配して真っ先に様子を見に行く住人たち。そのような行動は先輩・後輩といった関係性・ただ仲良しなだけでは到底出来ませんよね。

ひだまり荘の住人たちが本当に一つの家族に見える理由も、困っている住人を手助けしようとする住人たちの優しさはもちろん、問題だらけのひだまり荘の存在によるところが大きいのでは?
色々と不便に感じるひだまり荘ですが、ゆのたちの楽しそうな生活を見ていると羨ましくなりますし、ひだまり荘に住みたくなった読者も少なくないはずです。

充実した生活を送りたい場合、住む場所はもちろん大切ですが、「誰と住むか」といった人間関係の方が重要ではないかとひだまりスケッチを読んで感じました。

破天荒教師「吉野屋先生」の魅力

ゆのと宮子の担任教師「吉野屋先生」はスタイルが良くて美人。ですが授業中に突然脱ぎ出したり、自身のコスプレ写真付き年賀状を生徒に送りつけるなど破天荒な行動が目立つ教師です。子供のような性格で生徒が困惑しますし、やる気が無いのか授業態度も適当に見えます。

奇行ばかりが目立つ吉野屋先生ですが、生徒の悩みを真摯に受け止める姿、誰よりも生徒のことを考えて行動する様子が素敵なのです。
適当なようで生徒たちの交友関係を完璧に把握したりと、教育者として魅力的ですし。ギャップと憎めないキャラクターによって、ひだまりスケッチに欠かせない存在ですね。

時間が少しずつ進んでく

別れと新しい出会いがある

ひだまりスケッチは、他作品で用いられる止まった時間の中で永遠と楽しい日常生活を送る作品ではありません。ゆのたちは巻数が進むにつれて進級し、ヒロと沙英は卒業してひだまり荘を去ることになります。
キャラクターたちの成長も感じることができ、過去の巻数を読み返すごとに、この楽しい時間がいつかは終わってしまうと思うと切なくなります。

時間が進んでも魅力は変わらない

作中の時間が進みキャラクターたちの成長を感じても、1巻から続く魅力が変わらないところが素晴らしい。これだけ長い間連載を続けている作品ですから何か一つ綻びが出てもおかしくありませんよね。
しかし、ひだまりスケッチは新刊が発売されても変わらない面白さが存在し、往年ファン・新規ファンが安心して読むことができる作品ではないでしょうか。
だから既存巻どこから読んでも実家に帰った時のような安心感があるのです。

『ひだまりスケッチ1』萌え系日常漫画の金字塔!

蒼樹うめ先生の情報が知りたい方へ

ひだまりスケッチの著者「蒼樹うめ」先生と関連作品の情報は、ツイッターや先生のHPにて知ることができます。

a p r i c o t +←先生のHP

「蒼樹うめ展in青森」のお知らせ

毎年全国各地で開催されている「蒼樹うめ展」。先生の漫画原稿やイラスト、蒼樹うめ展でしか見られない貴重な資料などを楽しめます。
今回の展示会は2017年12月16日~2018年2月12日まで、青森県立美術館で開催される予定です。先生や関連作品についてもっと知りたい方にオススメのイベントとなります。

蒼樹うめ展HP

最後に

ひだまりスケッチの魅力はたくさん存在しますが、上で何度も述べてきたように登場キャラクターたちの家族のような関係性が素晴らしいと思います。彼女たちの何気ない日常描写からも、本当の家族のような雰囲気を感じる時があるのです。

親元を離れて一人暮らしをするわけですから、当然寂しくて辛いこともあるはず。しかし、主人公ゆのを中心に悩みを一緒になって聞いてくれる・傍で励ましてくれる住人たちの行動。その行動が、ゆのと宮子だけでなく先輩のヒロと沙英も自然に出来ていることがグッと来てしまいます。

ひだまり荘の住人以外にも魅力的なキャラクターが多いことも特徴ですし、まさに、日常萌え4コマ漫画の代表的作品で、多くのファンから愛されている作品です!

記事担当:キリンリキのしっぽ