今回の感想は藤代健先生の描くハーレムコメディ「ながされて藍蘭島」の5巻です。この間に収録されているのは第25話「直したくって」から第30話「未練残して」までの6話と番外編が2話の計8話分となっています。

主人公の東方院行人と藍蘭島に住む女の子たちが今回もハチャメチャな騒動を巻き起こしそうです。前回の4巻から登場した梅梅と河童の遠野さんもますます村に馴染んでいく模様で、どんどん村での騒ぎに巻き込まれてい行きます。

また今回はまちやすずのちょっとした意外な面が出てきたり、藍蘭島に住む東西南北のぬしが勢揃いしたりします。またそれに伴い今まで話しにだけ出てきた西の主の正体もわかります。当然女の子たちの可愛いところもたっぷりですよ。

あらすじ

一騒動起こしたものの無事村に迎え入れられた梅梅と河童の遠野さんですが、人一倍人見知りの梅梅は村人たちと話すだけでも一苦労です。そんな自分の性格を治すため行人と一緒に特訓しようとするものの簡単位は行きません。

一方ふとしたことから行人はまちの意外な趣味を知ることになります。それは竹ぼうきの収集という変わった趣味なのですが、うっかり話を聞いたばかりに行人はまちに連れられてほうき探しに巻き込まれてしまいました。

騒動の絶えない藍蘭島ですが、なにやら東の主が何かをしている模様です。以前倒されたため東と北は主が交代しているようなのですが、なんだか簡単には行かないようでこれまたひと騒動起こりそうです。果たして無事に騒動を収めることができるのでしょうか。

感想

村に溶け込むべく梅梅が人見知り克服に頑張る

4巻から登場した梅梅と河童の遠野さんは5巻でも活躍します。4巻ではなんとか村の一員になった梅梅と遠野さんですが、梅梅の人見知りもあってなかなか苦労している模様です。そんな中で梅梅は人見知りを克服すべく行人の協力の下に頑張るのですが、まあそう簡単にはこの極度な人見知りは治りません。人見知り克服を兼ねて村を有りき周りいろいろな人と話をしていこうということになるのですが、普通には終わらないのが藍蘭島ですね。

そういうことでいつものメンバーの元をめぐる行人たちです。りんのところでは家の改装のお礼も兼ねて日用品を頼みに行ったのですが、みことに絡まれたりと怯えまくりです。それでもなんとか無事?に道具をもらうことができました。次に出会ったのはゆきのです。ゆきのが動物が好きということでクマの着ぐるみを着る梅梅ですが、そのきぐるみがリアルなくまで雪乃が怯えて失敗しまいます。何しろこの藍蘭島では可愛いのが当たり前ですからね。

その後もまちとあやねに出会ったりとおなじみのメンバーと出会っていくのですが、よりにもよって島でも個性的なメンバーばかりで梅梅の人見知りもむしろ悪化しそうな勢いでした。そんな中行人の天然ジゴロな発言がトドメで倒れてしまう梅梅。行人とすずの住む家に運ばれて目を覚ますと、そこにはみんなが梅梅に会うために集まっていました。いっつも騒がしい人たちですがメウすっかり梅梅は村の仲間、まだまだ人見知りではあるけれどもう大丈夫なようですね。

今回はすずの出番が結構少ないのは残念

今回の5巻では全体的に梅梅を始めとした他の女の子の話が多かったためにすずの出番があまりありません。もちろん魅力的な女の子が沢山で度の女の子も可愛いのですが、やはりこの「ながされて藍蘭島」といえば私個人としてはすずがメインヒロインではないかと思うこともありこの5巻で出番が少なめなのはちょっと残念でした。もちろん全く出番が無いというわけではありません。何しろ基本的には行くと一緒に行動していますからほとんどの話でいるにはいます。

ただしその場にいるとはいっても話にはあまり絡んでこないため出番としてに印象は今までに比べて薄いものになっているような気がしました。特に今回は前半で梅梅の出番がかなり多く、また後半でもまちやりんのはなしをしっかりやっている中で、すずは出てくるシーンが少なかった印象です。今までは他の女の子の話でも行人と一緒に出てくることが多かっただけに今回はかなり控えめな印象です。5巻最初の第25話でも前半は出てきませんでしたしね。

とは言え全く出番が無いわけではないのでそこは安心をしてください。第29話「やりかえして」では1巻から因縁のあるすずとあやねの話です。起こったすずが猫のようになりあやねが必死に逃げる話なのですが今までになかったすずの起こったときの意外な一面が見れて、すずが好きな人にとっても満足な話だと思います。今回はすずがメインとして話に関わってくるのはこの第25話くらいなのですが、やはり行人と一緒に住んでいますし、もっと出番がみたいです。

東西南北の森のぬしが勢揃いで大騒ぎ

この藍蘭島には東西南北に分かれてそれぞれの森にぬしとよばれる動物がいます。彼らはそれぞれの森を収めるぬしなのですが、今回の5巻では全員が登場します。今までもちょこちょこ出てきた森のぬしですが、西の森のぬしだけは行人の知っている人とだけしか出ていませんでした。それが今回判明します。4巻までの話ではどうやら北のぬしが負けたため新しいぬしが決まったとのことですがその正体は梅梅だったことが判明します。といってもほとんど偶然だったようなのですがね。

そんな中で東の主が西の村にやってきて梅梅に一目惚れ、もともとは河童の遠野さんにやられたリベンジだったようですが梅梅を連れ去ってしまいます。先程話した通り梅梅は暫定北の森のぬしですのでややこしいことこの上ありません。なんやかんやあった後梅梅を北の森のぬしとして連れて行こうとする元北の森のぬしでしたがそれを止めるべく行人は元北の森のぬしと梅梅をかけた勝負をすることになってしましました。しかし相手は相当強く、果たして無事勝てるのか。

勝負は行人の劣勢が続く中で突如謎のアドバイスが聞こえます。それを元になんとか行人は勝利し梅梅を取り戻すのですが、そのアドバイスをした影の正体が西の森のぬしなのでした。その正体はまあ読んでのお楽しみということでここでは書かずに置きますが、今回招待は読者には判明したものの行人はまだわからないままなのです。一体いつ行くとはその正体を知ることになるのやら。それにしても元々行人に気がありそうな梅梅でしたが、今回の一件で完全に行人が好きになっていそうです。

まとめ

今回も可愛い女の子たちと動物たちが巻き起こすドタバタ大騒ぎが楽しかった「ながされて藍蘭島」の5巻でした。元々個性的なこの藍蘭島に更に個性的な梅梅と遠野さんが加わりますますハチャメチャな藍蘭島の生活がパワーアップしたような気がします。また女の子の可愛さも今まで以上にどんどんと出てきますね。すずが怒って獣のようになって暴れたり、まちがまさかのほうきマニアだったりとますますと面白おかしい話が続いていきます。

また女の子たちだけではなく動物たちも可愛い動物がいっぱい出てきてますます藍蘭島の広がりが出てきました。東西南北のそれぞれの森のぬしは見た目はみんなかわいいのに乱暴だったり人の話を聞かなかったり頑固だったりと、どいつもこいつも一癖も二癖もある動物ばかりで巻き込まれる行人もただごとでは終わりませんね。それにしても妖怪である河童の遠野さんですが、どうやら他の妖怪とかにはあったことがないらしく、猫又とかを見るといちいち驚いていたりちょっと可愛かったです。

そんな感じで「ながされて藍蘭島」の5巻でしたが、梅梅の村に来た話も一段落ついたので次の巻からは一体どんな話になっていくのでしょうか、そういえば行人には藍蘭島の外に妹を始めとした家族がいますし、すずの両親の話など気になることもいっぱいです。そういった話以外にも梅梅のようにまた新しいキャラクターが出てきたりもありそうですし、どんな大騒ぎなお話が展開されるのか、どんなふうに可愛い女の子が描かれるのか、ますます楽しみになってきました。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10