「ながされて藍蘭島」6巻の感想です。藤代健先生の描くハーレムコメディの6巻目となる今回ですが、収録されているのは第31話の「見つけたくって」から第36話の「きわめて」までの6話と番外編が2話の計8話となっています。

相も変わらずの藍蘭島でのハチャメチャな日常が繰り広げられ行人も一苦労ですね。また今回の6巻ではあまり今まで見なかったキャラクターの組み合わせがあったり、それぞれの女の子たちも新しい一面も見られたりします。

また今回も新しいキャラクターが登場します。今までとはちょっと違った関係性も増えて藍蘭島もますます賑やかになりそうですね。いろいろなドタバタはもちろんですが、いろいろな側面からの女の子の可愛さも見どころです。

あらすじ

ある日のゆきのがくまくま達と栗拾いをした帰り道きれいに輝く青色の鳥の羽を見つけます。それを拾ったゆきのは次の日青い鳥を探すことにしました。その時たまたまであったすずを強引に連れて青い鳥探しを始めることに。

しかしいぬいぬの鼻を使って探そうとするものの、青い鳥は一向にその姿を見せませんでした。そんな中なんだか変わった姿丸っこい青い鳥を見つけたゆきのは夢中になって追いかけていってしまうと、みんな一緒に穴に落ちてしまいました。

そんな中別行動をしていた行人は夕方になっても帰ってこないすずを心配して探しに行くことに、果たして無事すずたちを見つけることはできるのでしょうか。その他にもまちの意外な宿敵やあやねと式神など藍蘭島は退屈がありません。

感想

すずとゆきのの冒険、すずと行人の関係も注目

今までほとんど一緒にいた行人とすずでしたがこの6巻では最初になる第31話「見つけたくって」と第32話「つよがって」では別行動を取ることになります。今まで一緒に行動していたものの恋に鈍感な二人でしたが今回はなんだか思うことがあったみたいですね。そんなことになった原因ですが、今回ゆきのが青い鳥の羽を見つけます。見つけると幸せになるという青い鳥、その話自体は信じていないものの珍しい動物と友だちになるためにゆきのは探しに行くのでした。

そんなこんなで青い鳥探し中にゆきのはすずと出会い半ば強引に連れて行くことに、しかしその日は行人は巻拾いに行っていたために別行動だったのです。必死に探すゆきのとすずでしたがついに青い鳥?を発見し、興奮したゆきのが走り出すとなんと穴に落ちてしまうのでした。一方日が暮れても帰ってこない行人は心配してすずたちを探すことになります。普段は一緒にいる二人ですからそれはもう心配で、それによって行人もすずに対して何か思うことがあるようです。

必死に探す行人ですがいろいろあって無事にすずたちを見つけることに成功します。それまでは子供のゆきのの前だったのでしっかりしていたすずも行人と二人になると泣き出してしまったりとこおろボソ買ったようでそれが可愛くもありでした。まだまだぎこちないながらもお互いのことを少しづつではありますが意識してきているようで。果たしてこの先どうなっていくのか大変楽しみです。それにしてもこの回ではすずの微妙な心境がとても可愛かったですね。

ちょっとマンネリ気味?似たような展開も

相変わらずの安定した面白さと女の子の可愛さな「ながされて藍蘭島」ですが、やはり似たような展開が多めになってしまっている気がします。特に梅梅の人見知りネタなどは登場が遅めなこともあり結構連続して続いているような気がします。この話自治は梅梅も可愛いので悪くないのですが、りんなど出番の少ない女の子もいるので少し気になってしまうところではあります。おそらくキャラがしっかりしていて非常に話が作りやすいというところもあるのでしょう。

また、あやねの話も似たような展開が多い印象です。話のきっかけなどは毎回違うものの、あやねは基本的に何かを企んだりしてしっぺ返しをくらうと言った流れなのですが、これも結構多い移転会になっていると思いました。同じく登場の多いまちは結構いろいろな展開が多い気がするので、余計に似たような感じを受けてしまうところもあるかもしれませんね。これはこれでお約束といった感じですがもっと色々なキャラも見たいと思いました。

しかしそんな中でも似たような話とは言え微妙に展開が進んでいるところもありますね。番外編一つ目の「したがえて」ではいつものように酷い目に遭うあやねですが、その中で新しく式神を従えることになりました。似たような展開とは言え少しづつ物語が広がっているのでこういった点では先が気になっていきますね。それと今回も出番が殆どなかったりんなどももっといろいろな話が見たいとも思いました。キャラクターが多いため仕方のない部分もありますが、やはり色んなキャラがみたいですね。

新しい関係やちょっと進んでいく関係

この6巻では色々な女の子や行人に新しい関係や関係の進展がありました。上で紹介したよう行人とすずにお互い思うところがあるような、ほんの少しですが変わってきているような感じになっていました。それ以外にも新しく登場したキャラクターによる関係の変化なども面白い形で出てきました。全体的に今まで以上に女の子の行人に対する気持ちが強く前に出てきているようなそんな展開が多くなっているように思います。特に今回はすず以外だとまちと梅梅でしょうか。

今回街には天敵が出てきます。いままである意味やりたい放題だったまちですが今回出てきたいたずら好きな妖怪であるたぬきの幻十丸はまちを幾度となくいたずらにはめます。今回ばかりはまちもタジタジです。しかしその後の話では幻十丸があやねにいたずらでは全く勝てません。本人たちの知らぬところでまちとあやねと幻十丸の三すくみが完成というなんだか不思議な関係になってしまいました。それにしても普段余裕のあるまちの珍しい姿は見ものでした。

また梅梅は今回すずとあやねといっしょに本格的に人見知り克服に雑技の特訓をするのですが、そんな中ですずの行人に対する気持ちにすず以上に何やら思うところがあるみたいです。ここ最近の行人との生活で最初は何も思っていない様子だったすずにも、周りから見てわかるくらいに色々変化が出ているということでしょう。更にそれに対して梅梅もイクトに思いを寄せているようで、負けないといったり少しづつ前に進んでいるようですね。これからもまだまだ目が離せません。

まとめ

そんな感じで今までの展開を踏襲しつつも女の子たちに少しづつ変化が出てきたような、そんな「ながされて藍蘭島」6巻でした。月刊連載のこの作品で6巻ともなるとかなり長く続いていますが、まだまだ女の子たちの行人への思いは始まったばかりのようですね。また元々積極的だったあやねなどにも式神を従えたりとちょっとした新展開がありました。これからの彼女たちの行人に対するk恋の変化が他の女の子も含めてどうなっていくのか楽しみです。

また新しく登場した幻十丸はまちにとって天敵だったりと今までの関係が少し変わってきたりもしました。なかなか盛り沢山ですが、やっぱり変化と言った意味では6巻序盤のすずでしょう。久しぶりに行人と離れての一日にお互い意識し合う感じは初々しく、特にすずの気持ちなどはとにかく可愛いものでした。なにしろ今までがあまり変わらな買ったこともありますし、一緒にいすぎて帰って当たり前になっていたので、今回の話は何かきっかけになりそうです。

6巻にして主軸の行人とすずの関係に少しづつとは言え変化が見られた6巻でしたが、もちろん他の女の子たちの様子も大変気になりますね。はっきり行人が好きとわかる梅梅やそもそも全力で迫っていく他の藍蘭島の女の子たちなどますます目が離せません。今回登場の少ないりんなども含めてこれからがますます楽しみになりました。もちろん変化だけでなくお約束のちょっとエッチなシーンもしっかり入っているのでその点でも期待しています。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10