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門司雪『アイドルマスター ミリオンライブ!』 は「ゲッサン」にて2014年から2016年まで連載されていたコミカライズ作品。これは、本作が更なる飛躍を迎えることになった第三巻の記事です。

表紙は翼、そしてジュリアと瑞希の三人。そう、この巻では伊吹翼のパーソナリティについにスポットライトがあたることになるのです。

伊吹翼の繰り出した完全新曲の”アイル”で作中だけでなく、現実にも伝説を残した第三巻。この一冊でかなり完結性が高いので、ここから入ってみるのも面白いかもしれません。

あらすじ

765プロのツアーでのアイドルのバックダンサーのオーディションの開催が発表されるところからはじまる第二巻。

伊吹翼はそのオーディションで圧倒的なパフォーマンスを見せるものの「翼はバックダンサーに似合わない」と評され落選してしまいます。

「翼はバックダンサーに似合わない」の真意とは…?翼の目指すアイドルとは?伝説を巻き起こしたコミカライズ作品、第三巻です。

感想

翼はミキたちのダンサーには似合わない

第11話「オーバーマスター」にて、765プロのツアーでのバックダンサーのオーディションが行われることになりました。そのオーディションはツアーメンバーである響、貴音、美希が直接行うものです。それを聴いて沸き上がるシアターの面々。

そして訪れたオーディション当日。憧れの美希先輩の後ろで踊るために、いつもとは一線を画すほど集中し、実際に圧倒的なパフォーマンスを披露する翼。その姿がとても魅力的で、とくに「奪われる。あの瞳から視線を逸らせない。」のコマは一際目を引きます。

しかし、そんな素晴らしい演技をみせた翼は響と貴音には好評価でした。しかし、あこがれの美希はこのように評価します。「翼はミキたちのダンサーには似合わないって思うな。」と。そして結局、翼はオーディションに合格することはありませんでした。

夢は目をひらいて見るものと、あなたが

その後、たまたま事務所で居合わせたジュリアと真壁瑞希、そして翼。定期ライブでのジュリアの歌のとき、翼と瑞希がコーラスを担当することに。しかし普段バックコーラスの経験がまったくなかった翼は、ジュリアに上手く合わせることができません。そもそもバックコーラスというものを理解していないのです。

そんなこんなで訪れた第13話「プラリネ」。翼のことをチャラチャラした軽いやつだ、と感じていたジュリアでしたが「真剣に向き合ってみること」を瑞希に進言され、二人で街にでることに。まるでデートのようなアレコレをしながら、二人の会話はなぜアイドルをしているのか?という本質的なものになっていきます。

そんな会話のなかで翼がキラキラとしたトップアイドルを純粋に夢見ていることを知ったジュリア。くだらない夢と評しつつも、そんな夢をみている翼のことを”きれいな瞳”とジュリアが表現する一幕がとても素敵で、13話の一押しポイントです。

その翼はきっとどこまでも高く飛べる

そうしてこうして二人の仲は一気に進展。路上でふたりでライブを繰り広げて、ピンときたジュリア。定期公演までに一夜で新曲を作り上げます。正確には、もともと温めていた曲がついに翼を得て完成した、というのが正しいのでしょうが。

そしてその新曲…「アイル」が披露されます。そのシーンは門司先生の圧巻の作画で描かれており、どこまでも飛べそうな、そんな翼の圧倒的な実力に打ちのめされます。そしてライブは大成功。美希はやっぱりこう言います「やっぱりミキの思った通り、翼にミキのダンサーは似合わないの」

終演後、アタックを仕掛ける翼に対して美希が「翼がもうちょっとオトナになったら、きっと分かるよ」と伝えるシーンがとにかく素晴らしい。オトナになるということ、それが翼にとってどんな意味を持つのか?そのとき翼はどんなアイドルになっているのか?とても意味深で、先を思ってしまうシーンです。

まとめ

本巻の表紙は翼、ジュリア、瑞希の三人、”アイル”を繰り出す必殺の布陣であり、この三人のそろい踏みがとてもカッコイイ。ハッピーな人生を夢見る、呆れるほど純粋に、まっすぐに夢を見る伊吹翼が描かれた第三巻でした。

そして、そんな伊吹翼と触れ合うなかで、一人のジュリアという人間が、新しい一歩を踏み出すきっかけになるのです。そしてそんな二人を支える真壁瑞希。そんな三人で結成された、一日だけの三人ユニットは魅力に溢れたものでした。

第三巻発の完全新曲、”アイル”。この一曲は漫画だけでなく、現実のライブでも披露され、大きな話題となりました。この一冊単体でもアイドルマスターミリオンライブ!という作品の魅力が詰っているので、気になるならまず第三巻を読むのも面白いかもしれません。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

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