カフェちゃんとブレークタイム3 (電撃コミックスEX)

『カフェちゃんとブレークタイム』3巻は深夜に悶々としたときをすごす紳士のためのコーヒートリビアマンガの3巻目です。さらに新キャラが加わりにぎやかになるだけでなく、掛け合いのバリエーションが増えているのが特徴です。

新キャラのミルクさんが加入することで自然とアイスドリンクの説明も入るため、2巻に引き続き水着回が入っています。水着回以外にもカフェちゃんの露出が高めのサービス回が数回入っていて読者サービス満点なのは相変わらずです。

2巻までは個人としてマンガを描いていたのが、3巻からはアスキー・メディアワークスの公式マンガになっています。しかし、ノリは特に変わったところが無く、ライト名感じで楽しめるのもポイントです。コーヒーの歴史などためになる歴史が満載なだけでなく、単行本書き下ろしのマンガも楽しむことができます。

あらすじ

ドリンク擬人化のキャラたちに新しキャラのミルクさんが加わり、カフェちゃん一行は相変わらずにぎやかな日常を過ごしています。特にそれぞれ目的があるではなく、トリビアを教えたあったり、ぼけてみたりと平和な日々が続きます。

2巻でおまけページで書かれていたサイフォンを使ったコーヒーを、本格的に説明してくれるなど、知識の質もより実用的なものが加わっています。ヨーロッパでコーヒーショップが誕生したいきさつが書かれているなど歴史にも触れられるなど、情報の幅が広いのも魅力です。

ラテアートの回も存在し、どのようにラテアートが作られているかだけでなく、実際に飲めるお店も紹介されています。男性受けだけでなく女性読者にアピールするような会も含まれているのが3巻の特徴になっています。

感想

キャラ同士の掛け合いのバリエーションがより豊かに

3巻はキャラクターが増えたこともあり、キャラクター同士の掛け合いのバリエーションが増えているのも特徴です。カフェちゃんとティーちゃんの掛け合いだけでなく、カフェちゃんとココアちゃんのスレンダーコンビ、ティーちゃんとミルクさんの巨乳コンビが活躍する回があるのです。とくにカフェちゃんとココアちゃんの掛け合いは多めになっており、ココアちゃんの中二病台詞をカフェちゃんが容赦なく切るような形が多くなっています。

また、新キャラのミルクさんはドMと言う設定になっており、カフェちゃんに罵倒されて喜ぶシーンなども入っています。まさにお約束と言った流れも多く、意外な展開などよりも安心できるギャグを楽しみたい人におすすめになっています。ただし、カフェちゃんに罵倒されて喜ぶのはセイちゃんも一緒のため若干キャラがかぶっているのはご愛嬌です。ラムネちゃんも活躍する回は少ないものの、地味に顔を出しては天然ボケをかますなど一発キャラで終わっていないのもポイントです。

カフェちゃんとティーちゃんが絡む回は比率的には少なくなっているものの、仲良いのも相変わらずです。特にラテアートの回ではカフェちゃんがティーちゃんを気遣うシーンが目立ち、百合度が高めになっています。ココアちゃんとの態度の違いや、距離感の違いもポイントで、キャラ同士の関係が良くわかるようになっているのも魅力です。ただし、仲が悪いわけではなく、あくまでお互いの個性を認めた上での距離感で、ほぼマイナス感情が作中に出てこないのもポイントです。

バニーガールにメガネ回など衣装バリエーションも豊富

3巻もカフェちゃんたちの衣装バリエーションの豊富さは健全です。冒頭マンガの各国民族衣装だけでなく、今回はバニーガール回や水着回も入っています。カフェちゃんがメガネをかけて教師風に解説を行う話も収録されているためメガネ好きもチェックするのがおすすめです。カジュアルな私服姿も収録されているため、それぞれの性格や個性の違いが良くわかるようになっています。季節ネタが入っているのもお約束なだけでなく、全体的な露出度も高めになっています。

カフェちゃんが脱ぐ話が入るのも相変わらずです。今回はお風呂のシーンやベッドシーンが中心で、やはり妄想がはかどる内容になっています。話の内容としてはコーヒーの抽出に適した湯温や体を温めるためのカクテルの情報などで、むやみやたらとサービスをしてるわけではないので注意が必要です。あくまで話の内容に応じて露出が増えているだけであり、意味が無く脱いでいるわけではないのです。ティーちゃんに関しては脱ぎ癖があるため話が別になるものの、カフェちゃんはキャラ立ての方向が全く違うのです。

フェチズム的な視点で言えば、半裸や、衣装が溶けたような演出回があるのも魅力です。下手に脱ぐよりも見えそうで見えないのが良いと言う人も納得の出来になっています。特にティーちゃんとミルクさんの半裸のイラストが目立つため、巨乳好きにもたまらない内容になっています。一方で、幼児体型の緑ちゃんの水着回も存在するため、貧乳派も十分に楽しめるように配慮されています。サービスの方向性が全方位に向かっている感覚で、読んでいればどこかがヒットする可能性が高いのです。

緑ちゃんが活躍する回が多めになってるのもポイント

3巻は表紙にもなっている日本茶の擬人化キャラである緑ちゃんがメインの回が若干多めになっています。地方の名産茶の話や、抹茶を使ったカクテルなどの話が出てくるだけでなく、直球な下ネタが入るなどかなり攻めている話も入っています。緑ちゃん自体は下ネタの意味がわからないものの、だからこそ危険な台詞を言ってしまうシーンがあるのです。ご想像にお任せするとアウトになってしまうケースもあるためマンガ上では書かれていないものの過激な台詞がある点に注意が必要です。

緑ちゃんはロリ枠になっているためロリコン歓喜の回が多いことになります。若干残念なのはバニー回などはカフェちゃんとティーちゃんが担当するため緑ちゃんの衣装バリエーションが若干少ないことです。それでも巻頭の私服姿や和服姿、水着回での新しい水着姿などを楽しむことができます。メインキャラの中でも若干目立たない立ち位置にいることが多かったため、緑ちゃん好きなら3巻をおさえておきたいところです。百合好きで妄想癖があるのも変わりませんが、妄想が垂れ流されることがないため描写は若干マイルドになっています。

抹茶はミルクと相性がよいため、ミルクさんとの絡みがあるだけでなく、コーヒーカクテルで酔った姿を見れるなど表情の変化が多いのもポイントです。ただし、コーヒーカクテルは未成年が飲めないアルコール度数になることもあるため読者の年齢によっては注意が必要です。茶碗の形に関するトリビアなど、実用し辛い情報も教えてくれる回もありますが、良く見てみるとどうやって使うのだろうと疑問が湧くもの混じっています。マンガを入り口に勉強してみるのもおすすめです。

まとめ

『カフェちゃんとブレークタイム』3巻はキャラクターが増え、ますます賑やかに、そして男子の性癖を巧妙につくように作りこまれています。フェチズム的な視点は健在で、衣装の豊富さと合わせてサービス度が非常に高いのも魅力です。露出が高い回が多いだけでなく、かなりきわどいネタも入っているため若干読み手を選ぶ部分もあります。萌えやエロに敏感に反応する人であれば呼んで損が無いマンガになっていて、Web上の評価も高くなっています。

作者のポルリン先生自体がコーヒー好きのため、相変わらず取材を熱心にこなしているのも作品から読み取れます。ラテアートで実際にキャラクターを書いてもらった写真なども掲載されており、注文できるお店も紹介されています。実用的な情報が多い一方でほとんど役に立たず、雑学として知っているとなんとなく得意な気分になると言うトリビアも入っています。読み流せるネタも入っていることでテンポを保っている部分もあるため、情報量が多すぎると感じないのも相変わらずです。

Web上の評価は高かったものの、公式マンガとしての連載が3巻で終わってしまったのは残念な部分です。ただし、ポルリン先生は個人としてWeb上で創作を続けており、元気なカフェちゃんの姿を見ることは可能です。キャラクターのユニークさだけでなくビジュアルデザインでも優れたキャラがいるため、3巻以後の話が気になるのであればWeb上で情報を探してみるのもおすすめです。カフェちゃんたちの成長の足跡として貴重な本にもなっているため、ファンなら確保したい1冊になっています。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

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