『NHKにようこそ!』(角川コミックスエース)はTVアニメ化もされた原作:滝本竜彦×漫画:大岩ケンヂのタッグによるコミカライズ作品です。

佐藤を筆頭に各々の人格荒廃度は限界突破して久しいけれど、岬ちゃんはそれでもやっぱりかわいい天使なのです。

岬ちゃんが表紙に帰ってきた第4巻!ショッキングピンクのカバーが目をひきます。原作との距離はますます広がっていく第4巻!

あらすじ

ひきこもりの佐藤の前に現れた天使・岬ちゃん。岬ちゃんは佐藤が真人間になるために様々な手を尽くしてくれるのです。

けれど佐藤はひきこもり。足繁く通ってくれる岬ちゃんを前にしても、正面から向き合えず、やはりひきこもってしまうのでした。

そんななか、同じゲーム制作仲間の山崎が実家の農業を継げといわれて…?というところから第4巻のスタートです。

感想

あたしも不幸なんだよ(だから愛してくれるはず)

第4巻の岬ちゃんが可愛いシーンでまず挙げられるのは第17話「道玄坂にようこそ!」でみられる、佐藤の気を引こうと全身包帯ぐるぐる巻き姿で家に押しかける岬ちゃんでしょう。この1ページがもうとても可愛いんですよね。

そもそもこのシーンに至った理由は、ひきこもりの佐藤が家にくる岬ちゃんが差し出してくる手をとらないことに由来しています。そんな佐藤の気を引こうと、愛されようとした結果が前述の全身包帯ガール岬ちゃんだったわけです。可愛いですね。

佐藤はきっと弱い立場の女の子を好きになってくれるはず、と目星をつけた岬ちゃん。そうして全身怪我だらけの包帯ルックに設定上の肺の悪さから発せられた「あたしも不幸なんだよ!」だったのですがコスプレしているようにしか見えません。ひたすらかわいい。

ごめんね天使だって、嘘をついてて

岬ちゃんがかわいい他のシーンといえば、「ごめんね佐藤くん… 今まで天使だって 嘘ついて…」のドシリアスな岬ちゃんでしょう。今までもシリアスなシーンはありましたが、ここでは新たな頂点を作り出しています。そんな岬ちゃんも可愛い。

第二巻で主に登場した柏先輩が再び佐藤の目の前に現れて、穏やかじゃない日々をすごしている岬ちゃん。そんな最中、佐藤のアパートに柏先輩がちょうどきている場面に遭遇してしまいます。そしてその結果がこのシーンの行動につながるのです。

「本当にゴメンね」のすました表情もとても良い…岬ちゃんはかわいいです。そんな岬ちゃんの新たな一面が見られるのは第18話「トラップにようこそ!」です。それ以外のシーンの言葉がキツめの岬ちゃんも見落とし厳禁の可愛さです。

遊園地デートで観覧車に乗るのは

そのほかに岬ちゃんの可愛いシーンがたくさん見られる回といえば、19話「キミシネにようこそ!」でしょう。前話をうけて、もはや岬ちゃんの奴隷となりさがった佐藤。それはそれで楽しそうに生活をしている佐藤がなかなか良い。

岬ちゃんの無理難題も含めたおねがいをひたすらこなしていく佐藤。おねがいをしている岬ちゃんはやっぱり可愛く、佐藤もこんな生活も悪くないかもしれん…と思い始めるのです。だってまあ、岬ちゃんの笑顔が可愛いですし。

この回で特にかわいい岬ちゃんポイントは、何時になくヤケクソになってる岬ちゃんが見られることですね。「私が死ねって言ったら絶対死ななきゃいけないんだからね!」(ムキャー!)の一コマがが本当にウルトラかわいい。

まとめ

『NHKにようこそ!』第4巻はひきこもりの佐藤とそんなひきこもりに手を差し伸べようとする岬ちゃん、という構図が再びはじまるわけですが、周りの状況とは以前とことなっている、といった内容でした。とくに山崎が印象的でしょう。

そしてなんといっても表紙に岬ちゃんがかえってきたのもとてもうれしい、やっぱり可愛いですね…ピンクがとてもよく似合っています。面白い表情からシリアスな表情、あわてた表情まで岬ちゃんのいろいろな表情が引き出された第4巻はすばらしいものでした。

ラストの岬ちゃんの爆弾発言でなんもかんも元の木阿弥に戻った…?感のある第4巻の締めくくりでしたが、彼らを待ち受ける現実は変わりなし。果たして、ノーフューチャーな若者たちの物語はどこへと突き進んでいくのでしょうか。

オススメ度
★★★★★★★★☆☆ ★8