変女~変な女子高生 甘栗千子~ 1 (ジェッツコミックス)

「変女~変な女子高生甘栗千子~」はヤングアニマルで連載中のちょっとばかし下ネタの多いラブコメです。注文の多い料理店ならぬ、下ネタの多いラブコメディとでも言いましょうか。「変女」は「へんじょ」と読みます。

内容は、便利屋甘栗の一人娘で女子高生の甘栗千子と、便利屋に就職した主人公の高村との、あまりにも下ネタトークが多過ぎるラブコメ模様が描かれています。適当にページをめくれば、千子が「勃起」「オナニーしましたね」「チ○コ」といった下ネタをクールな表情で、息でも吐くかのように言っています。

最初は季刊誌で連載をしていましたが、変に人気が出たために本誌のほうに移籍したという経緯があります。最初、多くの編集部ではあまり高く評価されなかったようですが、読者はちゃんと変女の魅力を見抜いたのですね。実際、私が今一番はまっているラブコメ漫画でもあります。とにかく、甘栗千子ちゃんがかわいくて好き過ぎるんです。

あらすじ

ある日就職活動をしていた高村は友人の杉田と一緒に公衆トイレに入ります。そこではクールな表情をした女子高生が清掃をしていました。チンコを見られた高村が文句を言うと彼女は「うっかり包茎のチ○コ見ちゃってゴメンナサイ」と謝ります。高村は心に強烈なダメージを負ってしまいました。高村と杉田は便利屋甘栗という何でも屋に就職が決まります。そこの一人娘として紹介されたのは……あの女子高生だったのです!(第一話)

女子高生の名前は甘栗千子と言いました。高村と杉田は便利屋での初仕事ということで、千子が通う工業高校でスズメバチの巣を撤去することになりました。駆除は成功したように見えたのですが、そこに女王蜂が戻ってきて……。(第二話)便利屋甘栗で住み込みを始めた高村は、千子があまりにもクールなので、年相応に恥ずかしがるような表情を見たいと思いあの手この手で攻めるのですが……。(第三話)

高村は千子に連れ出され、仕事で無人島にある別荘の掃除をすることになります。しかし、千子はうっかりして迎えの船を頼むことを忘れていました。無人島に残された二人は一体どうなってしまうのでしょうか……。(第四話、第五話)風邪を引いてしまった高村は、千子に看病をして貰うことになります。高村が冗談でオナニーの手伝いをして欲しいと言うと千子は……。(番外編)漫画家のアシスタントに行く高村と千子。(おまけ漫画)

感想

勃起系変態女子校生、甘栗千子の魅力

この漫画の面白さ、魅力の90%はヒロインの甘栗千子の魅力でできています。ここでは千子の素晴らしさをあますことなく語りましょう。まず、甘栗千子と言えば変態女子高生です。変態女子高生と言えば甘栗千子です。クールな外見からは想像つかないレベルで、下ネタを連発していきます。基本的な千子語は「勃起」と「オナニー」でできています。おそらく現存する漫画の中で、この二つの言葉を最も多く発するヒロインではないでしょうか。その下ネタも不快なレベルまでにはならず、男性読者が読んで嬉しい言葉でできています。本当に男心をくすぐるのがうまい女の子なんですよね。

甘栗千子には特殊能力があります。それは、相手が勃起しているかどうかを瞬時に察知できる能力です。そして高村限定で発動するのがオナニー察知能力です。いつの間にか女子高生に勃起管理・射精管理をされている――。考えただけでもぞくぞくします。千子のキャラクターデザインは、一巻では少々ふとましい感じのかわいい系です。スズメバチ退治の時のふとももが素晴らしいですね。巻が進むにつれて、美しいほうへと進化していきます。それでいてエロさ、かわいさも増していくのですからたいしたものです。

甘栗千子は変態女子高生ですが、同時に万能系女子高生でもあります。学校での成績は優秀ですし、スポーツも万能、便利屋の仕事も卒なくこなして高村達に仕事を教えるレベルです。なので、変態ということだけが玉に疵といったところでしょうか。まぁ、私にとってはご褒美ですが。そして、変態が強調されがちですが、同時に純情であるというのが千子の最高なところです。エロくてかわいいだけじゃなくて、一緒にいて楽しくて、本当に末永く付き合いたいと思える女の子なのです。

一巻で注目の千子の変態発言を集めてみました

変女は甘栗千子でできています。ここではそんな千子の発言をピックアップしてみました。第一話、「うっかり包茎のチ○コ見ちゃってゴメンナサイ」「気配が伝わってくるのでオナニーは控えてください」第二話、「昨晩、オナニーしましたね」「昨日は15分ほどこすったあと10時の方角に寝ながら出しましたね」「少しイカ臭いのでお風呂に入ってからなら来てもいいですよ」「何をオカズにオナニーなさったんですか?」「もしかして勃起してますか?」「勃起したんですね」

第三話、「抜いてきてもいいんですよ?」「ハッッ!!」「私、いまパンツ履いてないので」「またチ○コ箸で掴んでもいいですか」「箸はちゃんと洗ってまた使いますよ」第四話、「さっき…勃起してましたね?」「勃起はしないでくださいね」「キスするのはいいですけど勃起するのはやめて下さい」「ちょっとオナニーしてきます」第五話、「チ○コ持ちましょうか?」「このあと私押し倒されますか?」「どうせ見えないんだからいいじゃないですか!」

番外編、「急に開けないでもらえますか」「オナニー中だったらどうするんです」「どうぞ遠慮せずに抜いてください」「はいいいですよ」「私が上下に動かしますから」「…べつにだって私高村さんの事嫌いじゃないですから」「私はオナニーは一人で出来ますので結構です」「さすがに今日はムリ…か」どうでしょうか? 千子のセリフの90%ぐらいは下ネタです。ここまであけすけに下ネタを語り続けるヒロインは珍しいです。見ていて嫌にならないし、癖になるのが千子の淫語ですね。

高村と千子の関係性、疑問点、今後の展開は?

私が気になるのは、高村は一体どの瞬間に千子のことが気になって気になって仕方なくなってしまったのか――ということです。おそらく、第一巻の中にそんな決定的な瞬間があるのではないかと探しましたが、これといったものは見つかりませんでした。それは多分、高村が徐々に陥落していっているからなのでしょうね。Amazonなどの書評を見ていると、第一巻の三話、四話における高村の行動を非難する人が結構いて驚きました。どちらの話でも、高村がかなり積極的にセクハラ行動に出ていることに関するものでした。

高村の行動を擁護すると、四六時中こんなに可愛くてエロい女の子と一緒にいたらちょっかいをかけたくなってしまうということです。高村の行動はいい大人のそれというよりは、好きな女の子にちょっかいをかけてしまう小学生男子のそれですよね。それに高村は、千子が本当にして欲しくないことは絶対にしません。それが第三話で描かれている千子と高村の関係性なのです。ただ、一巻は季刊誌連載というのもあり、二人の関係性・距離感が以降の巻と比べると少し浮いているかな、という部分はありますね。

無人島編では、千子のほうがかなり積極的に見えます。連載初期ということもあって、無人島シュチュエーションという美味しい状況を試してみたかったのかな、というところはあります。もう一つ気になるのは、一体いつの時点から千子が高村のことを特別扱いし始めたのか、ということです。結構最初から特別扱いしているので、よくわからないというのが結論です。無人島編では近付き過ぎていますが、まだ自分の気持ちがよくわからないというのが第一巻での千子の感情だと思われます。二巻以降は恋のライバル? も登場して、千子もうかうかしていられなくなります。

まとめ

私はラブコメやエロコメを中心に漫画を読んでいるのですが、この変女という漫画、そして甘栗千子に心を奪われてしまいました。まずは、変態女子高生というキーワードにピンと来た人は手に取ってみてください。ここでも千子の変態発言を取り上げていますが、ツイッターで変女botというのがあるので、それをフォローしてみるのも面白いと思います。毎日のように千子の変態発言を見ることができますよ。ただ、一つだけ言っておきたいことは、甘栗千子は変態女子高生だから素晴らしいというだけではないということです。

甘栗千子は変態発言で、その純情さを隠しているところがいいのです。ビッチ発言をする女が、行動も心もビッチそのものっていうのは全く萌えませんよね。千子の下ネタは不思議なほどに健全です。なんでだろうなと考えると、「勃起」とか「オナニー」は言うのに、「セックス」とまでは言わないんですね。(後に「メリ込む」発言はありますが)変態なのに清純なんです。一途なんです。これこそ、僕がエロコメに求めていた女神でした。

女性の作者がラブコメ・エロコメを描くと、いつの間にか男性読者にとって心地良くない展開をしてしまうことがよくあります。女性作者だからこそ描ける女心なのかもしれませんが、青年漫画においてそれは不要なのです。変女の作者、此ノ木よしる先制はそこのところがよくわかっておられます。今後の展開でも、僕達の期待を裏切るようなことは絶対にありません。次の巻からは、千子のライバル? が登場していきます。果たして、千子と高村の関係はどうなっていくのか? そして、千子の変態発言はどれくらい飛び出すのか?最高の萌えキャラを生み出してくれた此ノ木よしる先生に感謝しながら読み進めましょう!

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

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この作品はエロコメに少し苦手意識がある人にも読んで貰いたいと思います。確かに下ネタ連発でぶっとんだ話もありますがストーリーはテンポ良く進んで1話が短いので試しに読んでみてとオススメしたいです。

記事担当:カオス