変女~変な女子高生 甘栗千子~ 2 (ジェッツコミックス)

口を開けば「勃起」「オナニー」という変態女子高生甘栗千子が活躍するラブコメ漫画「変女」の第二巻です。ついに千子の勃起察知能力に効果音が付くようになりました。目が星型になって「キュピーン」です。第二巻でも千子の勃起察知能力は迷惑なぐらいに発動していきます。

それはさておき、ついに千子の恋のライバル、新ヒロインの登場です。彼女はなんと……高村のいとこの女子大生。高村のことを幼い頃から知っているようです。そして、千子と高村のラブコメは♯11から新しい展開を見せ始めます。下ネタと寸止めエロ以外の新しい「変女」の魅力が生まれ、二人の関係から目が離せなくなることこう請け合いです。

もちろん、千子の変態発言も加速しています。変態発言を抜粋してまとめてみたのですが、本当に千子のセリフの9割ぐらいが「勃起」「オナニー」でびっくりしました。変態でなおかつ純愛とか、ある意味すごい漫画です。

あらすじ

蛍光灯を付け換える仕事で高校にやってきた高村と千子。千子の変態トークが勃起させるのは高村だけではなく……。(♯6)掃除を言いつけられた高村は千子と一緒に蔵の中に閉じ込められてしまう。高村のせいで昨日オナニーを妨害された千子は、あることを協力して欲しいと申し出るのだが……。(♯7)

高村は英語が苦手な千子に勉強を教えることになる。しおらしく教わる千子の姿にときめいてしまう高村だったが、いつまでも千子が大人しくしているわけはなく……。(♯8)いつもの三人で庭木の剪定をしていると、高村のいとこの瀬戸流河が訪ねてきた。流河は高村のことが大好きで、就職先のことが心配だったのだ。そんな流河に対しても千子はいつもの変態トークで挑んでいく!(♯9)

千子の後を付けていた流河は尾行がバレてなし崩し的に千子の部屋にお邪魔することになる。千子と友達になり、話をすることで千子を真人間にしてあげようと考える流河だったのだが……。(♯10)外の天気は雷雨。雷が怖い千子はなかなか高村から離れない。夜になっても隣の部屋からやってきて布団に潜りこんでくる始末。千子はあるお願いを高村にしてくるのだが……。(♯11)

感想

高村のいとこ・瀬戸流河登場! 恋に進展は?

一巻からずっと女子高生甘栗千子の一人ヒロイン状態が続いてきましたが、♯9でついに新ヒロインが投入されました。彼女の名前は瀬戸流河。高村のいとこで、高村のことを「亮にぃ」と呼びます。高村は鈍感で気付いていないようですが、流河は高村大好きオーラを振りまきながら便利屋甘栗にやってきたのでした。流河は高村が便利屋に就職してしまったことが不満のようです。もっといいところに就職できたんじゃないか――。この娘、高村を過大評価しています。

まぁ、それだけ高村のことが好きだっていうことがストレートに伝わってくるんですけどね。千子が何らかのライバル心を発揮するのかな……と見ていたら、「高村さんは勃起角度が大変素晴らしいです」ですよ。初対面の流河相手にも容赦しない千子です。可愛いいとこのお兄ちゃん大好きっ子として登場した流河ですが、続く♯10ではトンデモない設定が付け加わってしまいます。♯10において流河はなんだかんだで事故的に高村のち○こを見てしまいます。

逃げ出して家に帰って一人になった流河の反応は「どうしよう・・・初めてチ●コ見ちゃった・・・!」「もっとちゃんと見とけばよかった・・・!」でした。ただし、この流河の「ち〇こ大好きっ娘」設定はほんの始まりに過ぎなかったのです。流河ちゃんは本当にいい子で、キャラデザもかわいいんですよ。ただ、ちょっと不憫系キャラの位置に収まりそうな予感がぷんぷんとするのですね。千子は一人でも力強く進んでいきますが、流河ちゃんはライバルながらも応援してあげたくなってしまうヒロインなのです。

変女、甘栗千子名言集at第二巻

♯6:「ところで高村さん 下から私のパンツ見て半勃ちしてますね?」「たった今半勃ちから平常時に戻りましたね」「私が今最も関心を持っている高村さんの部位なので」「ただし性的な目で見ないで下さい」「フル勃起しましたね」「いやらしい目で見たんですね・・・」「あっちにも勃起の反応がっ!!」「ん・・・私も少し反応してしまったので」「ここにいる全員が今フル勃起してる気がします」「先生!この教室勃起率が高すぎます」6話の千子さんは飛ばし過ぎです。

♯7:「お早うございますところで高村さん昨晩またオナニーしてましたよね?」「私もオナニーしようと思ってた時に丁度同時に始められると気が散るんでやめて下さい」「私いまパンツ穿き忘れてます」「このように私が乳首をさわったら今日オナニーするというサインです」「オナニーサインです」オナニーサインってあなた……。♯8;「あオカズというのは自慰行為の」「オナニーだけが唯一の取り柄だと思ってたのに・・・」「男性のオナニーの手順について教えて下さい」「男子のオナニーに興味のない女子などいません」「オナ兄さん」からかい過ぎだよ千子ちゃん。

♯9:「、私どっちかといえば下半身の方の高村さんのが何か好きです」「高村さんは下半身以外弱気ですね」「勃起角度が大変素晴らしいです」「昨日は私が先にさせて頂きありがとうございました」「こちらの方も昨日オナニーした気配がします」「私も昨日しました」「私は高村さんの勃起力に可能性を感じます!!」変女は初対面の相手にも容赦しない!♯10:「昨日もオナニーしましたね!?」「毎晩オナニーしてる軽輩がこちらに伝わってきて眠れません」箸ち〇こ発動回。♯11:「勃起しながら今のセリフが言えるとはさすがです高村さん」「フル勃起しましたね・・・?」純情ラブコメ回でも勃起発言は欠かさない千子さん。

高村と千子の距離は近付いている?

上で見た通り、千子の下ネタは加速しています。第二宇宙速度を越えて大気圏外まで突き抜けていきそうな勢いですね。下ネタは相変わらずですが、第二巻になって物語の展開にもバラエティが出てきました。♯6、♯7、♯8、番外編2は第一巻から続くエロコメ寄りのラブコメストーリーです。高村と千子の間に寸止め的なエロシュチュエーションが発生し、ドキドキするというものです。もちろん、僕達はこれを見るために男性向けラブコメ・エロコメ漫画を買っているのです。そして、大満足の出来なのです。だけど、エロによってラブコメが進展するということはあまりないんですよね。

♯9、♯10で流河が登場することによって、恋のライバル登場で恋愛が加速? というフラグを立てています。ただ、登場人物が増えたことによって、女の子同士の関係性というこの漫画の新機軸が生まれた感じもあります。流河ちゃんも、彼女一本でラブコメ漫画が作れてしまいそうなくらい良ヒロインなんですよね。そして、本巻における新展開が♯11です。これまで高村と千子はエロコメシュチュエーションがメインで描かれてきたのですが、この話は少し違います。

えーとなんというのでしょうか。心か。そう、心なんです。千子はいつも通りエロいんですけど、それだけじゃなくて美しいというか……、尊い?で、一巻の時から千子の絵柄が随分と変わっていることに気付きます。エロスと透明感の両方を兼ね備えるものに進化しているのですね。恋する女の子のそれです。エロくて下半身がドキドキするタイプの話じゃなくて、♯11のような恋愛で胸キュンしてしまうような話が加わり、変女は確実に進化していました。

まとめ

第二巻の千子の変態発言をまとめたんですけど、勃起、勃起、オナニー、オナニー尽くしで、ゲシュタルトが崩壊しそうになりました。いや、ほんとクールな面して下ネタしか言っていないよこの娘は。本巻では瀬戸流河という新ヒロインを投入していますが、流河はまだ恋のライバルというような立ち位置には至っていません。それでも彼女を投入することでグッと世界観が広がりました。千子はクールな顔で下ネタを言いますが、流河は赤面しながら言うのですね。恥じらいというやつです。これが第一巻には見当たらなかった!

流河ちゃんはち〇こに興味津々だけど、女の子らしい恥じらいがあるんですよ。千子とはまた違った方向で乙女なんです。下ネタのバリエーションが広がっただけかいっ! とは言わないでください。変女の世界は、学校や便利屋の周辺という小さな世界なのですが、そこには下ネタの大宇宙が広がっているのです。青年誌のエロコメは、延々と寸止めエロを続けてマンネリ気味になってしまうことが多いのですが、「変女」は新キャラの投入の成功と、胸キュン系ラブコメという変化球の投入で化けた感があります。第一巻はちょっと場当たり感があるエロが多かったのですが、第二巻になってエロにも一本筋が通ってきた感じなのです。

第一巻では高村のほうから千子を襲ってしまいそうになるシュチュエーション(結局、逆襲される)もあったのですが、第二巻からは完全に千子が主導権を握るようになっています。M気質のある男性にはたまらない展開です。で、千子は本当にMのツボを心得ているんですよ。そんなエロコメをより一層楽しめるように、作者が千子と高村の関係性を描き始めたというところにも注目です。関係性を描いてこそエロが輝くのです。二巻を読み終わった直後の僕は「うぉおおお、千子、お前に夢中だ!」状態でした。二人の関係性の加速と、さらなるエロに期待しながら三巻に突入です。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

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記事担当:カオス