変女~変な女子高生 甘栗千子~ 6 (ヤングアニマルコミックス)

「勃起」「オナニー」「ち〇こ」は変態女子高生・甘栗千子にとっては日常語。変女第6巻です。今巻では、ヒロインの一人なのになかなか高村を攻略できずにいる流河さんが、ある意味大活躍します。とりわけ慰安旅行編は必見!

ラブコメとして明後日の方向に行っているはずなのに、なんでこんなに面白いのだろう? 物語というものはだいたい予測が付くようにできているのですが、流河さんについてはどう展開していくのか、髪の毛の先ほどもわからないんです。高村と千子の恋愛は、激甘展開です。爆発しろー。

便利屋甘栗、流河のサークル、慰安旅行編、工業高校編、桃木りりの高校――とバラエティ豊かな場所でお話が繰り広げられていきます。まぁ、千子の変態発言は相変わらずなんですけどね。日常風景になっています。いやぁ、ここまで高クオリティなラブコメ漫画になるとは思わなかったですね。

あらすじ

千子にオナニーを目撃されてしまった高村は、いっそのこと襖を外して生活することを提案する。実質同じ部屋で暮らすことになった二人は……。(♯33)サークルの面々と小田原城に来た流河。流河への高村への想いが描かれるのですが、あるモノを見つけてしまったことで全て吹っ飛んでしまいます。(♯34)

慰安旅行で温泉旅館にやってきた便利屋の面々。酒に酔った杉田がドSっぷりを発揮する。そして、流河がとんでもないことに……。(♯35)慰安旅行二日目、高村と千子は森に虫取り勝負をしにいく。しかし突然雨が降ってきて雨宿りをすることになる。(♯36)

高校の漫画研究部でナオ君、星くんと一緒に漫画を作ることにした千子。千子は二人のためにモデルになるのだが、あまりにもエロ過ぎて……。(♯37)桃木りりの依頼で告白シーンの演技指導をすることになった高村と千子。またまた高村とりりがいい感じになってしまうのだが。(♯38)星くんのエピソード。(番外編)

感想

強化されていく流河のち〇ちん大好き設定、流河よどこへ行く……

今巻の目玉は何と言っても流河さんです。前巻では千子の恋のライバルの座を完膚なきまでにりりに奪われていたのですが、逆襲することができるでしょうか?まずは♯34のサークルの面々で小田原城に行くエピソードでジャブを放っていきます。千子の暴走っぷりや、丁寧に描かれる流河の高村への想い、勃起癖を克服したリーダーの勇気など見所はたくさんあるのですが、流河エピソードのメインは務まりません。主役は馬のち〇こです。♯35、36は便利屋甘栗の面々が慰安旅行に温泉に行くというスペシャルエピソードです。温泉で覗きをするのが千子と流河という女性陣というのは何とも変女らしいです。

酒に酔った杉田のドSっぷりが見られるという新鮮さがあるのですが、杉田は流河にこう指摘します。「流河ちゃんさあ・・・」「本当は君お○んちん大好きでしょ?」流河さんはこれに対して全く言い返せません。酔い潰れて眠ってしまった杉田と二人になった流河はあることに気が付きます。「おっ・・・大ッ・・・!!」「服の上からなのにこんな・・・すごい・・・」どうやら流河は杉田の股間の膨らみに気付いてしまったようです。効果音なんて「まじまじ」ですよ。どんだけ注視してるんですか。というか発見した瞬間の効果音は「ズキューンッ」ですよ。完全にち〇こに恋してしまった女の子じゃないですか。チ〇コ・ミーツ・ガールですよ。

果てには「さわっても起きない・・・かな」です。あのねぇ、あなたがち〇こに夢中になっている間に、高村と千子はこっぱずかしいくらいのラブコメを繰り広げているんですよ?続く慰安旅行二日目も流河の頭の中は杉田の股間のビッグマウンテンでいっぱいです。高村と千子の心配よりも、股間への興味が勝り始めています。というかフラグが立ったのかもしれません。ええ、流河と杉田のち〇このフラグです。流河は千子の恋のライバルになる気配は全くないのですが、とにかく面白い方向へと進化していっています。

千子と高村の甘ラブはさらに先のステップに

流河さんが杉田のち〇こにうつつを抜かしている間に、千子と高村の関係性はさらに深まっていっていました。♯33では、なんだかんだあって、二人で手を繋いで寝ることになります。性的な方向ではなくて、心の繋がりを感じさせるように描いているのがいいですね。この話で僕が感じた萌えポイントは、千子がめっちゃ話しかけてくるというところです。千子が本当に高村に心を許していてるのが感じ取れるのですよね。千子との繋がりがエロコメだけじゃないというのを教えてくれます。

そして♯35の慰安旅行二日目、虫捕りに出かけて雨に降られた二人は東屋で雨宿りをすることになります。雨に降られた薄着の男女が東屋で……ってエロ本でよく見るシュチュエーションですね。初めのほうの巻の変女だったら、ここで結構露骨なエロコメをやっていたかもしれません。だけどここでの千子の発言はもっと悪魔的でした。あまりにも千子がかわいいので、「千子・・・オレは・・・!」と高村も何か口走りそうになっています。放っておいたら続く言葉は何だったのでしょうか?その上で千子が関係性をコントロールしているのが、とてもよいです。

♯38では仕事に行くのにのっけから手繋ぎですよ。杉田でなくとも「もういいからち〇こ入れちまえよ!!」と突っ込みたくなりますね。「オレ達まるで付き合ってるみたいじゃね!?」とのぼせ上がる高村に向ける千子の軽蔑し切った目が最高です。僕、千子のこの表情大好きなんですよね。そしてこの回が重要なのは千子と高村の関係性をさらに明確にしているからです。二人の関係は確かに近付き、親密というラインさえ越えつつあるのですが、兄と妹のような関係なのではないかという感じもありました。千子が高村を兄替わりにするようなエピソードもありましたからね。でも、この回はそれを否定しています。最近の高村、ちょっと格好良過ぎです。

変女・甘栗千子様の名言集in6巻

♯33:「このキノコ・・・良い反り具合ですね」「高村さんがオナニーするのはもう私の生活の一部となっておりまして」「オナニー見られたくらい大した事ないじゃないですか・・・」「高村さんオナニーしないんですか?」「オナニーする時は一言声かけて」「すみません私の方がオナニーしたくなってきたようです」「いや・・・さすがにオナニー見られるのはちょっと・・・」♯34:「姫の前で勃起した者は討ち首にいたす!」「いえ私は股間の天守閣の方が気になります」「股間の天守閣が反応したような気配が・・・」「勃起!?」「大丈夫ですよ流河さん!会長は勃起してませんよ!!」?」「さすがに私も馬の勃起までは・・・」

♯35:「塀の向こうは男湯ですよ生ち○こが見られるチャンスです!」「そんなにち○こ好きだったんですね・・・」♯36:「じゃあ服を脱いで裸で温め合いますか?」「・・・では付き合ってたらいいんですか・・・?」「私が望んだらいつでも繋がってくれますか・・・?」「手を繋ぐことにエロを求めないで下さい」「もういいんで離れて下さいボッキ魔」♯37:「でも勃起しましたよね?」「私はこのレクたんのパンチラが見たいです」「トイレにはイカせません」「気配でわかりますが二人とも勃起してますね!?」「絵なんてものは勃起しながら描く方が良い物になるんです!」「流石は高村さんちゃんと勃起しながら描いていますね」

♯38:重度のラブコメ回。「さすが童貞引きますね」「手を繋いだだけで半勃ちしないで下さい」「まったく・・・何人妹を作る気だか・・・」「私は高村さんの事を兄だなんて思えないし私の事も妹だなんて思わないで下さいね!」「勃起するの許可します」おまけ(酒に酔った杉田の説教)「いい加減さあ千子ちゃんと付き合っちゃえよ」「だいたい君ら暇さえあればイチャイチャイチャイチャしてからに」「もういいからち○こ入れちまえよ!!」「流河ちゃんさあ・・・」「本当は君お○んちん大好きでしょ?」「実は千子ちゃんより興味津々なんじゃない?」高村の名言:「妹だと思ってたらお前に勃起するわけないだろ!!」

まとめ

変女も6巻まで来ました。初期の頃とずいぶん変わってきたなと僕が感じるのは千子と高村のラブコメ・エロコメ描写です。最初のほうはかなり直接的なエロス描写が多かったのですが、徐々にラブ成分のほうが強くなってきています。高村が相当千子の魅力にやられてしまっているというのが大きいのでしょうね。本当に相手のことが好きで大切に思えてくると、傷付けるのが怖くて一歩踏み出しにくくなってしまうのが恋というものです。直接のエロが減ったのに、千子の神々しさ、かわいさ、エロさは増しています。

連載当初の何が何でも人気をとらなければ……というのが多分必要なくなったのですね。だから、物凄くバランスがよくなってきていて、女性にもおすすめできる漫画シリーズになってきたと思います。男性の欲望だけではなくて、女の子の側の気持ちも繊細に描写できているのがいいのです。慰安旅行編では、これまで動きが少なかった杉田にもスポットライトが当たり、女子人気に貢献してくれそうですね。僕はまだこの巻までしか読んでないのですが、この先の展開として流河×杉田の展開はあるのでしょうか?流河に幸せになって貰いたい&面白い展開がみたいという僕としましては歓迎なのですが……。

でもそうすると、杉田のち〇こに興味を持っていたらだんだんと本人にも興味が出てきて……というち〇こから始まる恋物語になりますね。変女らしいと言えば、変女らしいです。主人公に一極集中させるのか、カップリングを作っていくのか……。これは作者の判断ですね。勝手な提案としては桃木りりとナオ君を出会わせたりするのも面白いかもしれません。なんだろう、千子がヒロインとして強過ぎるので、変女にはカップリング型のほうが合ってるんじゃないかなと思うのです。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

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