かへたんていぶ(4) (ガンガンコミックスONLINE)

今回私が読んだのは藤代健の描く女子校を舞台にした学園コメディ「かへたんていぶ」の4巻目です。とうとう4巻目に突入しましたが今回はオーダー27の「2学期スタート」からオーダー35の「ヒマな日」までの全9話が収録されています。

3巻では夏休み中の合宿といった学校外のお話が中心になっていましたが、今回は最初の話のタイトル「2学期スタート」の通りに学校での話に戻ります。まだまだ暑さの残る9月から最後は衣替えの話まで日常話が続きます。

また都幾川トウマの学校での話や誕生日などの短い日常のちょっとしたお話が続くのは3巻で合宿の長編の話が続いたのとは対照的になっています。また前巻では殆どなかったかへたんていぶの制服姿もたっぷり見れる巻になっています。

あらすじ

夏休みも終わり2学期がスタート、都幾川えみなは夏休みの宿題をギリギリでなんとか終わらせ無事2学期に突入、そしてカフェではいつも通りにかへたんていぶがゆるーく喋りながらカフェを営業中。そんな中瑞穂ななの誕生日の話になったら意外な事実が発覚。

なんと都幾川えみなと瑞穂ななは誕生日が一緒だったのだ。ということはえみな双子の弟でありななの恋する相手都幾川トウマも同じ誕生日ということ。せっかくなので3人まとめて誕生日を祝おうとかへたんていぶの面々で誕生会をすることになりました。

無事誕生会が終わった後も学校では相変わらず面白おかしくゆる~く毎日が進んでいく。まだまだ暑い日にプールの授業があったり衣替えに向けてかへたんていぶの冬服用に身体測定をしたり、一方ではななとトウマが食事デートに?なんだか色々ありそうなそんなかへたんていぶ4巻です。

感想

まさかの偶然、誕生日が一緒だったことが発覚

夏休みが終わりゆる~い日常が続くかへたんていぶですが、東方院摩智があいかわらずのきまぐれで覚えた?占いをしていた中で瑞穂ななの誕生日が発覚、なんと都幾川えみなと同じ日だったことがわかります。しかし気が気じゃないのがななのほう、何しろえみなと一緒ということは弟の都幾川トウマとも同じ誕生日なんですよね。その事実にすっかり乙女モード、女の子は運命とかそういったものに弱いのはななも一緒のようです。さすがはかへ部で一番(性格は)普通の女の子。

しかしトウマとななの仲を邪魔しようとするのに誕生日を教えてしまうあたりえみなのうっかりも相変わらず。ということでせっかくなら3人一緒に祝おうと都幾川家でお泊りでの誕生日パーティを開くことになります。そんな中で悩むのは誕生日プレゼント、3人分は流石に大変ということでえみなの提案で1人分500円までということになるんですが、理由は大喜利みたいになって面白がれるか大滑りするかという小悪魔的な理由が相変わらずの腹黒さ。

そんなこんなで誕生日パーティになるのですがみんなが持ってきたプレゼントがまたいろいろな意味で個性的、鳩山美由はヒーローの食玩フィギュアで名栗理沙はレトロゲームのソフトだけど本体は無し、花園静はというとなんと手作りの洋服なのだけどこれが色々おかしい、ななには普通の可愛い洋服をプレゼントするのだけどトウマには何故か女物の洋服を、えみなには幼稚園児の園児服、本人曰くとても似合いそうだそうです。色々とツッコミどころ満載な誕生会でした。

1巻ぶりのスクール水着に制服そして冬服に

今回は2学期突入ですがまだまだ暑い時期ということでプールの授業回があります。2巻では初夏でプールの授業がありスクール水着はありましたが3巻は夏休み中に海での水着姿、しかし学校外なので制服は少なめでしたね。今回は学校が中心になるので久しぶりの制服姿やスクール水着などがたっぷり見れます。更に最後の方には秋になりカフェでの制服も冬服に新調されます。当然学校の制服も冬服になり作中の季節が冬に向かっていくのが感じられますね。

かへたんていぶは結構服装にこだわりがあるのですが、そのなかでもカフェの制服がなかなかに良く出来ています。ホールのウエイトレスの服は可愛いひらひらで着ているみんながとてもかわいいのですが、注目するのは調理係のななが着ているバリスタの制服です。ちょっとかっこいい感じなんですがタイトスカートが大人っぽくてちょっとセクシーな感じがたまりません。しかし結構複雑に出来ているこの衣装も花園静のお手製だったりするのがすごいですね。

そして服装で色々大問題なのが鳩山美由、彼女は以前から服装や女の子らしいことに色々無頓着なのですが、今回もとんでもなく無防備過ぎます。基本的に女子校ということも含めてスカートの中が見えるのにあまり注意をしていなかったりするのですが、彼女はなんと家では基本ノーブラのようで今回の誕生日パーティの都幾川家でもまさかのノーブラ、これにはトウマもちょっとうろたえたりしています。ただでさえスタイルが良いので色々すごすぎです。

かへたんていぶとそれ以外の人たちの日常

4巻では3巻と打って変わって細かい話の連続になっています。なのでメインになるのは授業中や部活中のゆる~いおしゃべりになっていますが、そんな中でも都幾川トウマと瑞穂ななの関係だったり、部員の新しい情報だったりが色々出てきます。そしてしっかり更衣室の着替えシーンでの会話もちゃんと書かれていたりもするので一部の人にも安心ですね。またトウマの学校での日常話もちょこっと出ています、こっちもこっちでちょっとした恋バナがあったりと気になります。

トウマとななの関係ですが、3巻の合宿中で出会った二人はちょっとだけ仲が縮まった様子ですっかりメールも送りあう仲になった模様、そのメールの中身が都幾川えみなの恥ずかしくも面白い写真だったりするのですがこれも見ものです。そしてトウマとななが話している時不機嫌に邪魔をしようとするも空回りなえみなが妙に可愛いのもポイントです。そんな中今回はトウマとななが食事デートをしてみたり。しかも誘ったのはトウマからというのもびっくりです。

また今回もちょこっと登場するのがトウマの学校の友達達、基本的に男子学生らしく全く中身の無いくだらない話ばかりなトウマたちですが、その中のひとり日高朔也とその幼馴染の岩槻樹がなんだかいい感じな様子。こちらは男女共学なのでかへ部とは違った日常が繰り広げられています。そして相変わらずカフェに入り浸る東方院摩智ですが今回は姉の東方院綾音も登場、ながされて藍蘭島のあやねとそっくりですがこちらでは姉としての登場なんですね。

まとめ

とうとう4巻目になりましたが、前巻で長編でしっかりやったからか今回は短い話の連続でした、気のせいかゆる~い話が増えたような気も、夏休みとかのガッツリした話もいいですけがダラーっと進むかへたんていぶの普段の会話もまったり読めていいですね。しかし2巻、3巻から続く夏のお話もこれで終了となり最後に衣替えとなりました。夏服や水着はしばらく見納めなのはちょっとさみしくもありますが、今度は新たな服装が見れそうです。

都幾川トウマと瑞穂ななの関係も超スローペースではありますが少しづつ進展していきそうです。この二人は見ていてほのぼのしますし、この二人に対する姉のえみなの噛ませ犬な感じはもはや定番のギャグになってきましたね。さらにそれに付随してトウマの学校の友達の日高朔也と両神侑斗も引き続き登場です。二人共なかなかクセのあるキャラクターです。有斗がえみなを苦手にしていたりとまだまだ色々な設定がありそうで今後も楽しみになりました。

今回は衣替えの話で終了となりましたが、次回は季節感がガラッと変わり学校イベントも2学期のものが出てくるのでしょうか。かへたんていぶの日常会話の中でもまだまだ知らない設定が色々あるような思わせぶりな台詞もあったり、都幾川えみなの幼馴染でもある騎西愛歌のことだったりといろいろ気になるものも散りばめられていました。いくつか何となく分かるようなものもありましたが今後明かされるのか気になります。そんな感じで次の5巻が楽しみです。

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9