かへたんていぶ (5) (ガンガンコミックスONLINE)

ガンガンONLINEにて連載されている学園ゆるカワコメディ作品「かへたんていぶ」の5巻を読んでみました。ながされて藍蘭島で有名な藤代健先生のこの作品もすっかり長く続いてきましたが今回も色々ゆる~く楽しめそうです。

今回の5巻に収録されているのはオーダー36の「つばめヶ丘女子高体育祭」からオーダー43「最終日 午前」までの8話となります。最初の話のタイトルからいきなり学校物での大定番、体育祭となっていますがそれ以外にもある模様。

前半はオーダー36のタイトル通り体育祭から始まり更には文化祭もと盛りだくさん、かへたんていぶは身体能力の高い娘揃いなので運動会では大活躍となるのでしょうか。学園祭も普通には行かないのがかへたんていぶなのでそれも楽しにな5巻です。

あらすじ

夏休みも終わり2学期になり制服も冬服に、そんな中つばめヶ丘女子高では体育祭の季節になってまいりました。この体育祭では3つのチームに分かれて競い合うのですが、かへたんていぶのメンバーはそのうち2つのチームに和照れての戦いに。

色んな意味で大騒ぎな体育祭が終わると今度は学園祭の時期がやってきます。学園祭ではそれぞれのクラスの出し物とかへたんていぶでの出し物があり、どれもが個性的な出し物になりそうななか都幾川えみなは何か企んでいる模様。

さらに学園祭では3日目が一般開放ということで生徒の家族や恋人がやってくるようだけど、どうやら瑞穂ななは都幾川トウマにチケットを渡したよう。姉のえみなの目をかいくぐっての学園祭デートはどうなっていくのだろうか。

感想

種目がおかしい?ハチャメチャな体育祭

5巻では大きなイベントが2つありますが、その一つが体育祭です。もう色々と大変なことになっています。基本的に身体能力の高い娘たちの多いかへたんていぶ、もちろん大活躍なんですがそれだけでは終わりません。200m走では名栗理沙が持ち前の足の速さで一位をとるかと思えば騎西愛歌がまさかの一位、彼女は体力測定の時には休んでいたようで再測定のときには全種目で記録更新したとか、色々謎が多い騎西愛歌ですが一体何者なんでしょう。

借り物競争ではまさかの借り物にみんなとまどったり、綱引きでは都幾川えみながいがいな活躍?だったりとどれもこれも普通に進みません。つばめヶ丘女子校はかへたんていぶ以外も変わった子が多すぎます。障害物競走では妙に障害物が大変だと思っていたらなんと犬の競技用障害になっていたりするのですが、どうやら生徒会長のイタズラらしいのです。まだ生徒会長はまともに出てきていませんがこちらも一曲ありそうな気がしてきました。

体育祭では競技以外の応援合戦もあります。都幾川えみなや鳩山美由の居るチームはチアガール姿でチアリーディング、扉絵の一コマで瑞穂なながアンスコを履き忘れそうになっていたりと細かいネタも。花園静と名栗理沙の居るチームはソシアルダンスで花園静の男装がとても様になっていますが、名栗理沙は原型がわからないほどの美少女に。最終的に勝負の行方は最後のリレー勝負に、なんとバラエティ番組よろしく買った方に一万点となり勝負が決着しました。

運動会の後は学園祭の準備から大騒ぎ

5巻の後半からは学園祭の話が始まっていきます。運動会直後から学園祭の準備が少しづつ始まり各クラスでも出し物を決めていくようです。とは言え学園祭の前にあるのが中間テスト、みんなくだらない話で現実逃避していたりしていたけれど。なんと瑞穂ななが全科目平均点という有る意味すごいミラクルをさらっと起こしています。まあ成績は普通ってことなので本人は超微妙な顔をしていましたが。しかしそれも終わって本格的な学園祭準備の始まりです。

学園祭の出し物ですが、都幾川えみなのクラスは駄菓子屋と古いおもちゃのプレイルーム、えみなは家で駄菓子屋をやっているので駄菓子の調達も簡単ということですね。えみなのクラスの出し物を決めるときには鳩山美由が委員長として会議を仕切るのですが以外にもしっかりと仕切れていて普段のポンコツぶりが嘘のよう。瑞穂ななのクラスはお化け屋敷に決まったけれどこれが大変そう、メイク研や映画研の娘が張り切ってリアルにしすぎて脅かす方も怖がることに。

花園静のクラスでは演劇で源氏物語を上演することに、クラスの満場一致で花園静が光源氏役を男装で演じることになったのですが、本人は可愛い物好きで可愛い服も大好きなのでテンションが下がっています。そんな中カフェ部は限定メニューを出しつつ何やらイベントを行う模様なのですが、発案者がえみなということでなにか大事になる予感、他にも色々企んでる様子が有ったりと本番が楽しみに。それにしてもこういうのは準備期間も見ていて楽しいものですね。

そしていよいよ学園祭が始まります

いよいよ始まる学園祭本番、なんと3日目は一般公開となっていて生徒の家族や恋人が学園祭に来る模様、ただでさえ色々ありそうな文化祭ですがますます面白くなってきました。開会式直後アナウンスが流れたのはかへたんていぶのイベント「学内間違い探し」といって学園内の普段とは違う場所を探すのですが、これがなかなかすごい大掛かりになっています。階段が一段底上げされていたり、天井が5センチ下がっていたりととても素人のものとは思えないとんでもない作りになっています。

ゲームの優勝賞品は人気絶頂のアーティストAKANA・Mのサインを生で貰える権利でしかも学園祭の最後に生ライブを行う模様、どうやら都幾川えみなは何か知っているようだけどのらりくらりとスルーします。そんななかかへたんていぶではシフトを分けて回ることになり、瑞穂ななは相変わらずの大食いで学校中の模擬店を回りそうな勢い、スポーツ系の出店を次々クリアする花園静ですが、実は得手不得手があることが発覚、これにはある意味納得です。

そして3日目に入り一般公開日、瑞穂ななは招待券を都幾川トウマに渡せたようで学園祭デートができそうです。トウマは友達の日高朔也とお目付け役としてその幼馴染の岩槻樹と一緒に来ます。ななと合流してダブルデートのようになりますが、気を利かせた朔也によってトウマとななの2人で学園祭を回ることに、えみなには午後から来ると行ってあるので邪魔をされることなくデートが出来ます。そして午後になりみんなで合流といったところで5巻の終了、良いところでの次巻へ持ち越しです。

まとめ

作中では秋になり今回は体育祭に文化祭とイベント盛りだくさんでした。体育祭ではなぜつばめヶ丘高校がブルマなのかわかったり騎西愛歌の脅威の運動神経など意外な事実もありました。また文化祭になると東方院摩智の姉であり生徒会副会長でも有る東方院綾音も前巻よりもしっかりと出てきました。今回の5巻では新キャラはほとんど登場しませんが、今までのキャラクターの新たな面が色々見れたりイベントのドタバタが全面に出ています。

また文化祭の前の話でかへたんていぶのマスコットが決まりましたが、とてもゆるーいまさにゆるキャラ、しかし都幾川えみな以外の4人がえみなをモデルにキャラクターを作る当たりやっぱり部長はえみななんですね。毎回その腹黒さとおっちょこちょいに拍車が掛かるえみなですがイベントの多い今回は企みに拍車がかかっていますね。こういうときは本当にイキイキしていますが、そんな中でもちゃっかりトウマとななに騙されデートを見逃してしまう当たりのうっかりさも相変わらず。

だいたいいつも1つの巻ごとにキリがよく終わっていた「かへたんていぶ」ですが5巻では文化祭の途中の良いところで終わりになってしまいます。毎回キリの良いところで終わるのもいいけれど、こういった先の気になる終わり方もいい感じです。特に今回の学園祭はかへたんていぶのイベント「学内間違い探し」の結果や、えみなが何か知っていそうな人気アーティストのライブなど早く続きが読みたくなるそんな「かへたんていぶ」5巻でした。

オススメ度
★★★★★★★★★☆ ★9