お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!2(アクションコミックス)

尾行系妹とストーカー系幼馴染が主人公を狙う「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の第2巻です。前巻で登場してすぐに修輔の唇を奪い、ち〇こを蹴りあげるなど、一切攻撃の手を緩めなかった彩葉。

今巻ではさらなるアプローチを修輔に仕掛けていきます。彩葉の意外な属性も見えてきます。まさか〇〇系ヒロインだったとは!ようやく修輔の身に何が起こっているのかを把握し始めた奈緒なのですが、かなり意外な行動をとっていきます。

僕達の想像の斜め上を行く反応を見せるのが奈緒ちゃんなのですよね。同級生の女の子二人も滅茶苦茶驚いていました。このびっくり箱のような物語の進め方がおちんこの魅力です。一体何が起こるか全然読めないんですよ。そしてついに奈緒は彩葉と対峙します。女の戦いは……怖い!

あらすじ

屋上に呼び出された修輔は彩葉にオ〇ニーのことについて問いただされることに。一体何故君はそんなことまで把握しているんだ……。(第7話)彩葉は修輔を押し倒し、抱きしめ、胸を触らせてくる。そして奈緒を諦めるよう言うのだった。(第8話)

彩葉に呼び出されデートをすることになった修輔を尾行する奈緒だったが、それを見つけた同級生の女子二人に尾行されることに。(第9話)彩葉はキスをねだり、その上修輔をホテルにまで誘う。尾行していた奈緒は、同級生の女子に二人の写メを撮ることをお願いする。その目的は?(第10話)

奈緒に嫌われないように必死に禁欲を続けてきた修輔だったが、ついにそれにも限界が来てしまう。修輔の尾行をした奈緒が見たものとは?(第11話)完全復活した修輔を嬉しく思う奈緒。学校の更衣室で奈緒と彩葉は鉢合わせをする。水面下で繰り広げられる女の戦いに同級生の女子二人は戦慄する。(第12話)

感想

ストーカー系幼馴染ヒロイン土浦彩葉! 

表紙でスカートをたくし上げているツインテールの美少女が土浦彩葉です。何となく頬を赤らめていて、「あっ、この娘、エロいわ」と一目でわかるようになっています。前巻で修輔の唇を奪い、ち〇こをげしげしと蹴りまくった彩葉さん。今巻ではどんな暴れ方を見せてくれるのでしょうか?えーと……彩葉さん、いきなり自宅から望遠鏡を覗き込んで何かを見ています。レンズの先にあったのは……高梨家でした。前巻から何か裏のある娘だとは思っていましたが、こんなストーカー気質があったなんて!

っていうか、妹にも幼馴染にもオナニーの様子を把握されているって、修輔はあまりにも羨ま……いえ、かわいそうです。早速、彩葉は修輔を屋上に呼び出してさらなるアプローチをかけていきます。もう決めにきてるね、この娘。というか彩葉さんは最初から若干焦り気味なのです。幼馴染である彩葉は奈緒が修輔と血の繋がらない兄妹であることを知っているんですね。奈緒が本格参戦する前に勝負を決めてしまおうという肚つもりなのでしょう。総合格闘技なら開幕早々立ち技でKOして、寝技に持ち込ませない展開です。

そして、彩葉は修輔を強引にデートに誘います。決定打狙いですね。既成事実を作りにきています。修輔を落とすために狙いまくりの彩葉なのですが、これがわかっていてもかわいいんですよねぇ。彩葉はホテルに行く直前まで辿り着くのですが、ぎりぎりのところで奈緒に阻止されてしまいます。最初からフルスピードで飛ばして、ここまで善戦する幼馴染なんて今までいたでしょうか?ただ、決める時に決めておかないとなかなか勝てないというのが勝負というものです。あれ? おちんこの話をしていたのに、サッカーとか野球みたいな話になってしまいましたね。いえ、恋は勝負なのです。同じなんです。

尾行系妹・奈緒ちゃんに芽生えた新しい属性とは? 

前巻から本巻の前半部分では、奈緒は彩葉の圧倒的な攻勢を許し続けてきたのでした。第8話になって、奈緒はようやく、やっとのことで修輔がおかしくなった原因が彩葉にあると気付きます。遅いよっ。彩葉による修輔攻略はもう8割方進行してしまっているよっ。そして、奈緒が満を持してとった行動とは……?修輔と彩葉のデートの尾行ですよ。いやいやいや、なんで尾行するの? 尾行ナンデ?というかこの妹、いっつも尾行してるな。

奈緒が尾行をしているのを同級生の女子二人が見つけ、面白そうだからと二重尾行までされる始末。ただそれは奈緒も気付いていたようで、奈緒は二人にとんでもない頼みごとをします。彩葉と修輔の写メをとってくれと頼んだのです。で、奈緒の表情をよく見ると「はぁっはぁっ」ってなんか興奮しています。あー、これ、僕知っています。寝取られ属性、いわゆるNTR属性ってやつだ。奈緒さんちょっと性的嗜好がマニアック過ぎますよ。NTRなんて性的嗜好の極北というか執着地点ですよ。

現実に絶望した僕のようなおっさんが辿り着く境地ですよ。とは言え、寸でのところで修輔の貞操の危機を救った奈緒なのでした。この巻においては、奈緒の本格的な逆襲は始まらないみたいですね。引っ張ります。なぜ奈緒がそうしたかというと、たぶん目先の恋の争いよりも修輔のことが心配だったからでしょう。修輔がなんとか元に戻ったということもあって、次巻からが本格的な逆襲になりそうですね。期待してもいいんですよね? 奈緒さん。

思春期の性欲って底なしなんですよね? 修輔さん 

幼馴染の彩葉から徹底的なアプローチを受け、僕らの視点からすると羨ましい限りの修輔。特に一巻でのキスをされながら思いっきり股間をげしげし蹴り上げられているのは、Mとしては最高のご褒美でした。今巻でも修輔は彩葉からの計算し尽くされたアプローチを受けます。果たして修輔は受け切ることができるのか? なんか相手の技を全部受け切るとかプロレスみたいですね。修輔が彩葉に蹂躙されていく様は、修輔が攻略対象のギャルゲーのようです。

作者さんの話によると実際にそういう構想で話が作られたみたいですね。修輔の攻略難易度は果たして高いのか、低いのかよくわかりませんが。彩葉がきっかけでおかしくなった修輔の行動の理由も本巻で明かされました。どうやら奈緒に嫌われないように真人間になりたかったようです。その方法が、禁欲と禁オナというのが思春期らしいですね。でも彩葉と奈緒にエロいアプローチを受けまくって、抜かないでいるなんて体に悪過ぎますよ。

彩葉に渡されたコンドームの試着を我慢したり、奈緒のパンツをみてもたたないように方程式と年号を暗記したり……というのもまさに思春期という感じがして共感が持てます。この辺りのネタ振りがおちんこの真骨頂ですよね。思春期ネタが秀逸なのです。そして、ついに臨界点を突破します。溜まりに溜まっていたものが爆発するのです。「こ・・・これが昨夜の宴の成果かっ・・・」奈緒だって驚いてしまうほどです。「お兄ちゃんはやっぱりバケモノだっ!!」ええ、思春期の男の子は性欲の化物なのですよ。修輔が元に戻ってよかったですね。

まとめ

第2巻では奈緒と彩葉の直接対決は見送られたものの、水面下でのかなり激しい応酬が描かれました。キャラクター性が深まったのはやはり奈緒ですね。NTR属性持ちだったとはおみそれしました。で、このNTR属性も単なる面白ネタというだけではなくて、奈緒の今までの状況とかを考えると必然的に出てくるものだというのがよいです。「私とお兄ちゃんの恋愛を成就させるためにはこの位のイベントは発生するべきだったわっ!! 相手にとって不足なしっ!!」

奈緒ちゃんは彩葉の登場と強烈な修輔へのアプローチさえ糧にしてしまうん最強の妹だったのです。修輔は性欲の化物ですが、奈緒も違った意味で化物じみていますね。彩葉のアプローチは確かに強烈なのですが、修輔の性欲を刺激するばかりで、心を攻めることができていないというのが弱味です。物語的には心を掴んでしまわないと勝ちには至りませんからね。たぶん、実際にヤッてしまったとしても、奈緒はへこたれないのではないでしょうか。

兄の童貞の奪うのは妹の務めだとか、兄の童貞を奪うのは妹の権利だとか考えていそうですからショックなのはショックでしょうけれども。そしてラストでついに奈緒と彩葉の全面対決が示されました。見開きを使って、彩葉の背後には巨大な猫、奈緒の背後には巨大ペンギンが構えをとるという構図です。スタンドバトルでも始まるんですか? という感じです。同級生の二人は何もなかったかのように笑顔で向かい合う奈緒と彩葉に震えていますね。次の巻では、この二人の戦いの決着は着くのでしょうか? 乞うご期待です。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

記事担当:カオス