ラーメン大好き小泉さん(1) (バンブーコミックス)

『ラーメン大好き小泉さん』は、美少女たちがひたすらラーメンを食べるグルメ漫画です。実際のラーメン店をモデルにしていて、お店の特徴などをうまく表現しています。

主人公小泉さんはラーメンのこと以外はほとんど話さない寡黙な美少女です。そして、小泉さんの外見に引かれたクラスメートなどから交流の輪が広がり、様々な女子高生たちがラーメンを食べることになるのです。

それぞれのキャラクターがたっているのも魅力の一つで、2018年のアニメ化も決まっています。ラーメンを食べるキャラクターたちの表情も非常も魅力的で、美少女好きも唸る漫画になっています。

あらすじ

女子高生の悠は下校途中でラーメン屋の行列に並んでいる小泉さんを見かけます。小泉さんの外見は悠の好みで、声をかけようか迷ううちにラーメン店の行列に巻き込まれ、そこで小泉さんの意外な一面を目にします。

小泉さんは超のつくラーメン好きで、非常に美味しそうにラーメンを食べます。その表情にますますほれ込んだ悠は、小泉さんに冷たくあしらわれてもめげずに彼女と仲良くなるための努力を始めることになります。

悠に巻き込まれる形で悠の友人たちも小泉さんとの接点が広がっていき、それぞれのラーメンワールドが展開されていくことになるのです。

感想

人の話を聞かないニュータイプの主人公?

ラーメン大好き小泉さんの主役は小泉さんですが、主な登場人物は話によって変わります。1話からもっとも登場回数が多いのが悠で、読者の視点を肩代わりする役割も兼ねています。しかし、ラーメン好きの小泉さんは他人と絡むことに興味がなく、毎回悠は冷たくあしらわれることになるのです。

ポイントになるのが、悠の図太さです。どんなに冷たくあしらわれてもポジティブで、また小泉さんに話しかけようとモチベーションをアップさせていくのです。特に2話のラストシーンは必見で、物語の方向性が良くわかるようになっています。

学食で小泉さんと同じラーメンを頼み、強引に相席した悠は、小泉さんおすすめのラーメン屋を聞きだし同行しようと画策します。しかし、小泉さんは「嫌です」と回答自体を拒否してしまうのです。その回答をうけた悠は、いつもより多く話せたことに目を輝かせている状態で、メンタリティを疑うような思考になっているのです。

1巻には小泉さんの貴重な水着シーンも収録

悠だけでなく、悠の友人たちも認める美少女ぶりの小泉さんですが、基本手金ラーメンを食べる姿が中心に描かれるため露出は少なめです。しかし、1巻にはそんな小泉さんの貴重な水着シーンが描かれています。マックには言ったことがないと疑われたことをきっかけに、ハワイに行った際のマックの印象などが蘇るからです。

小泉さんがマックのことを思い出すのは4話です。水着の上に一枚上着を羽織っただけの軽装でマックにいき、迷わずテイクアウトをしてビーチに戻ります。そして、上着を脱いでビキニ姿になった上で、テイクアウトした食べ物を食べ始めるのです。

その食べ物とは、ハンバーガー……ではなく、ハワイのマック限定のヌードル『サイミン』です。外国に行ってもラーメンなど麺系をはずさないのが小泉さんなのです。ではハンバーガーを食べたことがないのではと突っ込まれると、ハンバーガーが売られているラーメン店の名前を挙げるなど、鉄壁ぶりを披露することになります。

辛さに涙を流す美少女は好きですか?

悠の主な友人は二人で、美少女で自分よりモテそうな女子は苦手という美沙と、メガネの委員長で真面目タイプの潤がいます。美少女でモテそうだからと告白されないタイプの美沙は、5話目で始めてできた彼氏にあっさりとふられることになります。

プライドが高い美沙はそのことがうわさにならないか不安になりますが、そこに偶然小泉さんが通りかかります。自分が振られたことを言いふらされないか不安になった美沙は、極辛ラーメン屋に入る小泉さんを目撃し、そのまま小泉さんの忠告を無視して激辛ラーメンを頼んでしまうのです。

ラーメンを食べた後の美沙の感想は、辛いではなく「痛い!」です。あまりの劇辛ぶりに驚く美沙ですが、美沙は激辛好きということでそのすぐ後に恍惚とした表情で、好みと宣言し、ラーメンを平らげてしまいます。失恋の辛さとラーメンの辛さに涙を浮かべる美沙の姿は、ギャップもあいまって可愛らしく見えるのです。

まとめ

ラーメン大好き小泉さんは、『美少女×ラーメン』のグルメ漫画ですが、安易にラーメンを取り上げるわけではなく、しっかりと特徴を掴んでいるのが特徴です。あっと驚くような変り種ラーメンも登場し、読者の興味をひくのを忘れないのもポイントです。

1巻から大手チェーン店だけでなく、非常に個性的で特徴を検索するだけでお店が特定できる有名店が数多くでてきます。大手企業とコラボしてカップラーメンを販売しているケースもあるため、実際の味を楽しむ機会が多いのも魅力です。

基本的に小泉さんにスルーされるだけの悠ですが、1巻ラストではとあるきっかけから大幅に距離を縮めることに成功します。ラーメンを通じて女同士の友情が目覚めるシーンも入っているため、ストーリーも楽しめるようになっているのです。

オススメ度:★★★★★★★★★★ ★10

記事担当:しらたま。