怪異になる条件として片足と片目を失った少女と、怪異に畏れられるようになってしまった青年のお話です。今回はこの「虚構推理」の1巻についてレビューさせていただきます。

この漫画はミステリー漫画の中でも独特で、事件を解決するために推理をするのではなく、怪異を無効化するために推理をするという珍しい漫画です。

そして、この漫画の中で主人公の1人でもありヒロインの「岩永琴子」の魅力について3つ紹介したいと思います。

あらすじ

とある理由で片足と片目を失い、日ごろから病院に通院している岩永琴子は、ある日とある男性に一目ぼれしてしまう。

彼の名前は桜川九郎と言い、さっそくお近づきになろうとする琴子だったが、彼にはすでに結婚を前提に付き合っている彼女がいることを知ってしまう。

それから2年がたった後、桜川九郎が彼女と別れたという噂を聞き、本人に理由を聞こうとします。その理由とは、自分が片足と片目を失った原因である”怪異”が関わっていました。

感想

桜川九郎に一目惚れした琴子が、彼に求婚をする場面

これは、1話で九郎に一目惚れした琴子が2年経った後に、彼が彼女と別れたという噂を聞き、それが事実であることが分かった後にベンチに腰かけている彼の隣に座り結婚を前提にお付き合いしたいと告白するシーンです。

2年間思いを持ちながらも九郎に話しかけられなかったのは意外でしたね。あとのコマを見れば分かるのですが、九郎に命の恩人かもしれないのに名前を覚えられなかったことと、他の女性の名前を覚えると彼女が不機嫌になるという発言に反応して、自分から活きがいいですとグイグイ来るタイプです。

それにしても、彼女はこの背格好で17歳は少し幼過ぎなんじゃないかなと思います。3歳年上の九郎と比べても中学生にしか見えません。九郎も中学生と付き合うのは条例的にと言うのですが、ムキになって17歳ですと言い返すシーンを見るに結構気にしてるみたいですね。

九郎にお姫様抱っこされて助けられる琴子

琴子が化け狸の依頼を聞いて、大学の図書館で暴れている牛の妖怪を鎮めようとしますが、説得が通じずに襲われてしまいます。そこで、図書館までおんぶして運んでもらった九郎にお姫様抱っこで助け出されるシーンです。

化け狸の依頼で、琴子は図書館まで九郎におんぶしてもらっていくのですが、九郎は途中で琴子が転びかけた自分を片足で支えていたことを思い出します。成人男性の体重を片足で支えるのは大変かと思うのですが…琴子は意外と筋力があるっぽいですね。そのあとのコマで消火器振り回してますし。

牛っぽい妖怪に向かって威勢よく啖呵を切る琴子でしたが、妖怪はそれを無視して琴子を食べようとします。威勢よく啖呵を切った割には普通に襲われてて、その理由が九郎が居れば逃げ出すと思ったという結構ガバガバな理由…そのあとのコマでお姫様抱っこされて役得といった表情をしているのが可愛いです。

亡霊を義足を外して豪快に蹴り飛ばす琴子

人に危害を加える亡霊の噂を聞いて、ある街にやってきた琴子は件の亡霊である鋼人七瀬に相対します。鋼人七瀬の鉄骨をジャンプして回避したあとに琴子が鉄骨に乗ると、その負荷で義足が外れてしまいます。生身の足のほうでまたジャンプをした琴子は、鋼人七瀬の顔に渾身の横蹴りをぶちかまします。

琴子のワイルドさというか頑強さが強調されたシーンでしたね。基本的に四肢が欠損しているキャラクターは頭脳キャラの場合が多いですが…。それにしても七瀬が振るった鉄骨に乗ったりと、義眼なのに凄まじい動体視力をしてますね。通常片目なら反応が遅れたり距離感がつかめないと思うのですが…。

七瀬に横蹴りをするシーンですが割と短いスカートを履いているので、太ももが丸見えになるのですが、確かにあの身長に対してはふとましいような…自分はふとましい太ももが好きなので眼福でしたけど、蹴りを放った後の着地が安定しなくて近くにいる女性に顔から突っ込んでしまうのは地味に笑いました。

まとめ

今回は「虚構推理」の1巻についてレビューさせていただきました。1巻はまだ登場人物が少ないので必然的にヒロインである琴子がクローズアップされる巻となっています。個人的には琴子のキャラはストライクでしたね。四肢欠損のキャラクターにはよくあるお嬢様っぽい雰囲気と、それに見合わぬ積極さがツボでした。

それにしてもこの作者さんの絵は割と自分は好きです。琴子は幼いながらも行動の1つ1つになんとかもいえない色気というものがあります。腰や足の書き方のせいでそう感じるのでしょうか。ちなみにヒロインは琴子だけではなく、九郎の元カノである弓原紗季もヒロインの候補としています。

1巻はまだ導入ですので、推理要素は少ないですが2巻や3巻になるにつれて推理要素がどんどん入ってきます。しかし、推理といっても琴子は事件のことは全部現場の亡霊に聞けば全て真相が判明してしまうので、いかに怪異を無効化できるかというか推理をメインにしていきます。

オススメ度
★★★★★★★☆☆☆ ★7