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渡くんの××が崩壊寸前(5) (ヤングマガジンコミックス)

書店で見つけた『渡くんのXXが崩壊寸前』、タイトルの意味がわからず避けていた作品でした。しかし、友人からすすめられて読んでみることに。

読み始めるとサイコっぽい雰囲気が面白くハマりました。読み進めると普通のラブコメのような感じもしますが、ところどころにサイコっぽい要素が挟まれている作品です。

第5巻では、前巻の最後に登場した新キャラの正体が明らかになるとともに、サツキによる安定の誘惑、Fカップちゃんこと石原さんとの関係と、盛りだくさんの内容です。

あらすじ

渡の学校に押しかけて来た『梅沢真輝奈(まきな)』は、自分の正体を明らかにし、バイトが合格だったと告げます。その後、真輝奈は渡にアプローチをかけるも軽くあしらわれてしまいます。

そんなある日、真輝奈から『彼氏役』として花火大会に誘われた渡は、石原を誘うつもりで断りますが、先約があると言われます。結局、妹の『鈴』と行くことになりますが、会場で石原と合流し、一緒に帰ることに。

花火の帰り道で大雨にふられた2人は、渡家に避難することにしますが、そこにはサツキの姿が。弱まる気配を見せない雨に急遽、サツキと石原の2人は一泊することに…

感想

新キャラ『梅沢真輝奈』の正体とは?

第4巻で登場した『梅沢真輝奈』ですが、渡の中学時代の陸上部の後輩だったことが明らかになりました。サツキや石原とは別のタイプで、少しギャルっぽい容姿をした女の子ですが、『長距離の女王』と呼ばれ、スポーツ推薦で進学したスポーツ少女です。

渡との再会は偶然のようですが、わざわざ高校まで押しかけたり、「暇つぶしのおもちゃになってもらおーっと」というつぶやきから何か企んでいる様子です。男慣れしてそうな感じですが、渡の代役として来た『徳井』に浴衣を褒められただけで、照れて逃げ出してしまうほどウブなようです。その時の照れ顔は非常に可愛いです。

また、ナンパされたところを助けられた渡の「大事な人が傷つけられそうになったら、その時は命懸けで守るよ」という言葉に惚れそうになるなど、案外ちょろいです。そこがまた可愛いのですが、この子にも闇が潜んでいるのかと思うと複雑に感じます。

「途中まででいい?」の破壊力がやばい

第4巻で、お試しのお付き合いを始めた渡と石原ですが、第5巻では私服デートをします。夏場ということもあって、ノースリーブのシャツにチェックのスカートという、正統派美少女といった服装で、制服もいいですが私服姿も非常に可愛いです。

その後、花火大会で見せた浴衣姿も実にいいです。暗めの色の浴衣に、花の髪飾りをつけていて、こちらはいつもの美少女というより、大人っぽい美女といったところでしょうか。結果、可愛い子は何を着ていても可愛いということです。

そして見逃せないのが、花火の帰りに大雨にふられ、渡の家に泊まることになった時のパジャマ姿。渡の部屋に訪れた時には、暑いからとパジャマの上だけ。これだけでもすごい破壊力ですが、ゴロンと寝転がりセクシーな表情で、破壊力は倍に。そのあとにつぶやく「途中まででいい?」で、破壊力がさらに倍。ここは必見です。

「サイズダウンはしてないよ」サツキの安定感

第1巻から登場している、幼馴染のヒロイン『サツキ』ですが、親のことや渡に固執しているようなところなど、本作で一番謎の多い人物です。渡のことをおちょくって遊んでいる感じもあれば、真面目に心配しているところも見受けられます。

そんなサツキは今巻でも、渡の「痩せたか」の一言に、タンクトップで「サイズダウンはしてないよ」と言いながら、胸を確認する姿を見せてくれて最高です。しかし、大雨の時には渡家の畑や、鈴のプランターなどを心配して駆けつけるなど、健気な姿も見せグッときます。

さらに、渡がいかがわしい店のある通りでサツキを見かけたため、心配して家を訪れた時に見せる、風呂上がりで、Tシャツにホットパンツの組み合わせも最高です。そのあとに足のマッサージをしながら、「幼馴染の境界線はどこ?」なんて言われたら、崩壊してしまいます。

まとめ

第5巻では、もちろんサツキの攻めは健在ですが、新キャラの真輝奈や石原さんがグイグイと攻め、ちょっとセクシーな展開があるといった巻でした。また最後には男性・女性共に、「何やってんだ」と言いたくなることでしょう。

さまざまな女の子の思惑が交差していて、主人公が振り回されているといった本作ですが、それぞれに抱えている闇の部分とは一体どんなものなのか、これからどんな女の子が登場し振り回してくるのか、この先の展開が非常に気になります。

そしてタイトルにあるように、渡くんの何が崩壊寸前なのか、それは理性なのか、愛情なのか、関係性なのか、第5巻でも明かされていません。読んでいるこちら側は、毎巻毎巻、何かが崩壊しているような気がしますが、次巻以降の展開にも目が離せません。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9

記事担当:あんかけ

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