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恋文-山本崇一朗短編集- (ゲッサン少年サンデーコミックス)

私は、元々を「ゲッサン」を読んでいました。その中にある、「からかい上手の高木さん」が好きだったのです。

その作者が、短編集をリリースしたということで、興味を持ち、手に取ってみました。累計300万部の作者なので、きっと面白いに違いないと思ったのです。

収録されている話は7話!それぞれ、違った話が入っているということで、出会った瞬間にワクワクしたのを覚えています。

あらすじ

短編集ということなので、とりあえず、単行本の作品名にある「恋文」のあらすじを取り上げてみたいと思います。

女の子への思いを伝えるために、男の子かラブレターを書くのですが、なかなか渡すことができずにいました。

すると、女の子からラブレターをもらうことに!でも、それがきっかけで思わぬ勘違いをさせてしまうのです。

感想

思春期ゆえに起こる「勘違い」の行方が気になる!

「恋文」で面白いと思ったのは、「勘違い」ですね。これは、物語のキーとなる部分。「こういう勘違いって経験あるなー」と思ってしまいました。それは、恋愛以外の場面でも思い当たるので、感情移入できる人は多いでしょうね。

そして、 その勘違いをどのように解消していくのか?実生活で起こりうる勘違いなら、正面を切って話せば解けることなのですが、この作品は恋愛になっているところがポイント!しかも、思春期というハードルもついています。

だけど、最終的にはこの「勘違い」がきっかけで、物語が大きく動いて行きました!短編集ということで、ページ数は少ないものの、しっかり起承転結がなされている面白さが展開されていました。ここは、さすがの作者の手腕ですね。

超能力者なのに普通の子扱いされちゃう

おすすめの「松本エーコは普通の子」についても感想を述べていきましょう。松本エーコちゃんは、超能力者。「からかい上手の高木さん」から入った私からすると「こういう設定の話も書くんだ」と思わせてくれました。

超能力を持っているとなれば、普通ではない扱いをされるのが一般的ですよね?しかし、松本エーコちゃんは、「普通の子」扱いされてしまうんです。ここは、タイトルにもあるように物語のキーにかるところ。確かに、読者からしても普通の子に見えてしまいました(笑)

その結果、松本エーコちゃんは、「どうすれば普通って言われなくなる?」と必死に思うようになるんです。その「どうしたら?」の部分で悪戦苦闘する姿は思わず笑いを誘うシーンの連続で面白いの一言!7つの話の中では、一番コメディ色が強かったかな?

魔法が下手くそな13歳の見習い魔法少女

この7つの短編集の中で、一番キュンキュンしたのが「みならいウィッチ」でしたね。主人公は、13歳の女の子で魔女の見習いです。「メイドとして雇っていただけないでしょうか?」とほうきに乗って当然現れるんです。

この女の子の面白いところは、とにかくポンコツなところです。「見習い」とはいえ、魔女である以上は万能そうな気がしますよね?しかし、まったく役に立ちません(笑) だけど、とにかく一生懸命な性格が可愛いんです。

「もしかして魔法ド下手なんじゃないの?」と言われてしまって、「ドキッ」とする表情とか最高で、思わずキュンキュンでした!メイドとしてスキルは上がるのか?そして、魔女として成長することはできるのか?注目!

まとめ

「恋文」を読んで得たものは結構大きかったと思います。まず第一に思ったのは「ラブレターの重要性」。ラブレターって、今の人達はほぼ書かないですよね?若い人たちだけではなく、20代や30代でも、メールやLINEを使って告白する人は多いと思います。

物語の中で出てくるセリフで、グサッと刺さる印象的なものがありました。それは、「好きな人に気持ちを伝えたくて、その人のことを思いながらどう書いたらうまく伝わるのか必死に考えて書いたんだよ!」というものです。

「どう書いたらうまく伝わるのか」これって、ラブレターだけではなく、仕事の企画書や、人に何かを教える時にも同じことが言えるのではないでしょうか?だから、恋愛していない人でも感情移入できるシーンは、結構多かったんですよね。

オススメ度:★★★★★★★★☆☆ ★8

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