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ゲッサンにて大人気連載中の漫画『からかい上手の高木さん』がついにアニメ化!放送も開始され、原作未読組の方々も本作の魅力にうっすらと気づき始めた頃合いかと思います。

西片くんを翻弄する高木さんの小悪魔っぷりとそのシンプルなかわいさからネット上でも度々話題を読んでいた本作ですが、アニメをご覧になっていかがでしたか?高木さんはかわいかったですか?そうですよね!かわいかったですよね!!

しかし、アニメはまだまだ始まったばかり。今回は放送中のアニメの魅力を振り返るとともに、原作組独自の視点からアニメと漫画の両方を見ることで本作を2倍楽しむための方法をあわせてご紹介します!

※アイキャッチ画像
引用元:からかい上手の高木さん 2、山本崇一朗、小学館、第13刷、p45

『からかい上手の高木さん』の魅力とは?

高木さんと西片くんの関係性に胸キュン!

本作における最大の魅力とは、『からかい上手の高木さん』というタイトルからもわかる通り高木さんのからかいっぷりです。そして、そのからかいとは西片くんという相手がいて初めて成立します。この二人の関係性が最大のポイントかつ最重要テーマ!

漫画と同様、アニメでも最初のエピソードとして選ばれた「消しゴム」は、二人の関係性をわかりやすく示した秀逸なイントロダクション。消しゴムに好きな人の名前を書くというおまじないを利用した高木さんのからかいとそれにまんまとハマってしまう西片くん。そして、最後に視聴者にだけ明かされる高木さんの本心……。お手本のような導入ではありませんか!

年相応のかわいらしい二人のやり取りを眺めているだけでも楽しいですし、高木さんの本心を知らない西片くんに感情移入して翻弄されるも良し!さらに、素直に好きとは言わずからかいによって西片くんとの距離を縮めていく高木さんの心の中に思いを馳せてみれば、心をギュッと締め付けられるような甘酸っぱい青春の輝きが、きっとあなたの胸の内に蘇ってくるはず。

アニメで初めて本作を知ったという方には、ぜひとも繊細に描かれる二人の恋模様に注目していただきたいです!

シンプルながら秀逸な高木さんのデザイン!

見てくださいこの高木さんの顔。かわいいでしょう?ストレートのロングヘアーと大きな瞳、ぷっくり膨らんだほっぺたと正に王道のかわいさが凝縮されたデザイン!

もし、この作品に興味を惹かれた理由アンケートを視聴者に取ったとしたら、ほぼ確実に高木さんのシンプルなかわいさが第一位に挙げられるはずです。健全な男子であればこんなかわいい子に毎日毎日からかわれて好きにならないわけがありません!

また、作者の山本崇一朗先生は無類のデコ出しフェチとしても有名で、高木さんも例に漏れずおでこが前髪の間から覗いたデザインになっています。

さらに、ゲッサンの2018年2月号より『からかい上手の高木さん』と同時連載されることになった『くノ一ツバキの胸の内』のヒロインもまた例のごとく、デコ出しキャラ。

デコ出しフェチの方はもちろん、そうでない人もデコ出しの魅力に引きずり込まれてしまう、そんなパワーを持っていますね。

肩の力を抜いて見られるゆるいストーリー

本作は基本的に1話完結型の作品になっています。アニメ第1話では3つのエピソードが展開しましたが、そのどれもが独立して見られる話になっていましたね。

実は原作コミックの掲載順にエピソードが放送されたわけではなく、順番が入れ替わったり途中のエピソードが飛ばされたりしています。アニメにするにあたって構成しやすい順番に並べているのだとは思いますが、こうした入れ替えがスムーズに行える辺りからもエピソードごとの独立性が際立っています。

もちろん、完全に話が独立しているわけではなくしっかりとした時間の流れも存在します。エピソードごとに季節が変わったり学年が異なることもあります。しかし、原作コミックでは時系列順にエピソードが並んでいるわけではなく、夏休みの話をしたかと思ったら、次の話でいきなり冬服になっているということも。このように時系列がバラバラな作品と聞くと『それでも町は廻っている』なんかを思い出しますね。

このように時系列が行ったり来たりする作品にも関わらず、違和感なく読み進めていけるのが本作の強み。漫画はもちろん、アニメもまたどの話数から見始めても問題なく見られる作りになるはずです。

ただ、その一方で話に連続性がないことで二人の関係の進展が見られないのではないか?という不安を覚える方もいるかもしれません。その点についてもご心配なく!エピソードごとの独立性を保ちつつ、二人の関係が徐々に変化していく様もしっかりと描かれています。きっと、アニメでも同様に、高木さんと西片くんのじれったくも微笑ましい恋愛が描かれるはずです。

漫画とアニメで『からかい上手の高木さん』を二倍楽しむ!

高木さんの顔つきが別人のように異なる

とってもかわいいアニメの高木さんの画像はすでにお見せしましたが、実は原作初期の高木さんのデザインは現在のものと大きく異なります。

原作の「消しゴム」において初めて姿を見せる高木さんの姿はこちら。

アニメと比べるとちょっと大人びているというかキツイ顔をしているのがおわかりでしょうか。

さらに、読み切り版の高木さんまで遡るとこんな感じ。

目つきがより鋭くなり、ドSっぽさが非常に際立ったデザインになっています。中学生というよりは高校生くらい?アニメの高木さんと比べるとやはり大人びた印象を受けますね。

連載初期とキャラクターの絵が異なる、というのは珍しい話ではありません。ただ、ここで注目したいのは高木さんのデザインが変化した理由。私が思うに、読み切り~連載初期にかけては高木さんを「ツンデレ風味の強気女子」として構想していたのではないでしょうか?

しかし、連載を続ける内にキャラクターのイメージが変化し「恋心をからかいに乗せて遠回しに伝える純な少女」という高木さんが生まれた。その結果、自然と高木さんのデザインもトゲトゲしいものから丸みを帯びたものに変化したのではないかと思うのです。

アニメが原作のどの辺りのエピソードまで描くかはわかりませんが、少なくとも連載初期の第1巻のエピソードに関しては、原作とアニメの高木さんのデザインの変化により、ストーリーから受ける印象も異なってくると思われます。漫画片手にアニメを見比べてみるとそうした変化もいっしょに楽しむことができるかもしれませんね。

声優の演技から高木さんの気持ちを答え合わせ!

先述した通り、高木さんは本心を隠し、からかうことで西片くんとの距離を詰めようとしている少女です。いわゆるツンデレと異なるのは、本心を隠しつつも度々その気持ちを婉曲的に伝えようと試みる点です。

「消しゴム」のエピソードで言えば、消しゴムに書かれた西片くんの名前!もし、西片くんが1/2を引き当てていたら、二人は結ばれ、この物語は完結していたかもしれません。

このように高木さんは「本心は隠すけど伝わったらそれはそれでいい」というスタンスで西片くんをからかいます。他のエピソードでもちょっとした発言や行動に好意を覗かせており、その一挙手一投足をなぜ高木さんはチョイスしたのか、その時の気持ちはどんなものだったのかと考察するだけでも十分に楽しめます。

そして、アニメではここに声という重要なファクターが追加されます。あのセリフを高木さんはどのように発声していたのか?声は震えていなかったか?白々しさは感じられなかったか?隠しきれない喜びが滲んではいなかったか?その繊細な声音がアニメで表現されると考えただけでいてもたってもいられません!

もちろん、アニメだけでも楽しめる作品ではありますが、あらかじめ原作を読んでおくことで高木さんの心情を想像し、アニメ放送と照らし合わせることで彼女の気持ちの答え合わせをしてみるのもまた一興でしょう!

漫画では大人になった高木さんやモブキャラの活躍を見ることも?

実は原作では大人になった高木さんを描いた話が存在します。楽しみを壊したくないのでその内容については触れませんが、きっと、皆さんの期待を裏切らない出来になっているはずです。

そして、その話がウケたことから『からかい上手の(元)高木さん』というスピンオフ漫画も登場!もうタイトルの時点でネタバレ感がありますが、そこにはあえて触れますまい。こちらは山本崇一朗先生ではなく稲葉光史先生が作画を担当していますが、原作のかわいらしいタッチをうまく再現していて満足感の高い作品に仕上がっています。

また、アニメの最後に挿入されるおまけコーナーに登場する三人組についても『あしたは土曜日 春・夏』『あしたは土曜日 秋・冬』というスピンオフ漫画の中でメインに描かれています。高木さんと西片くんのやり取りだけでなく、時折登場するモブキャラにも特徴があり、かわいらしく描かれているのでこうしたスピンオフで掘り下げてもらえるのは嬉しいですよね。

アニメを見て、もしこの三人組を気に入ったらこちらのスピンオフ漫画を読んでみるとより幸せになれるかもしれませんよ?

吹き出し

アニメ#2では間に挿入されていましたね。必ずしも最後という訳ではないようです。

まとめ

今回は『からかい上手の高木さん』の魅力と、漫画とアニメの両面から本作を楽しむ方法をご紹介しました。

記事内でもご紹介した通り、本作は何も考えず高木さんと西片くんのかわいくて甘酸っぱいやり取りを眺めているだけでも楽しめますし、二人の心情を想像し考察するという味わい方もできる、大変懐の深い作品です。

これから皆さんが『からかい上手の高木さん』を楽しむにあたって、本記事がその魅力を引き出す一助となれば幸いです。

記事担当:しがまる

物語の行間に潜む感情の機微を炙り出せるような記事を書きたいです。ショートカットで元気な女の子が大好きなので、オススメの作品があったらご一報ください。

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