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村人ですが何か?(2) (ドラゴンコミックスエイジ)

本が発売されているのを知ったのは、この作品の小説を買いに行った時です。新刊が発売されたと知り本屋に行くと、小説の近くに漫画版の村人ですが何か?が置いてありました。

漫画で出ていることは知らなかったので、興味深いと感じたため1巻と2巻を合わせて掴みレジに行き購入しました。少し漫画を読んでみると、小説版と同じ展開になっていたので嬉しかったです。

単行本にはそれぞれ、俺が世界最強の村人だ、完全書き下ろしと書かれた帯がついていました。魅力的と感じたお客が沢山いたみたいで、売れ行きは好調だったみたいです。

あらすじ

異世界に生まれ変わった転生者のリュートは、ドラゴンにやられてしまいました。物語が終わりかと思われましたが、死に戻りのスキルが発動したおかげで生前の記憶を持ったままチュートリアルに戻れたのでした。

第3の人生でリュートは不屈と農作物栽培のスキルを選びました。そして、村人のまま強くなるため色々な手段を用いて成長していきました。

もっと強くなる目的で龍王の間へやって来たリュートに、世界の破滅という言葉が投げかけられたのでした。勇者より村人が強くなり歴史が狂った、龍王にそう言われて唖然とするリュートでした。

感想

リリスが奴隷紋を見せる場面が良かった

6話のラスト付近に、リリスが龍の里を出て行く理由をリュートに伝える部分があります。保護者を担っていた龍が、老衰で亡くなってしまったのが原因みたいです。この時のリュートは、真剣な表情でリリスを心配していたので優しいなと思いました。

次の場面でリリスは、顔を赤らめて恥じらいの表情を見せながら首筋をリュートに見せています。首の烙印を紹介する場面で内容は暗いですが、リリスの表情が変化したので個人的には良かったです。その後に出てきた全裸で目をつぶっている場面も最高でした。

リリスは健気にも、名前があればどこででも生きていけると言いだしました。冷や汗が頬を伝っていたので強がりを言っているのは確かでした。発言を聞いたリュートは決意を固めた表情を見せ、一緒にダンジョンに籠るぞと提案したのでかっこ良かったです。

リリスの怒り顔は可愛くて面白かった

面白いと感じたのは7話の最初の方で、リュートがリリスに時間を気にするなと言っている場面です。龍王との約束は絶対と言うリリスに対し、こだわる必要はないと応じるリュート、2人の性格が良く表れていました。内容的には口論の一歩手前といった感じでした。

怒るぞと言ったリリスへリュートは、怒ってみせてくれと挑発しました。すると、リリスはがおーと可愛らしい表情で言ったので可笑しかったです。その後、余程恥ずかしかったのか、頭を抱えてしゃがみ込んでいました。

リュートはお前の保護者が良い人なのが分かったと言い、穴を掘る作業を続ける作業を続けたのでした。おそらく、リリスの保護者の龍は相当真面目な人だったのでしょう。1人で世に放り出すのは忍びないとリュートが思ったのも納得できます。

リリスがドラゴンに最後の別れを告げる場面は感動した

9話のドラゴンゾンビとの戦いは、開幕直後は押され気味でした。レベル100のリュートが太刀打ちできない状態だったので、生前は相当強かった気がします。死闘は鋼体術と鬼門法を使った後に放った決め技、村人の怒りにより終結しました。

とどめはリリスが泣いていたので刺せなかったのでした。リュートが戦っていたドラゴンゾンビはリリスを育てた父だからです。その時リュートは、龍が一番望む方法で送ってやれと説得しました。家族がゾンビ化して動いている状況だったので、倒すしか手はなさそうでした。

リリスが育ててもらった事と今までに感謝してから手を加えると、ドラゴンは消え去りました。気持ちが込められていたので、この場面はすごく感動しました。その後、リュートは泣きじゃくるリリスをそっと抱きしめてあげています。困難を乗り越えたカップルが、仲良く抱き合っているみたいだなと思いました。

まとめ

努力をする者は必ず報われる、この2巻にはそんな雰囲気があるように感じます。レベル1だったリュートが勇気と知恵を振り絞り、急成長していったからです。本のおかげで、何かをがむしゃらに頑張ろうという気持ちになりました。

リュートはどうあがいても太刀打ちできない相手には、奇抜な方法を用いて挑んでいました。薪を使って煙を起こしたり、落とし穴を使ったりしていたので賢いやり方だなと思いました。こうした色々な楽しい要素が登場するのも本の面白い部分です。

ドラゴンゾンビは消える直前に、リュートへ神龍の祝福、リリスに神龍の守護霊などの重要なスキルを与えています。それにリリスが獲得できたスキルは優秀な能力があるので、子を思う親の気持ちが何となく分かった気がしました。リュートが相当な親馬鹿と解釈していますが、確かにその通りなので反論のしようがないです。

オススメ度:★★★★★★★★★★ ★10

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