彼女は宇宙一 (ビームコミックス)

私はでんぱ組incの大ファンなので各メンバーのブログやSNSメディア情報をいつもチェックしています。

そんな時に、夢眠ねむさんが、この短編集をプッシュしていたのを見つけたのです。かなりの一押しコメントでした。

元々短編集が比較的好きな私だったので、「でんぱ組のメンバーが進めているのであれば読んでみたい」ともえ購入に踏み切りました。

あらすじ

◎「彼女は宇宙一」女の子を口説けばすぐに好印象を抱かれる青年は、「宇宙人」と名乗る女の子に次第に惹かれていき、、、。

◎死ぬほど大好き?高田くんかねてから好意を抱いていた高田君に告白した女子校生は、突然落下物にぶつかって死んでしまいます。高田君への未練を捨てることができない彼女は条件付きで復活することになり、、、。

◎サセコちゃん愛をさがす貞操観念がとにかくルーズなサセコちゃん。彼女は、ただのサセコではなく、本当の愛を求めていたのです。しかし地球ではそれを求められないと思った彼女は、宇宙に飛び出して、、、。

感想

女の子がみんなキュート!だけどギャップがある

とにかく女の子たちがみんなキュート!キャラクターデザインもさることながら性格もキュートです。少々ぶっ飛んだ話もあるのですが、「女の子ってこういうところあるよね」というリアルがあるので、感情移入できる場面も多いです。

だけどキュートな一面だけではなく、えぐいほどのギャップがあるストーリーもありました。それはスカッとするものもあれば、後味が悪いものまで様々です。そんな意外な一面も人間が抱えるリアルなのかもしれません。

このようなギャップが盛り沢山だったからこそ、どの短編集も結末が予測できませんでした。だからグイグイ引き込まれる面白さがありました。同じ作者が書いたとは思えないバラエティ豊かな内容ですね!他人にも勧めたくなりますよ!

リアルとファンタジーの融合のバランスが良い

「私生活のリアル」と「SFファンタジー」のバランスの良さが見事だったと思います。だいたい半分ぐらいの割合で振り分けられていましたね。だから、日常系が好きな人でもファンタジー系が好きな人でもどちらの人も楽しめる内容です。

私は、どちらかと言うと日常離れした漫画が好みだった人間です。しかし、面白くてどんどんページをめくることができました。また、各話で主演周りを務めるキャラクターは男性と女性バランスよく登場してくるのも良かったと思います。

どの話も主人公は女性なのですが、物語を動かしていくのは男性だったりするんです。このバランスの良さは作者の手腕が見えた一面だったと思います。このような概要を踏まえると、男性にも女性にもおすすめできる短編集だと感じました。

作者の解説を読んでから読み返すと解釈が変わって面白い

この短編集で特に面白かったのは、各話に解説がついていることです。この解説は作者によるものです。どういう気持ちでその漫画を書いたのか?そのバックホーンが分かれば、解釈がだいぶ変わってくるから不思議!一言解説なのでさらっと読めます。

おすすめなのは、最初にその解説を読まずに漫画を読んでいくことです。一通り読み終わったら、解説に目を通してみてください。それからもう一度漫画を読んで行くと「あーなるほどね」という新しい理解が出てきて面白いと思いますよ。

そして最後に私が抱いた感想。それはこの漫画は「彼女は宇宙一」ではなくて「彼女たちは宇宙一」なんだなということです。登場してくる主人公の女の子はそれぞれ別のキャラクターですが、みんな宇宙一なんです!その意味は是非このマンガを手に取ってご確認ください。

まとめ

何巻も続くような漫画って、一見さんはちょっと心配になりますよね?「揃えるに値しないぐらいつまらなかったらどうしよう」ということになりますからね。しかし、短編集は読み切りなので、「一見さんにオススメな漫画だなー」と改めて思いました。

サブカル系の漫画は連載ものより短編集の方がお手軽でいいですね。そしてこの漫画は、いい意味で絵があまりうまくありません(失礼!)。だけどそれがいい味を出しているんです。「サブカル系は上手すぎない絵の方が良い」と再確認できました。

そして「イケメンは一度痛い目をみろ!」。これを強く思いましたね!特に第1話に出てくる「彼女は宇宙一」で強く思いました。調子に乗っている人間は一度痛い目を見なければなりません。そして「痛い目を見ないように、調子に乗らない人間にならなくちゃ」と思いました。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9