メルヘン・メドヘン 1 (ジャンプコミックス)

2018年冬のテレビアニメとして、BS11でメルヘン・メドヘンの放送が始まりました。娘が魔法系のアニメが好きなので、話のネタにしようと、録画してみました。

翌日、娘と観ていたのですが、いいところで終わってしまい、続きが気になって、何となくサイトを調べていました。

サイト利用のポイントが溜まっていたので、早速それを使って購入しました。電子コミックですが、すぐに読むことができて、便利です。

あらすじ

鍵村葉月は、本と空想の世界にひきこもり、友達をつくれずにいました。15歳、まだまだ友達が必要な年齢です。ある日、葉月は不思議な少女に出会います。その少女は、葉月にしか認識できません。

しかも、その少女は、ほうきに乗って空を飛びます。絶対、魔女だと確信し、葉月は追いかけます。少女の忘れた紙袋を胸に彼女に会いたくて。そして、葉月は、魔法の世界に迷い込みます。

クズノハ女子魔法学園。それが、葉月の迷いこんだ場所でした。彼女が魔法の原書に選ばれたからです。葉月を選んだ魔法の原書は「シンデレラ」。そして、葉月は、魔法学園のバトルに巻き込まれていくのでした。

感想

葉月の一途さと、静の素直さが感動です

葉月は、初めて会った魔法使いに会いたくて、忘れ物を届けたくて、魔法学園までやってきました。必死に、空飛ぶ彼女を追いかけて、怖いお姉さんに追いかけられ、それでも、諦めずに探し当て、彼女に会うことが出来ました。その魔法使いの少女の名は土御門 静。伝統ある土御門 の令嬢です。

葉月の母親は、亡くなっていて、義母とはあまり気が合いませんでした。葉月は気を利かせて、義母のスカーフを洗ったのですが、余計なことだと注意されました。そのことで、葉月はとても傷ついていました。我に返り、葉月は思いました。(もしかしたら、また余計なことをしたのかもしれない)葉月は、後悔しました。

しかし、静かは、恥ずかしそうに、「ありがとう、とてもうれしいわ。」と素直に葉月にお礼を言います。少し、うるっときます。心があたたまりました。クールな印象の彼女ですが、もしかしたら、二人は友達になれるのでは?密かに期待が膨らみます

メルヘン・メドヘンと魔法の原書

クズノハ女子魔法学園は、魔法の原書を持つ少女達が学び、正しき心を身に着けた原書使いになるための学園でした。魔法の原書には、おとぎ話・メルヘの名前がつけられています。そして、その学園の生徒である彼女達は見習いという意味でメドヘンと呼ばれます。設定がメルヘンチックですね。

ちなみに、土御門 静の原書は、かぐや姫で、葉月を追いかけてきたユーミリア・カザンの原書は酒呑童子です。静の幼馴染の加澄有子の原書は一寸法師で、マッチ売りの少女や、ブリタニア列王史、おおきなカブ、魔弾の射手なんて原書もあります。つまり、葉月の「シンデレラ」の原書は、特別な魔法書なのです。

彼女達は、静はかぐや姫に、ユーミリア・カザンは、酒呑童子に・・・というように、変身することが出来ます。それは、「ブーフ・ヒュレ」といい、魔法の源である原書と一体化して、その力を効率よく引き出すための魔法です。基本魔法のハスなのですが、葉月は中々習得できません。それでも頑張る姿は、心打たれます。

ヘクセンナハトにむけて頑張ります

ヘクセンナハトという、一年に一度、世界中の魔法校が参加する各校対抗の祭典があります。優勝校には、一度だけどんな願いも叶う魔法が与えられます。今年は日本校で行われることもあって、ぜひ、勝利したいと願う静達なのですが・・・

ヘクセンナハトには、ブーフ・ヒュレを破壊された者は退場することというルールがあります。安全に配慮しての処置ですが、つまり、「シンデレラ」になれない葉月は、参加できないのです。しかし、「シンデレラ」は特別な原書。それ故に、チームに加われば、相当な戦力になります。

葉月が「シンデレラ」になれないのは、自分に自信がないからです。「シンデレラ」は舞踏会に行くときには魔法がかけられ、華やかなドレスを身にまといます。葉月にはそれがイメージできません。変身できず、ますます自信をなくす葉月ですが、静は諦めません。「葉月さんは必ず、私達日本校を助けてくれる存在になります。」

まとめ

どんなに辛く苦しくでも、友情がある限り、彼女達は励まし合い、乗り越えていくことでしょう。自分を受け入れてくれる友達は一生の宝物です。そんな友達って、なかなか出会えません。友情っていいなあ。そんなことを思いださせられました。

また、諦めない力、大事だと思います。葉月の粘り強くたくましいところは、見習いたいところです。そんな葉月の姿を見守る静の、彼女を信頼できる器の大きさも感服します。子供の力、大人の包容力、それを兼ね備えた大人になりたいものだと思いました。

それから、魔法は幻想のように思われていますが、現実にも魔法は存在します。電波や、空気圧、磁石の力、それらを上手く利用するのが魔法だと思います。もっと科学が発達すれば、奇想天外な魔法も操れるようになるかもしれません。長生きしなくては・・・

オススメ度:★★★★★★★★☆☆ ★8