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猫とふたりの鎌倉手帖 4 (BUNCH COMICS)

「片桐くん家に猫がいる」の片桐(片桐亮太)くんが、加藤さんと結婚し、それぞれ転職と退職しました。片桐くんのおじさんが、息子夫婦と同居するため彼の家が空き家になるということで、鎌倉に引っ越しました。

猫5匹と片桐くん夫婦の優しい物語が「猫とふたりの鎌倉手帖」です。猫の生活が垣間見れて面白いです。今回は、加藤さんも加わって、ひとりぼっちの前作よりほんわかしている気がします。

「猫とふたりの鎌倉手帖」は、表紙のイラストをみれば分かりますが、春夏秋冬、1巻が夏からはじまり、4巻は春で最終話となります。春(4巻)は、桜が描かれていて、とても綺麗な表紙です。

あらすじ

加藤美穂子あらため、片桐美穂子さんは、アルバイトを始めます。カフェなのですが、猫も連れていっても大丈夫なお店です。もともとマスターが猫をお店で飼っていたのですが、願ったりかなったりです。

「猫とイケおじマスターのいる店」と雑誌に乗ったため、カフェはお客さんが多く、忙しい状態でしたが、美穂子さんは楽しい毎日でした。猫好きのお客さんと会話したり、皿洗いさえも楽しいと思えました。

そんなある日、マスターが倒れてしまいます。過労でしたが、もともと心臓に持病もあったので、負担になったようです。「この店も潮時かなあ」と、つぶやきます。美穂子さんは、何かできないかと考えます。

感想

とにかく、ビジュアル的に猫が可愛いすぎます

天然ボケのハツ、風来坊のような茶トラのぎあら、気位の高いミノ、まだ小さいユッケとサンチュ、それぞれ個性的で、愛らしいです。その容姿もとても可愛いです。猫と暮らしていないと分からない猫の行動が新鮮で猫の描写だけで、充分、癒されます。

犬と違って、全く飼い主の言う事を聞かない猫達ですが、大変だなあと思いつつも、(他人事なので)愉快で、笑えます。また、たまに、片桐夫婦が妄想で猫にアフレコを入れるのですが、その妄想も、本当に猫がやりそうで、面白くて、笑えます。

ある日、片桐夫婦は知人の家に遊びに行きます。猫の住んでない家は、猫の住んでいる家より、綺麗です。柱には傷もないし、床に毛や猫砂等も落ちていません。それでも、美穂子さんは思います。(猫がいればもっといいのに)猫との生活は、それほど、幸せなものなのでしょう。

ほのぼのしている片桐さん達がおもしろい

亮太くんは、菜穂子さんがレンジを掃除するのが苦手だということに気付いて、自分の休みの日にやってあげます。「(菜穂子さん)が帰ってきて、きれいだったら嬉しいかな」それだけのためにです。猫もシャンプーし、家の中も掃除します。

たまたま遊びにきていたゆうたは、亮太くんの手伝いをさせられますが、彼は、菜穂子さんが好きだったので、亮太君の気持ちに共感します。帰ってきた菜穂子さんは休みの日一人でいるであろう亮太さんにケーキを買ってきていました。ゆうたは思います。(この夫婦ってお互いのことを自然に思いやってんだよな。)

猫たち全員を病院に連れていかなくてはならない時がありました。その時亮太くんの手際のよさに菜穂子さんは感心します。(ものすごく見直される出来事が、それって、男としてどうなの・・・?)亮太くんは複雑な気持ちです。

片桐さん達はいつでも猫のことばかり

片桐さん達は、鎌倉の大仏を観に行きます。猫はもちろんお留守番です。たまには恋人っぽく過ごしたい菜穂子さん。けれども、「猫つれてきたらどうなるんだろ~って思うよな。」亮太くんは、すぐに猫の話題になります。

鎌倉は、猫が多い町です。少し細い路地に入ると、猫にであう確立が高いです。猫が通りそうだなと思う道をのぞくと、黒猫がいました。他の観光客とも猫の話題で、ほのぼのします。菜穂子さんは、自分の想いが脱線していくので、がっかりです。

そんんな菜穂子さんですが、お土産屋さんでは、気が付くと、自分も猫の首輪に着ける名前がいれられるキーホルダーを選んでいました。亮太くんも全く同じものを選んでいました。似た者同士だな~と二人は笑い合います。

まとめ

どこかに出かけても、いつでも猫ことが思い浮かぶ片桐さん達にとっては、猫達は自分の子供のような存在なのでしょう。行儀が悪く、こっちの誠意が全く通じない、でもそこが愛らしい。やんちゃで可愛い生き物達です。

いつか二人に子供ができた時、いつも子供のことを思って生活するのでしょうか。猫を育てるのは、子育てにも通じる気がします。猫達と子供達が駆け回る未来の片桐家を想像してしまいます。もしかして、続編、出るでしょうか。何度読み返しても心温まるお話です。

鎌倉は、いまでも古い昔の姿を残して、いつまでも変わらない風景を保とうとしています。まるで、片桐さん達夫婦のようです。変わらない関係も素敵だと感じました。年を重ねても、いつまでも変わらず、優しい二人でいてほしいです。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9

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