青春相関図(2) (講談社コミックス)

別の漫画を目当てに書店に行き、たまたま1巻を見かけて作画担当の三宮宏太先生が描いた表紙に惹かれて手に取りました。

帯には「問題作」「大反響」の文字。そんなに凄いのか?と思いつつ、更にあらすじを読んでこれは面白そうだ!と期待が高まったのです。

購入して読んでみると、すっかりこの作品にハマってしまい、熱い展開で続きが気になったので2巻も迷わず購入しました。

あらすじ

主人公・七崎青は高校で同じクラスの二階堂春と付き合っている。春は友達との関係が変わるのが嫌で付き合っていることを内緒にしたがっていた。

ある日突然、春が学校の屋上から飛び降りて昏睡状態になってしまった。春が書いたクラスの相関図には「5人のピエロに私は殺される」と書いてある。

ショックを受けた青は真相を追い始めるが、1人でピエロの正体を探っていた親友の勇をピエロと勘違いしてしまう。

感想

青と勇の熱い友情なくしてこの作品は語れない

「青春相関図」を語るうえで外せないのが青と勇の友情です。青と勇はクラスに5人いるピエロの中の「トカゲ」について正体を探っていました。しかし、勇はピエロの正体にあと1歩の所まで来ていることを青に隠します。そのせいで何度もすれ違い、大ピンチになってしまいます。

勇がどんな思いでトカゲを追っているのか、本当の思いを知っている読者としてはハラハラしすぎて寿命が縮まる思いでした。勇を信じられなかったせいでこんなことになってしまったと自分を責める青を見るのも辛かったです。

やられっぱなしじゃ悔しい!と立ち上がった2人は見事にトカゲを欺いて捕らえることに成功します。このシーンは「青春相関図」でたくさんある、心が揺さぶられる熱い展開の中でも上位に入る名シーンだと思っています。

天然巨乳少女の花澤さんに癒される!

作品の女の子キャラが魅力的かどうかはかなり重要なポイントですよね。「青春相関図」には、もちろん魅力がつまった女子高生が登場します。花澤さんは胸が大きくて天然な子です。クラスのみんなが青を避けるなか気にせず声をかけるなど、空気が読めません。

5人のピエロや春の事件の真相を暴くためとはいえ、派手に動き回っている青に不信感を抱くクラスメイトもいて孤立してしまいます。確かにあえて嫌われ役になっている部分もありますが、もう少し優しくしてあげてもいいのじゃないかと思いました。

花澤さんは青に敵意を持っていません。多くの人に冷たくされるなか、花澤さんに優しくされたら惚れそうです。重たい雰囲気があるストーリーのなかで、周りを和ませてくれる存在で、1巻ではちょっとエッチなシーンもあったので今後も密かに楽しみにしています。

高嶺の花・紫エリカは美魔女だった!

相関図によると、春は「イーグル」という相手に相談をしていたことが判明します。青は春の親友である紫エリカに話を聞こうと近づきました。エリカは文化祭のミスコンで1位を目指していて、女子からも人気が高い美人な子です。

生まれつきの美人で完璧に見えるエリカですが、中学のころに容姿のせいでいじめられた辛い経験がありました。化粧の研究と努力をして変わったのに、整形したという噂のせいで去年のミスコンでは納得のいかない結果になってしまった様子。そんなことを聞いたら応援せずにはいられませんでした。

しかし、エリカには裏の顔があったのです。まんまと騙された!と思い、最後の笑顔にはゾクゾクしました。お嬢様言葉が最高に似合う謙虚な彼女はどこにいったのでしょう。さん付けで呼ぶのをためらってしまうほど、いっそエリカ様と呼びたくなりました。

まとめ

「青春相関図」2巻では物語がさらに大きく動き出しました。1巻からヒヤヒヤさせられていた青と勇のすれ違いや誤解も解けて友情を再確認できる熱いストーリーでした。5人のピエロを見つけるのはまだ先になりそうですが、少しずつ真相に近づいています。

謎だらけだったピエロ像がぼんやりと見え始めた…といったところでしょうか。人物相関図は分かりやすいアイテムですが誰がどの人か、本名が書かれていないので青がトカゲを見つけたように推理していくしかありません。

衝撃的な展開が連続して常に予想の斜め上を行き、裏をかいたと思ったらさらにその裏をかかれた…というストーリーで、考察しがいのある作品です。なんといっても色んなタイプの女子高生が登場するのでお気に入りの子が見つけられますよ!ちなみに私はエリカが好みです。

オススメ度:★★★★★★★★☆☆ ★8