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ガン×クローバー GUN×CLOVER 12 (ドラゴンコミックスエイジ て 2-1-12)

『ガンxクローバー』は、友人からの強い勧めによって出会った作品で、表紙の女の子が可愛かったので読み始めました。

ある秘密を抱えた多重人格の少女を護衛し、本当の力と身分を隠しつつ学園生活を送るというストーリーが、非常に面白く感じました。

また、ヒロインの各人格も個性的で可愛く、ヒロイン以外に登場する女の子も魅力的で、戦闘シーンも非常に迫力がありハマりました。

あらすじ

バベルの塔に囚われた一葉を助け出すために動き出した守人達。あと一歩のところでマスターランクの傭兵達が立ちはだかります。

その中には、最強の戦士であり神の代行者『神零葉(かれは)』となった一葉の姿があり、戦闘になっていきます。

戦闘ののちになんとか一葉を助け出した守人の前に、さらなる敵が現れます。傭兵達によるガンアクション漫画、激闘の最終巻です。

感想

守人のマスターであるサユリの最後

守人のマスターであり『守人』という名前の名付け親でもあるサユリですが、第11巻で過去が明らかにされました。そして、守人陣営として戦闘に参加し、最後のたたかい戦いを前に敵の術中にハマり、致命傷を負ってしまいます

サユリのことを何度も殺そうとしてきた守人も、実際に死のふちに立ったサユリを前にして、様々な思いが巡ることになります。いくつか言葉を交わした守人とサユリですが、「わかった?守人」という言葉とともに見せる笑顔は必見です。

その笑顔は、彼女がしてきた今までの行動や言葉などのしがらみから解放された、見た目にふさわしい可愛らしい笑顔を見せてくれています。これで彼女も救われたのだなとわかる、非常にいい表情で思わずグッときてしまいます。

守人の強さはやはり尋常じゃない

サユリとの別れののちに行われる、敵となったマスターランク達や兵士達との戦闘で見せる守人の力が絶大です。まず、敵兵士の使う言葉の術をもろともせずに、鋼の肉体を持つといわれるマスターランクの『ブラド』を素手で殴り飛ばします。

その後に起こる、神零葉との戦闘に見せる神速の槍を避ける姿。必殺技ともいえる『ランゲージグレイブ』による攻撃に対する機転の利かせ方、そして、一葉への対処のみならずにバベルの塔への対処に至るまでの頭脳戦が繰り広げられます。

そして、登場したさらなる敵との肉弾戦や、これまでの戦いの終わらせ方まで考えられていて、全てが守人の手のひらで踊らされていると感じてしまいます。最終決戦ということもあり、これまでに見せてきた守人の凄さがギュッと詰まっています。

遂に陥落し、護衛者と認める六葉

守人の策略によって、バベルの塔が破壊されるとともに、神零葉との最後の戦闘になります。神速の槍は避けられ、肉弾戦に持ち込むも倒しきれず、超必殺技といえる『デッドランゲージ』の乱れ打ち攻撃をするも倒すには至りません。

そこで守人から掛けられた言葉によって、神零葉として戦っていた六葉の心は揺らぎます。今まで一葉たち他人格にしてきたことを考えると、私はいらない存在、消される存在だと思っていましたが、一葉の「これからもよろしくね、六葉ちゃん」という言葉に泣き出し、遂に最後の人格『六葉』も陥落します。

そして、一葉からの言葉を引き出し、他人格の全員が信頼する守人のことを六葉も信じることに決め、護衛者とし認めることになります。その時に「一葉ちゃんのこと、おお願いします」の言葉とともに見せる、涙をためながらも決意を固めた表情は、非常に可愛いのでお見逃しなく。

まとめ

ヒロインの闇落ちによって敵となり、最後の戦闘に登場し、その後に真の黒幕が登場する。そして最後は大団円というストーリーは、わりとよくある展開ではないでしょうか。この作品も、予想を裏切らずにそんな展開になりました。

それでも、読んでいて思わず『オオッ』となり、非常に綺麗にまとまった作品でした。最終巻である第12巻は、少々駆け足気味な展開に感じられましたが、戦闘シーンは最後まで迫力があり、しっかりと描かれていて非常に面白かったです。

すべての戦いが終わり日常に戻っていった最終話は、主要登場人物が勢ぞろいで、衣装もさまざまと見どころ満載となっています。そして、一葉から七葉までのデレた姿もバッチリ載っていますし、最後の最後に『あの人』も登場していますのでお見逃しなく。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9

記事担当:あんかけ

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