妖怪マッサージ 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

妖怪マッサージの作者でもある押切さんの大ファンです。ファンになったきっかけは、ゆうやみ特攻隊をネットのサイトで試し読みした時でした。お化け絡みの話がとても面白かったので、全巻まで揃えました。

本と出会ったのはTwitterを利用していた時です。フォローしていた押切さんが二巻発売とツイートしていて、エロスで描いてくれたとコメントしてあったため興味が沸きました。

電子書籍で購入して開いてみると、エロさの中にきちんとした内容が含まれていたので読み応えがありました。面白かったので、ついでに1巻も買っておきました。

あらすじ

揉山圧子は就職した幽幻堂でマッサージの仕事を開始しました。近所の常連客に対しマッサージをしながら、今の仕事が楽しいと感じる圧子でした。

ところが、お客の中には色々な妖怪も混じっていました。妖怪の存在に戸惑う圧子でしたが、お客には変わりないと決意してマッサージを行ったのでした。

仕事に慣れてきた圧子の前に泥田坊と名乗る妖怪が登場し、娘のマッサージを頼みました。果たして、圧子は泥田坊の依頼を達成することができるのでしょうか。

感想

泥田坊の娘が泥を吐いたシーンは笑えた

最初の話にマッサージが気持ち良すぎた影響で、泥田坊の娘が泥を吐く場面があります。泥だけなら良かったのですが、その中には生きたカエルやザリガニなどがいたので結構カオスでした。その場面に対して泥田坊が、私は昔体内にスッポンを飼ったことがあると言い出したので笑えました。

ザリガニにかまれながら施術ができないと言い出す圧子、この場面は確かにその通りでした。効果は出ているから堪えてくれと、安全な位置で言う泥田坊の姿も良かったです。被害は更に拡大していき今度はカブトガニまで飛び出しました。

気を失いかけた圧子は何とか意識を保ち、必殺の万能ツボを押して娘の体内にいた魚を追い出しました。かっこいい表情の圧子、気持ちよさそうな顔つきの娘、どちらも魅力的でした。最後の以前の方が良かったというオチは、笑うなと言う方が無理です。

一反木綿に鹿児島へ連れて行かれた圧子

11話の最初でお婆さんが、空からの襲撃に注意と言っていました。何かのフラグかなと考えながら見ていくと、数コマ目でその通りになり鹿児島へ飛ばされたのでした。フラグ回収がやや早すぎるなと笑いながら思いました。

喋るカエルの話によると、圧子が下着姿なのは一反木綿が衣服を奪ったのが原因のようです。圧子は普段は強気な女の子ですが、この時は恥じらうような動作を取っていたので見応えがありました。最低と言いながら、顔を赤らめていたのも良かったです。

激怒した圧子は、下着を使って一反木綿をおびき寄せるという荒業を用いています。この切り札を使った行動は見事に功を奏し、一反木綿が近寄って来ました。その後、圧子は全力を込めて指圧をお見舞いしています。圧子は怒らせると怖いタイプと言わざるを得ない光景でした。

枕返しが登場する場面は花子の表情が面白かった

15話で幽幻堂のメンバー達は、慰安旅行で温泉旅館にやって来ました。彼らは外を出歩いて散策したり、温泉に入ったりして思う存分に堪能していたみたいです。夕飯の料理はどれも美味しそうですが、蛇酒の方はちょっと勘弁かなと思いました。

夕飯が終わり就寝時間になった場面で、眠ろうとした花子の前に枕返しが登場しました。ここでは花子が、枕返しに枕を抜かれた反動で面白い表情をしています。結構痛そうですが、コミカルな場面なせいか見ていると笑いが込み上げてくるから不思議です。

圧子の魂を返せと言って、枕返しに挑みかかる花子の姿はかっこよかったです。小さい勇者といった雰囲気がよく出ていたので、頑張れと応援してしまいました。花子は結果として返してとお願いすることになりますが、勇気ある行動を見せた点は評価できます。

まとめ

過保護な状態にあるカッパの話、娘の引きこもりを解消させる話など、現代社会に通じる話が多かったです。新聞をよく読んでいるので、そんな風に感じました。どの話も最後になると解決に導かれるので、気持ちが晴れやかになるのが特徴な気がします。

本を読んでいたせいか、マッサージ師の仕事に興味が沸いてきました。施術をした後の圧子のように、気持ちよかったとか、今日も有り難うなどの感謝の言葉を聞くことができれば最高かなと思います。仕事として関心を抱きやすいのも作品の魅力かもしれません。

風呂場で妖怪が暴走した話では、あかなめが終わりの方で不思議な行動を取った理由を述べています。乳飲み子のために栄養を補おうとしたと言うので心打たれました。このシーンを見て、子供を大事にする気持ちは妖怪も人間も変わらないなと思いました。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9