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黒ゆり荘の変なゐきもの。(2)(完) (ヤングガンガンコミックス)

1巻を表紙の可愛さで衝動買いしたのがきっかけです。2巻を心待ちにしていましたが、発売前に連載終了を知ってちょっと悲しい気分になっていました。連載で読んで読者ハガキを送ればよかったなぁと。

『黒ゆり荘の変なゐきもの。』はのじゃロリ召喚娘のメメと実力不足でゆるきゃらとして召喚されてしまう『ゐき物』たちが非常に可愛らしいコメディーで、ギャグのテンポとノリの軽さが特徴です。

連載終了作となってしまったため若干詰め込みすぎと感じる部分はあるものの、キャラクターの可愛らしさを生かした回も多く、2巻完結でテンポ良く読み終わりたい人にはおすすめの本になっています。

あらすじ

召喚士一族に生まれたメメは、自堕落な生活を父親に叱られ、人間界に修行の旅に放り出されます。大家を楽しませることを条件に黒ゆり荘に居候することになったメメは、人間界の生活に馴染むべく努力を続けています。

ただし、メメの努力は空回りがちで、大家のセンタローに振り回されることもしばしばです。しかし、トラブルに巻き込まれたり、巻き起こしたりとドタバタした日常を送るメメの元に許嫁を名乗る魔王の息子が現れます。

魔王の息子はメメに結婚を迫り、一緒に魔界に帰ることを提案します。メメは魔界に帰るのか、人間界に残るのか、選択を迫られることになるのです。

感想

淫魔の力すら跳ね返すマコトの鉄壁の処女力に笑う

黒ゆり荘の大家センタローの財力を狙い、排卵日を狙って夜這いをかけているのが黒ゆり荘の住民マコトです。しかし、マコトは穢れを知らない乙女にしかなつかないユニコーンになつかれてしまい、1巻時点で処女だということがメメとセンタローに知られてしまっています。

それでもめげずにセンタローに夜這いをかけようとするマコトですが、センタローにあっさりつかまり、縛り上げられた上放置プレイをされてしまいます。どうにか状況を打開したいマコトはメメに助力を頼み、メメもしぶしぶながら助力に応じてしまうのです。

メメはサキュバスを召喚し、マコトに様々な指導をするように依頼します。サキュバスは魔法で解決を図ろうとしますが、マコトの処女力の高さにはじかれてしまい、周囲に被害が拡散されていくのです。処女力とは一体何かと突っ込みたくなるところですが、巻き込まれたメメたちの反応も含めたやり取りが見所になっています。

舞台が夏でサービスカットが満載?

黒ゆり荘2巻の舞台は夏で、キャラクターの露出が多めになっています。プールで水浴びをするシーンもあるなどサービスカットが多めで、可愛い女の子の肌を見たい人にはおすすめの巻になっています。もともともメメの衣装は露出は激しく、マントを脱いだだけでセクシー(ただしロリ)になるのもポイントです。

マコトに関してはセンタローに迫る時は常に勝負下着のため露出が多いのは相変わらずです。しかし、北方系ロリのノーニャの水着シーンや、巨乳メイドの栞子のスポーツウェア姿など貴重な姿も見ることもできます。新キャラレコのサービスカット(?)もあります。

1巻は銭湯のシーンもあったため露出面で言えば若干控えめという考え方もできますが、それでもサービスカットが多いのは確かです。もっとも、メメの父親が脱ぐシーンがあることや魔王の息子の衣装がデフォルトで露出度が高いなど、ある意味で『男女平等』なのも笑いどころになっています。

メメのパワーアップと共に連続召喚も可能に

メメは失敗を重ねているものの、召喚術を磨く努力をしています。連続召喚に失敗して黒ゆり荘が召喚獣まみれになってしまう話もありますが、どんどん召喚十のバリエーションは増えていきます。限定的ながら連続召喚を成功させるシーンもあり、地道にパワーアップしていきます。

召喚のバリエーションが増えるということは、ゆるかわいい召喚獣も増えるということです。すっかりマスコットとして定着したバハムートを中心に、今回もリヴァイアサンやサタンなど、最強クラスの召喚獣を召喚します。ただし、技術が追いつかなくて暴走させるシーンがあるのもお約束です。

大量の召喚獣でお祭りを盛り上げるなど、メメが自信をつけるきっかけとなるであろう話も含まれています。ディフォルメされたモンスターが好きな人やゆるきゃらが好きな人も楽しめるようになっているため、可愛い物好きの人にもおすすめできます。

まとめ

黒ゆり荘は出オチをうまく使う漫画で、魔王の息子登場時すらオチがつきます。キャラクターが可愛らしくギャグの切れも良かったので、連載終了が本当に残念です。連載が続いていれば違うラストになっていたのではと考える部分もあります。

ただ、ツッコミどころしかない怒涛の展開や、気の抜けるようなギャグは非常に癒しにもなったので、作家を推したいなと思えるきっかけにもなりました。お前がロリコンだからというツッコミは無しです。可愛いは正義なのです。

個人的な趣味でいえば『私が好きな漫画』なので、ギャグの質やノリが馴染めるかではやはり個人差があると感じます。個人差はありますが、表紙に書かれている白くてモチモチしてそうなバハムートを気に入ったなら買いだと思います。ぬいぐるみやクッションが欲しくなったらきっと同志です。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9

月10冊程度、年間100冊超の漫画を読むフリーライター。非定期で友人と百合漫画を語る会を開きますが、ジャンルは不問で何でも読みます。

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