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井地さんちは素直になれない 1 (バンブーコミックス)

最近はTwitterを使って漫画家さん本人が作品の告知をすることが多くなり、告知ツイートを見て新しい漫画と出会う機会も増えたように感じます。

今回ご紹介する「井地さんちは素直になれない」も、作者の「ぽんとごたんだ」先生の告知ツイートで知った作品のひとつです。

最初はなんとなく絵柄が好みだから…という理由で読んでみたのですが、キャラクターが可愛すぎて一気にファンになってしまいました。

あらすじ

「井地さんちは素直になれない」は、親子の交流を描いたハートフルコメディです。6年間も別居していた父親と娘が再び一緒に暮らすことになるのですが、互いに距離感がわからなくてギクシャクしてしまいます。

父親と娘の距離感がギクシャクするというだけなら、どこの家庭にもありそうな出来事です。しかし問題は、父親の「井地 初太郎」が重度の親バカで、娘の「井地 はるこ」が重度のファザコンだったことでした。

表面上は素っ気ない会話をするだけの2人ですが、裏では「うちの娘天使すぎる!」「うちのお父さん可愛すぎる!」と大騒ぎ。そんな意地っ張りの2人が素直に想いを打ち明ける日は来るのでしょうか…

感想

井地さんたちは親子そろって可愛すぎる

「井地さんちは素直になれない」をご紹介するにあたって、皆さんにはまず知っておいてもらいたいことがあります。この作品のヒロインは井地家の一人娘である「井地 はるこ」ですが、むしろ父親の「井地 初太郎」に対して萌えている読者も多いということです。

「えっ?オッサンの何に萌えるの?」と思った方もいるでしょうが、この感覚は本編を読んでみればすぐにわかるはずです。娘のはるこが可愛いのは言うまでもないんですが、不器用だけど娘のために奮闘するお父さんの姿にキュンとさせられます。なんというかオッサンというより、ゆるキャラを応援しているような気分です。

親子そろってツンデレの井地さんちですが、一般的な家庭とは比べ物にならないほどに互いを思いやっています。娘のファザコンぶりに萌えさせられたかと思えば、お父さんの親バカぶりに更なる萌えを与えられる…そんな感じで、いつの間にか読者までも井地さん親子の虜になってしまいます。

重すぎる愛についつい噴き出してしまう

表面上は素っ気なく振る舞う井地さん親子ですが、とにかくお互いのことが好きすぎるヤバい親子です。2人の関係性は親子仲が良いなんてレベルを超越していて、ハッキリ言って「愛が重すぎる」状態にあります。でも、重すぎる愛を全力でぶつけ合う2人の様子は見ていて飽きません。

個人的に一番笑ったのは、第1話「井地さんちの記念日」というエピソードでの一幕でした。「(お父さんと)一緒に住み始めて1ヵ月記念日なの…!」と友人に話すも「記念が弱い!」とツッコまれてしまうはるこ。しかしその裏で、お父さんはしっかり祝1ヵ月記念のケーキを用意していました。

このときお父さんが用意した祝1ヵ月記念ケーキがあまりにも巨大すぎて、初見でメチャクチャ笑いました。当のはるこにすら「結婚式帰りなの!?」と思われてしまう気合の入りっぷり。こんな感じで「井地さんちは素直になれない」には、随所に「重すぎる親子愛」が散りばめられているのです。

お父さんの前以外では明るくて素直なはるこ

ここまではお父さんの可愛さばかり紹介してしまった気がするので、最後は娘のはるこの可愛さについてご紹介しておきます(笑)。ファザコンぶりばかりがピックアップされがちですが、はるこは容姿端麗で性格も良く、萌え系マンガのヒロインとしても文句なしの良キャラです。

第5話の「井川さんちとデート」では、いつもと雰囲気の違うはるこの姿が描かれていました。お父さんと一緒に居るときはクールなはるこですが、アレは大好きなお父さんの前で緊張しているだけで、本当はスゴく明るい娘なんです。友達と遊んでいるときはニコニコしていて、普通の女子高生と何ら変わりありません。

今まではあまり見られなかった満面の笑顔のはるこが見られましたし、第5話は「もしはるこが普通の男子と付き合ったらこんな感じでデートするんだろうなぁ」という感じで非常に萌えるエピソードでした。まぁもちろん、はるこのデートには「お父さんの尾行」が付いてくるので話がややこしくなってしまうわけなんですが…

まとめ

「井地さんちは素直になれない」1巻は、読んでいてホッコリする作品でした。笑えるシーンや萌えるシーンが満載なんですが、読み終わったあとには結局「いいマンガを読んだ」という気持ちの良い読後感が一番に残るんですよ。

この読後感の良さは、きっとこの作品には悪人が一切登場しないからじゃないかと思います。井地さん親子は言うまでも無く、2人の友人知人に至るまで全員がいい人ぞろいなので読んでいて気持ちが良いです。過度なエロシーンもありませんので、誰にでもオススメできるタイプの萌え系マンガに仕上がっています。

ただしまだ始まったばかりのマンガなので、これから新キャラが登場したり、親子の距離が縮まったり遠くなったりして「井地さんちは素直になれない」はさらに面白くなっていくことでしょう。まだ巻数が少なくて手に取りやすいと思いますので、未読の方は今のうちにチェックしておいてくださいね!

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9

記事担当:だいなごん

二次元の世界が好きすぎて脱サラし、マンガ・アニメ専門のライターになってしまったヤバい人です。
朝から晩までマンガを読んではレビュー、アニメを見てはレビューという二次元漬けの日々を送っています。

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