さぐりちゃん探検隊 1 (ジャンプコミックス)

「さぐりちゃん探検隊」は、ジャンププラスで連載されている漫画です。私は以前からジャンププラスを愛読していました。

だから自然と「さぐりちゃん探検隊」を読むようになったんです。第一話から欠かさず読んでいます。そんな作品が単行本に!

1巻から新しく揃えたい漫画を探していたところなので、「ちょうどいいな」と思って、今回購入させていただきました。

あらすじ

幼い頃から病弱気味で家に閉じこもっていた「さぐりちゃん」。そんなさぐりちゃんの家に、よく足を運んでいた「紡(つむぐ)」。

しかし、年月が経つにつれて二人はすっかり疎遠に。そんなある時、紡の前に元気になったさぐりちゃんが現れたのです!

すっかりアウトドアな人間になっていたさぐりちゃんは、インドアになってしまった紡を連れて、冒険に繰り出すのです。

感想

実在するスポットが出てくるのが面白い

「さぐりちゃん探検隊」には、様々な冒険スポット(観光スポット?)が出てきます。そのスポット一つ一つは、全て実在するスポットなんです。この作品を見て「こんなところあるんだ、行ってみたい!」となる人は多いはず。

今回の第1巻で言うと、「根岸森林公園(神奈川県)」、「北の丸公園(東京都)」、「鋸山(千葉県)」etc。どのスポットも、しっかり魅力を描いてる絵力が素晴らしいですね。そこで、実際のスポットを検索してみました。

そうすると、作者が描いていた景色や、建物は本物そっくりなのが分かりました。「魅力をそのまま伝えたい」という作者の努力がわかる作品です。「漫画だから」とバカにはできない、ガイドブックのような魅力がありますね。

今の時代だからこそ「カメラ」に注目

紡は、学校の入学祝として、父親から一眼レフカメラをプレゼントされます。最初は、カメラに興味を示さなかった紡ですが、さぐりちゃんと冒険に出かけるようになってから、頻繁にシャッターを切るようになるのです。

1巻では、どっぷりカメラにはまっていく感じはありませんが、その前兆は見えます。今後、話が進むにつれて、もっとカメラにはまっていくのではないでしょうか?カメラに興味がなかった人たちも、ちょっと興味を持つと思います。

というのも、スマホで写真撮影できるこのご時世に、「カメラ」を描いているのが、妙に魅力的に映るんです。この渋いチョイスは、もしかしたら作者の趣味なのかな?登場してくるスポットも渋いですし、趣味が増えそうな漫画ですね。

さぐりちゃんのスクールライフにも注目

子供の頃から、家に引きこもっていたさぐりちゃんですが、すっかり元気になった今、紡と同じ高校に通うようになります。そんなさぐりちゃんのスクールライフも、物語のフックになっているので見逃せないポイントです。

学校で仲良くなった友達と冒険に出かける場面もありますから、「学校の場面」を描くのは何気に重要なんです(最初はいらないんじゃないかなと思いましたけどね…)。さぐりちゃんが、学校でアクティブに過ごす描写はちょっと感動。

というのも、病弱な子供は世の中にいっぱいいるからです。そんなさぐりちゃんが、ここまで元気になるというのは、読者としてもほっこりするポイント。病弱な子供を持っている親御さんは、お子様に読ませてあげてもいいかもしれません。

まとめ

外に出ることの素晴らしさを教えてくれた作品です。今は、ゲームに勤しむ子供が多いので、外に出る子供は少なくなりました。中高生も同じくですし、社会人になるとなおさらですよね。かくいう私もそんな一人でしたし。

今は、インターネットが普及している時代なので、行ったことがないスポットの景色も手に取るようにわかってしまう時代です。だけど、そんな時代だからこそ、「さぐりちゃん探検隊」の良さが光るんだと強く思いました。

もし、二十年前に「さぐりちゃん探検隊」が連載されていたら、この作品の良さは半減していたかもしれません。このような作品を連載するジャンプ+のセンスには脱帽です。続きが気になる漫画のひとつとして、目が離せません。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9