はっぴぃヱンド。 2巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

作品と出会ったのは、アパート住まいの兄が年末年始休みを使って実家に戻って来た時です。兄はこれ面白いから読んでみ、と言って私にはっぴぃヱンド1巻を手渡してくれました。

1巻は日常生活が徐々にホラーへ変わる要素が面白かったです。気に入ったので兄に本を欲しいと言うと、次に帰省した時に読ませてくれるなら構わないぞと応えたので承諾しました。

2巻は、連載している会社のサイトで発売したのを確認してから本屋に行きました。本屋に入ると、目当ての本は新刊コミックコーナーにあったので分かりやすかったです。1冊手に取り近くのレジにて購入しました。

あらすじ

中学2年生の相田茜は東京から姉の住む田舎に引っ越してきました。次の日に学校へ行った茜でしたが、入った教室内の生徒は10人と少なかったため都会との違いに驚きました。

転校初日に茜は小学生のさやかと親しくなり、一緒に遊ぶ目的で家に誘い仲良く遊んだのでした。田舎での平和な日常生活が続くと思われましたが、罰ゲームのBBQにより終わりを告げました。

気がつくと6月4日に戻る、さやかもこの奇妙な現象を知っていました。2人はこの状況を何とかするため、アカズの家で相談を始める所から物語は始まります。

感想

茜に告白めいた発言をするさやか

最初の話で興味深いと感じた場面がありました。茜とさやかが、今までの出来事を思い出しながら相談しているシーンです。そこで2人は、タイムリープが行われている謎を解き明かそうとしていました。小学生のはずのさやかが、妙に博識だったので面白かったです。

色々な事を話し終えたさやかに対し茜は、何故こんな事を教えてくれたのと問いかけました。さやかは考え込んだ後、茜が好きだと言い出したので可愛いなと思いました。小さい子供の発言なので、茜が笑うのも納得できます。

次のページでさやかは、君はどうしたいと茜に質問をしました。冷静な眼差しを向けながら、今後を見据えた発言をしていたのでかっこ良かったです。その質問に茜は過去に起きた出来事を頭に浮かべながら、皆を助けたいと言いました。震えながら言っていたせいか、さやかの方が大人に見えました。

さやかが弥生を気絶させた方法がすごい

5話の初めで弥生は、さやかを尾行したことによりアカズの家へ入る方法を知りました。一触即発的な展開になるかと思ったのですが、二人の味方だと言い出したのでほっとしました。争いになれば弥生が勝つのが目に見えていたからです。

ところが、何故か弥生はおかしなことを言い出しました。涙と鼻血を流しながら、哀願するかのように言っていたので結構怖かったです。凄いと感じたのが、その場面でさやかが護身用の電気が出る機械を使ったことです。この一撃により弥生はあっけなく気絶しました。

さやかは自身が気絶させた弥生に対して、泣きながら何度も謝罪の言葉を述べていました。胸に迫る何かがあったのでページから目を離せなかったです。涙が出たのはおそらく、弥生のことを友達の1人だと見ていたのが理由かなと思います。

茜とさやかがずっと一緒と約束する場面は感動した

6話に茜がさやかと最後の会話を交わす場面があります。茜の目には人が最後に見ると言われる走馬灯がはっきりと映っていたので、助からないのは確かでした。その時、瀕死状態にある茜の元へさやかが全力で走り寄ってきました。

廊下を走り旧保健室に入ったさやかは、茜の元に駆け寄ると泣き出しました。そこでさやかは茜に、ずっと一緒だから大丈夫、一人じゃないよと言ったのでした。この場面は感極まるものがあったので、読んでいたら涙が込み上げてきました。

さやかも誰かにやられてしまいましたが、最後はお互いの手を取り合っていたので救いがあった気がします。そしてタイムリープが起こり再び6月に戻ったのでした。サービスシーンかは不明ですが、その後にさやかの下着姿が出ています。成長すれば美少女になるのかなと思いました。

まとめ

最初の方にカエルのような生物が描かれた絵が出ています。最初は何を意味するのか分からなかったのですが、本を読んでいるうちに理解できました。他にも伏線が周囲に散りばめられているように感じるので、今後の物語がどう動いていくのかがすごく楽しみです。

本の後半部分に、茜の代わりにさやかが孤軍奮闘をする場面があります。何度も失敗を繰り返しながら、何とかして前に進もうとするその姿勢は感動しました。あと、友情の大切さ、そして素晴らしさをこの本で学んだ気がします。

本のラストに単行本第3巻の予告が掲載されています。2巻で謎だったとある人物、それが誰か分かりそうな雰囲気があるので見ていたら欲しくなりました。今春発売予定と書いてあるので、発売日までゆっくり待とうかなと考えています。

オススメ度:★★★★★★★★★★ ★10