賭ケグルイ妄 2巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

2017年にテレビアニメ化されて、2018年1月現在、テレビドラマが好評な「賭ケグルイ」。そんな作品の、スピンオフがこちら!

ガンガンJOKERで本作品のスピンオフのアナウンスがされて、知ったのがきっかけです。しかも、生志摩妄のスピンオフ!

生志摩妄といえば、原作で一番ぶっ飛んだキャラクター!そんな彼女の活躍が見れるとなれば、読まないわけにはいきません!

あらすじ

濡羽綾女は、生志摩妄と出会ったことで、借金が帳消しになりました。その代わりに、3億円もの大金を手に入れたのです。

しかし、その3億円を持っていることが怖くなります。だから、そのお金を返すために生志摩妄のもとに足を運ぶのです。すると、勝手に美化委員の一員にされてしまい、、、。

大ヒット漫画「賭ケグルイ」のスピンオフ第2巻!手に汗握るダークヒーローのギャンブルが今ここに!結末やいかに?

感想

賭ケグルイといえばやっぱり顔芸!

賭ケグルイといえば外せないのは「顔芸」です。それは、本作でも健在!生志摩妄はもちろんのこと、一見おとなしそうな濡羽綾女も意外な一面を見せるから面白い!読者が求めているポイントをしっかりわかっている作者です。

しかも、顔芸のバリエーションの広さが秀逸で、感情がしっかり現れる画力の高さが光っています。例えば、「優越感に浸るところはより生意気に」、「絶望感はより絶望的に」、「怒りを抱える場面は烈火のごとく描く!」。

これらは、セリフがなくても伝わってきそうな緊張感です。この表情の描きは、並大抵の漫画家さんには真似できませんね。絵が上手な漫画が好きな人って多いと思うんですが、そんな読者にも気に入ってもらえると思います。

鬼気迫るギャンブルの駆け引きがGood

賭ケグルイといえば、一番の見所はギャンブルシーンです。だけど本家「賭ケグルイ」のギャンブルより、本作のギャンブルの方があきらかに危機迫る緊張感!それは、お金だけではなく、命のやり取りがかかっているからです。

それはやっぱり、生志摩妄のスピンオフになっているのが大きな要因です。生志摩妄は、本家の「賭ケグルイ」に出てくるキャラクターで、群を抜くスリルジャンキーでしたが、本作では、そのストッパーが外れちゃってます。

しかも、今回の第2巻はロシアンルーレットという、シンプルなギャンブルなのもいいところ。賭ケグルイは、読者がついていけないギャンブルも多いんですが、今回はそんな心配なし!だからこそ、手に汗握る展開なんです。

濡羽綾女の豹変する瞬間に注目!

本作は、生志摩妄のスピンオフですが、ストーリーは濡羽綾女を中心に動いていく感じ。したがって、主人公は濡羽綾女と言ってもいいかもしれません。そんな濡羽綾女は、見るからに大人しそうな女の子といった感じです。

それは、今回の第2巻からページをめくった新規の読者でも、すぐに感じるでしょう。だけど、彼女は「豹変」するんです。この、彼女が持っている「本当の顔」は、本作の鍵といってもいいぐらいストーリーが動く瞬間!

読み進めていくとわかるんですが、濡羽綾女と生志摩妄は、見た目は正反対でも、どこか似ている部分があります。だから、生志摩妄は濡羽綾女と距離を縮めようとするんでしょうね。そんな、意外な人間ドラマがある漫画です。

まとめ

「人は、自分でも気づいていない本当の顔がある」。そんな感想を抱かせてくれた漫画でした。それは、本作の第1巻でも感じましたが、第2巻はさらに強かった!だけど、人間って誰でもそういう一面で持ってると思うんですよ。

だから、本作に感情移入できる読者は多いと思います。もちろん、作品自体はフィクションです。しかし、随所に見える人間ドラマは、ノンフィクションと言っても過言ではないでしょう。特に、それが強いのはギャンブルの「怖さ」。

実生活では、命の駆け引きをするギャンブルは少ないと思います。しかし、競馬、パチンコ、麻雀など、ギャンブル自体は身近な存在ですよね。それで人生を台無しにしている人は、実際にいるわけ。ギャンブルはしないに限る!

オススメ度:★★★★★★★★★★ ★10