恋に恋するユカリちゃん 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

元々、「からかい上手の高木さん」を見ていたんですが、その「スピンオフが出た」とのアナウンスを見たのがきっかけです。

それ以来、第1話からずっと読んでいます。面白かったので、今回の単行本も購入しました。一度読んでても、やっぱり面白い!

「からかい上手の高木さん」の世界観が好きな人は、気に入ると思いますね。興味がある人は、試し読みしてみてはいかがでしょうか?

あらすじ

累計300万枚の人気漫画「からかい上手の高木さん」のスピンオフが登場!高木さんのクラスメイトが大活躍の今作品。

ユカリは、恋バナに興味津々の年頃の女子高生。ユカリは、ミナとサナエを相手に恋バナしようとしますが、テンションが噛み合わず、、、?

「からかい上手の高木さん」の世界観をそのままに、別の角度からキャラクターを描いたスクールライフの行方やいかに?

感想

ミナ、サナエ、ユカリがコミカル

「からかい上手の高木さん」の世界観を引き継いでいますが、主人公を務めるのは、眼鏡っ娘のユカリ。そこに、ミナ、サナエの二人がプラスされて、物語が進んでいきます。特徴的なのは、他のキャラクターはあまり出てこないことです。

だけど、しっかりこの3人だけでストーリーが進んでいくんです。それが成り立つのは、ミナ、ユカリ、サナエの3人がコミカルだから。性格がそれぞれ違っているのに、なぜか仲良くなれる3人の姿は、多幸感を与えてくれます。

特に、強いインパクトを残しているのは、ミナとサナエであって、主人公のユカリじゃないのも素敵だなと思いました。主人公が一応いるとはいえ、モブキャラを目立たせる遊び心は、スピンオフならではの自由度ですね。

一話完結だからテンポの良さが光る

「恋に恋するユカリちゃん」は、一話完結なのが良いところ。しかも、一つ一つのストーリーにあまり意味がないのもいいと思います。「スピンオフ」ということもあって、作者が好きなように描いている楽しさがあるんです。

この、「一話完結ならでは」の意味のなさ&リズム感は、本編の「からかい上手の高木さん」を読んだことがない人でも、読めるはずです。各キャラクターの自己紹介的な回はありませんが、それでも問題はないでしょう。

しかも、今回は1巻がリリースされたばかり。だから、「からかい上手の高木さん」も、「恋に恋するユカリちゃん」も、今からでも十分に追いつけます。通勤通学の時間でサクサク読めちゃいますから、学生も社会人も是非!

等身大の女子高生の日常がgood

恋バナしたり、占いしたり、洋服を買ったり、お泊まり会をしたり、etc。ユカリ、ミナ、サナエの3人が繰り広げる日常は、等身大の女子高生の「それ」です。日常系の漫画の中でも、本当にリアルな日常に振り切っている感じが好感度高し!

そのシーンの一つ一つは、女子高生の日常を覗き見ているようなユニークさがあります。女の子の読者なら、「こういうのあるある!」という感情移入ができるでしょうし、男の子の読者なら「こんな子達と友達になりたい!」と思わせますね。

このように、淡々と彼女たちの日常を描いているだけなのに、「からかい上手の高木さん」にリンクしている場面があるのも見事!これは、面白いと言うより、感心させられた部分です。興味がある人は、本編も見てみては?

まとめ

「恋に恋するユカリちゃん」は、スピンオフの存在を、改めてアピールしてくれる作品だと思いました。色んな漫画やドラマ映画でスピンオフが作られていますが、スピンオフは、もはや「そういう本編」と解釈するようになりました。

上手なスピンオフ作品は、本編を知らない人が見ても、ちゃんと理解できるように作られてます。「恋に恋するユカリちゃん」は、その成功例だと言える作品です。これは、簡単そうに見えて実は難しいスキルとなっています。

続きも非常に気になるので、ますます目が離せなくなりましたね。そして、その他のスピンオフ作品も、改めて読み返したくなりました。特に、「本編を知らないスピンオフ作品を手に取ってみよう」という気持ちにさせてくれました。

オススメ度:★★★★★★★★★★ ★10