となりのシャム猫探偵 1 (裏少年サンデーコミックス)

「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」をはじめとした推理漫画を好んで読んでいたのですが、すっかりマンネリ気味に。

「新しい傾向の推理漫画はないものか?」と思って、ネットリサーチしていたところ、たまたま見つけたのがこの作品です。

数話、試し読みしてみたところ、以外にも引き込まれる魅力があったので、リピートさせてもらっています。変わり種の推理ものです。

あらすじ

動物たちが暮らす都市「オールドヨーク」で繰り広げられる、名探偵の推理が冴え渡る!新感覚の探偵漫画がここに登場。

人間の女の子、ロゼット・アッシュベリーは、探偵をしているシャム猫のレイモンド・シャーマンの助手になることに。

コメディあり、シリアスありの様々な事件が次から次へと繰り広げられる!二人は、どのように立ち向かっていくのか?

感想

可愛い動物がたくさん登場してくる

「名探偵コナン」とか、「金田一少年の事件簿」など、探偵漫画って、結構ありきたりな設定が多いですよね。そんな中で、「となりのシャム猫探偵」は、動物をモチーフにしてるのが特徴。珍しい設定に振り切っているのは、面白い試みです。

「となりのシャム猫探偵」の作者である岡野めるさんは、次のようにコメントしています。「動物たちが活き活きと暮らす世界を楽しみながら描いている」。このコメントからもわかるように、擬人化された動物は一匹や二匹ではありません。

まて、ありきたりな動物だけではなく、種類も豊富。このかわいらしさは、探偵漫画が苦手な人でも、抵抗なくページをめくれるでしょう。ペットを飼っている人や、動物好きな人は、もっと楽しさが倍増すると思います。

動物ならではのトリックがすごい

「となりのシャム猫探偵は」、身近で起こる事件のトリックを推理していく作品です。この流れは、「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」、あるいは「古畑任三郎」などで散々擦られてきた、ありきたりな設定です。

しかし、そのトリックの中身が非常に面白い!「動物がたくさん出てくる」というメリットを活かして、その動物の習性に特化したトリックが詰め込まれています。これは、前述したような推理作品には見られない面白さです。

だから、「この動物ってこういう修正持ってるんだ」と、感心させられるものも多かったです。詳しくここで書くと、ネタバレになってしまうので、詳細は伏せておきますが、推理ものを読み尽くしている人にもオススメ!

コメディ要素もたっぷりあるから笑える

事件を解決していく中身だから、シリアスが多いのですが、コメディ要素もたっぷりあります。だから、ギャグ漫画の延長で楽しめる作品です。主人公のシャム猫探偵は、クールだけど、おっちょこちょいな一面があったり。

ロゼット・アッシュベリーは人間ですが、そこがいい味を出していたり。警部は、ポンコツで頼りないけど、憎めない味を出しています。事件が絶えない街を舞台にしていながらも、アットホームなこの雰囲気は癖になります。

そんな、コメディシーンが繰り広げられる中で、シリアスシーンが入るタイミングが絶妙!起承転結をよく分かっている作者ですね。シーンが変わるのが下手な漫画って、冷めちゃうから、ページがめくれないんですよね。

まとめ

今回「となりのシャム猫探偵」から得たことといえば、「動物の習性」ですね。非常に勉強になりました。事件のトリックだけではなく、各キャラクターの仕草にも、それが描かれています。動物のことを、よく勉強されている作者です。

だから、「となりのシャム猫探偵」を読むようになってからは、身の回りの動物に行く視線が増えました。どんな習性を持っているのか?ついつい、探りたくなっちゃうんですよね。これって、結構面白くて、日常が変わります。

まだまだ続きそうな内容なので、今後もたくさんの動物が出てくるでしょう。その度に、どんな習性を描いてくれるのか?今から期待度が上がっています。「続きが気になる」数少ない漫画に出会えました。先生頑張ってね!

オススメ度:★★★★★★★★☆☆ ★8