レッドナイト・イヴ 7 (ドラゴンコミックスエイジ よ 2-2-7)

サイトウケンジの他作品『トリニティセブン』を読んでいるので、新作の『レッドナイト・イヴ』にも興味を持ちました。

エロをふんだんに取り入れたバトル漫画といったように、『トリニティセブン』とジャンルは同じでしたが、キャラクターが魅力的だったので購入したのです。

それ以来、新巻が発売されるたびに購入しています。巻の引き方が非常に絶妙なので、次巻が待ち遠しくなる作品です。

あらすじ

巨大なサメに襲われるという恐ろしい事件に巻き込まれた巨乳の女子高生・茜ヶ崎羽菜。そんな彼女を救ったのはクラスメイトの鍵守悠人と美人な先輩・鍵守夜々子でした。

その事件は「Dパーツ」と呼ばれる奇妙な力を秘めたものにより引き起こされ、Dパーツによって起こった事件を「レッドナイト・イヴ」と呼びます。

そして、自身も自覚のないDパーツ所持者だった羽菜はDパーツを巡って巻き起こる事件に巻き込まれていくのでした。

感想

哀しき宿命の戦い 悠人vs夜々子!

いずれ描かれるであろうと思っていた悠人と夜々子対決がついに描かれます。しかし、望んでいたのは過去のお話だったので、まさか現在で2人の戦いが勃発するとは思いもしませんでした。本作でもトップクラスの力を持つ2人の戦いは非常に派手に描かれます。

しかし、そんな戦いから強固な互いへの気持ちが伝わってくるのです。表面上は互いに望んでいない戦いでしたが、心の奥ではいずれ訪れると覚悟していました。それがたまたま今訪れたというだけのこと。互いにそのように思っており、戦うことになった時のためにどうやって倒すのか、そして殺すのかをずっと考えていたのです。

このように出会った時から互いのことをずっと考えていました。特に夜々子は愛や憎しみや執着、さまざまな感情が混ざっており、その感情を表す恍惚な表情はとても魅力的です。おっぱいに目が行きがちですが、夜々子はこういった表情に目を向けると非常に美しい女性に映ります。

重苦しい空気の中で描かれる癒しのお風呂

7巻では「遺産博物館」が襲撃を受け、「聖グラール騎士団」によって支配されてしまいます。博物館に所属していた者も、すでに騎士団へと寝返っておりまさに羽菜たちは四面楚歌という状況なのです。博物館ナンバーワンの実力を持つ詩姫でも打破するのが難しい状況に陥ります。

博物館の拠点はすべて騎士団に抑えられ、身を隠す場所を探すのに一苦労。そんな彼女たちが訪れた場所はなんと「月」。詩姫のDパーツの力で、月を一時的な拠点として使います。そして、重苦しい雰囲気を吹き飛ばす癒しの「お風呂シーン」がスタートするのです。

しかも、ガードの固い詩姫のお風呂シーンなので、かなりの価値があるシーン。そのうえ、いつも強気で前を向いていた詩姫の貴重な気弱な表情や思いが描かれます。いくら強いといってもまだ彼女は中学生。そんな少女を応援したくなることでしょう。

明かされる悠人の過去 どのように過去と向き合うのか

『レッドナイト・イヴ』は各キャラの過去に重大な出来事があったことを匂わせて描いているので、非常にキャラの過去というのが気になります。6巻で語られた夕凪とアカシアの過去には心打たれた方も多いのではないでしょうか。

そして、今回はいよいよ主人公である悠人の過去の一端が明かされます。悠人は「咎人」と呼ばれるDパーツを憎む人物です。そのDパーツを憎むに至った過去が明かされます。その過去は非常に辛い過去で、悠人を今でも苦しめているのです。

しかし、こういった過去と向き合うシーンは主人公が成長、あるいは覚醒するフラグではないでしょうか。悠人ははたして、どのようにして過去と決着をつけるのか。彼の答えと成長は次巻まで縺れ込むので、楽しみに新巻を待ちましょう。

まとめ

7巻では物語が非常に盛り上がってきました。続々と強キャラが集結しており、どういった展開が訪れるのか想像できません。しかし、本作の売りである「おっぱい成分」がやや足りなかったのは否めません。その点については残念でした。

それでも、おっぱいを忘れてしまうほど盛り上がる展開となっています。特に悠人と夜々子のバトルは必見です。その他、各所での戦いから目が離せません。意外な人物の意外な能力が反応するかも?そういったさまざま力を持った能力者が登場するのも本作の魅力でしょう。

さて、「エロ」を多分に含んだバトル漫画『レッドナイト・イヴ』に興味を持っていただけたでしょうか。『トリニティセブン』が好きという方はきっとおもしろいと感じる作品です。『トリニティセブン』を知らないといった方も、本作からサイトウケンジの作品に触れてみてください。

オススメ度:★★★★★★★★★☆ ★9

記事担当:ゴン