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サクラコ博士のメモリアツリー(2) (アクションコミックス(月刊アクション))

比較的、最近連載が始まった漫画を探そうと思って、インターネットでリサーチをかけていたところ、この作品を見つけました。

どうやらミステリー作品ということで、「金田一少年の事件簿みたいな感じかな?」と思ったら、ちょっと世界観は違うみたい。

そこで、試し読みしてみたら、続きが気になる展開から抜け出せなくなってしまいました。ということで、2巻もチェックです!

あらすじ

サクラコの兄にまつわる事実を聞かされる大葉子君。しかし、大葉子君は、本件に関わらないように釘を刺されてしまいます。

そんなとき、とある依頼の相談が舞い込みます。それは、大葉子君の先輩からのもので、「和歌を詠む女性を見つけてほしい」というもの。

探っていくと、和歌から謎が明らかになっていって…?植物の「知識」と「声」を題材にした、ボタニカルミステリーの2巻開始!

感想

植物とミステリーを上手く掛け合わせている

今作は、ざっくり言うとミステリーで、うんちくを絡ませて謎を解き明かすタイプです。この外面だけ見ると、ミステリー作品としては、ありがちな設定だと思います。しかし、「植物とミステリー」を掛け合わせているのが面白い!

随所に、いろんな植物のうんちくが散りばめられていて、「へぇ~」と感心させられるものが多かったです。1巻でもそれは健在でしたが、2巻でもネタ切れを感じさせない充実感でした。そして、物語自体は、しっとり展開していく感じ。

この「静かな雰囲気」が、植物というテーマに合っていますし、ミステリーにも合っていると思います。展開は、きちんとあるものの、過度なスピード感ではないですね。この雰囲気で、引き続き連載してもらえたらと思います。

サクラコの兄「クロツグ」の真相が語られる

2巻は、サクラコの兄である「クロツグ」の話が語られています。ネタバレになるので、その詳しい内容は書けませんが、個人的には心が「キュッ」となるような内容…。物語が大きく動いていくきっかけだから、要注目です。

そして、その話を聞いた大葉子君は、その真相を探ろうとします。しかし、サクラコに止められてしまいます。もし、犯人が大葉子君の能力に勘づいたら、大葉子君が危険ですからね。これは、サクラコの優しさなのでしょう。

そんな大葉子君は、御子柴先輩から「想い人を探して欲しい」との依頼を受けるんですが、「その想い人が誰なのか?」も気になるところ。たぶん、ボタンさんのような気がしますが、どうなんでしょう?続きは、ぜひご自分でチェックを!

やっぱりサクラコ!とにかく可愛い

魅力的なキャラクターがたくさん出てくる今作ですが、やっぱり一番はサクラコですね。とにかく「可愛い!」の一言です。「可愛いは正義」という言葉は、彼女のためにあるのではなかろうか?特に良かったのは、熱を出すシーンです。

普段は、シリアスな雰囲気を出すこともあるサクラコですが、身体が弱っている時は、いつもと違った一面が出てキュート!こういうシーンって、実生活でも女性の見え方が変わる場面だから、分かる男性は多いんじゃないかと思います。

そんなサクラコが醸し出すボタニカルミステリー感は、「ローゼンメイデン」に近い世界観もちょっぴりありますね。だから、可愛い女の子が好きな読者は、キャラクターデザインだけでも楽しめる作品だと思います。ぜひ試し読みを!

まとめ

植物の良さを教えてくれる作品でした。大人になると、土を踏んで生活することがめっきり減るため、植物に目を向ける機会が少なくなると思います。そんな人にこそ、読んでもらいたい作品です。いろんな植物の存在に、改めて気づかされます。

その結果、「部屋に観葉植物でも置いてみようかな?」という気分になるでしょう。実際に、私も今年から部屋に観葉植物を置くようになりました。ちっちゃいやつですけど。ちなみに、この作品に出てきた植物と同じタイプです。

このような楽しみ方ができる今作ではありますが、「深みのあるミステリー」にももちろん注目。王道からそれたミステリーではないものの、「王道ど真ん中!」というわけでもないので、「若干変化球のあるミステリーもいいな」と教えてくれたのも素敵でした。

オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆ ★6

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