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「ガチャかよ!」とか言ってすみません。お詫びに塵になります。(スナァ)

盆ノ木至さんが「週刊少年チャンピオン」で連載中の、『吸血鬼すぐ死ぬ』。アニメ化も噂される注目のギャグ漫画ですが、女性キャラは人数、出番ともに少ないため、「萌えまんがの部屋」を訪れる方にはなじみが薄いかもしれません。

しかし、そのヒロインたちがすごくかわいい! むしろ、出番が少ないからこそかわいい。この作品にも、間違いなく「萌え」は存在するのです。

今回の特集では、おそらく史上初めての試みとして、「萌え」の視点から『吸血鬼すぐ死ぬ』の魅力を解き明かしていきたいと思います。

また、記事の後半では、各ヒロインの登場回数、登場率も調べてみました。こちらもお楽しみに。

※アイキャッチ画像
引用元:吸血鬼すぐ死ぬ(4)、盆ノ木至、秋田書店、Kindle版、No.8

【序死】『吸血鬼すぐ死ぬ』はどんな作品?

『吸血鬼すぐ死ぬ』は、タイトル通り些細なことで「すぐ死ぬ」吸血鬼のドラルクと、吸血鬼退治人(バンパイアハンター)のロナルドを中心に繰り広げられる、ドタバタギャグコメディ。単行本は、現在8巻まで発売されています。

どれくらい「すぐ死ぬ」かというと、殴られて死ぬのは当たり前。ポケットティッシュをもらえない、正論を言われるなど、精神攻撃でも簡単に死にます。もちろんギャグ漫画なので、すぐ生き返りますが……。

ちなみに、単行本8巻までにドラルクが死んだ回数は314回。1話あたり3.27回の計算です。

作者の盆ノ木至さんも認める「タイトル出オチ漫画」ですが、死亡ネタだけで8巻も連載は続きません。ラップのようにテンポの良いセリフ、くどすぎる下ネタ、あらゆる手段で読者を笑わせにきます。

また、ギャグだけでなく、市民を守るために戦うハンターたちの勇姿など、多角的な読み方ができるところもポイント。

これから紹介するヒロインたちのかわいさも、そうした魅力のひとつなのです。

【前死】出番は少なくても、魅力は満載のヒロインたち

ヒナイチ

吸血鬼すぐ死ぬ 2 (少年チャンピオン・コミックス)

警察の吸血鬼対策課の副隊長にして、自らも日本刀で吸血鬼と戦う捜査官。ピョコピョコ動くアホ毛がチャームポイント。

初登場時は、ドラルクをただ者ではない存在だと警戒していました。すぐに勘違いと気づくものの、彼の危険性を上司に報告済みだったため、引き続き監視をする羽目に……。

今ではすっかりロナルドの事務所に入り浸り、床下に勝手に居住スペースをこしらえています。甘いものに目がなく、ドラルクが作るお菓子の匂いを嗅ぎつけて、床下からモグラのように顔を出すことも。

未成年で、おそらく男性経験はゼロ。相手に性癖を暴露させるという吸血鬼・Y談おじさんの催眠術にかかったときは、性的な知識がなさすぎて「ちんちん」としか言えなくなっています。この後遺症は今も残っており、もはや「ちん」が彼女の口癖になってしまいました。

基本的には優秀な捜査官で、口調も男らしいのですが、プライベートでは年相応の女の子。動物が好きだったり、「かわいい」と言われて照れたりする一面も持ち合わせています。貧乳なのを気にしているのも、萌えポイントが高い。

女性キャラの中では最も早くに登場し、出番も多い。名実ともに、本作のメインヒロインといえるでしょう。

吹き出し

見てくださいこの美しさ!バトル漫画なら100%超人気クール系美少女ヒロインです。ちょっと吹き出しが間違っちゃってるだけなのです。

サンズ

吸血鬼すぐ死ぬ 8 (少年チャンピオン・コミックス)

ロナルドの自伝小説を出版している「オータム書店」の編集者。ギザギザの歯と、星型のハイライトが入った目が特徴です。あと、黒スーツにストッキング。

忍者の里出身で、武器は大きな手裏剣(オータム書店の社員は、全員武器を持っています)。ロナルドの大ファンであり、現担当のフクマを出し抜こうと様々な策を講じるものの、フクマは作中最強クラスのチートキャラなので大抵返り討ちに遭います。

他の人に対する態度は少し辛辣ですが、ロナルドへの愛は一途。彼の前だと緊張してうまく話せなくなったり、彼の事務所が崩れそうになったときは自ら犠牲になろうとするなど、女性キャラの中で最もヒロインらしい行動を取っているかもしれません。

また、ヒナイチに比べると、サンズは小柄ながらも肉づきの良さが目立ちます。そのせいか、床の穴や排出口に引っかかっているシーンが多い気がします。

一方、出番はヒナイチよりもだいぶ少なめ。単行本8巻の表紙にも抜擢されているのに、8巻の本編には一度も出てきませんでした(描きおろしページには登場します)。

半田あけみ

ロナルドの旧友で、吸血鬼対策課の隊員でもある半田桃(はんだ・とう)のお母さん。桃は人間と吸血鬼のハーフ「ダンピール」で、あけみさんが吸血鬼です。

吸血鬼は人間よりも寿命が長いため、老けるのも遅い。あけみさんも52歳ながら、夫はもちろん、息子よりも若々しい外見を保っています。

ただし、見た目はともかく、中身は年相応。彼女もまたロナルドの大ファンですが、彼宛てに熱烈なファンレターを書いたり、グッズを買い集めたりする姿は、韓流スターに熱狂するおばさんそのものです。

個人的には、この作品のヒロインの中で一番かわいいのでは? と思っています。吸血鬼特有の牙も、八重歯みたいでかわいい……。桃は極度のマザコンですが、こんなお母さんだったらそうなるのも仕方ありません。

マリア

ロナルドのハンター仲間で、修道服を着た女性。本業はマタギで、実家は丹沢山中の猟師小屋とのこと。ただし吸血鬼との戦闘では銃を使わず、主に素手で戦います。

作中屈指のナイスバディの持ち主ですが、そこら辺の男性ハンターよりも男らしい豪快な性格。

吸血鬼野球拳大好き、吸血鬼マイクロビキニなど、セクハラ系吸血鬼にも果敢に勝負を挑み、期待に違わずサービスシーンを披露してくれます。

ター・チャン

トンファーを武器に戦うチャイナ娘。ハンターの仕事をしていないときは、中華料理店で働いています。

かなり口が悪く、男性ハンターたちは彼女の毒舌に悶絶させられることがしばしば。ドラルクは当然死にます。

比較的出番が多いマリアに比べると、彼女の出番は控えめです。性格上、ふざけた吸血鬼が相手だと、あほらしくなって途中で帰ってしまうせいかもしれません。

コユキ

ハンターギルドのマスター・ゴウセツの一人娘。彼が副業で経営しているバーの手伝いをしています。

無口、冷凍イカの目、メシマズと、なにげに萌え要素が豊富。父親から吸血鬼退治の才能を受け継いでいるため、戦闘力も高いようです。

密かに読者人気が高いのか、単行本6巻の62死では主人公も務めています。この回は、他のヒロインはもちろん、ドラルクやロナルドも登場しない珍しい回でした。

【後死】ヒロインの登場回数、登場率ランキング! 1位はやはり……?

冒頭で、『吸血鬼すぐ死ぬ』はヒロインの出番が少ないと書きましたが、実際どのくらい少ないのか?

本当はそこそこ登場しているのに、このテーマで特集を組もうとするあまり、少ないと思い込んでいるだけなのではないか? 不安になってきたので、ちゃんと数えてみました。

集計ルール

  1. 集計対象は、『吸血鬼すぐ死ぬ』単行本1〜8巻で、話数がついているもの(1死~96死)
  2. 6人のヒロイン(ヒナイチ、サンズ、半田あけみ、マリア、ター・チャン、コユキ)が登場したコマをカウント
  3. 後ろ姿、足だけなど、体の一部でも描かれていれば1コマとカウント
  4. セリフのみ、残像など、姿が確認できないコマは除外
  5. 表紙、描きおろしページは除外

1~8巻累計(全6802コマ)

  • 1位:ヒナイチ(547コマ、約8.0%)
  • 2位:サンズ(160コマ、約2.4%)
  • 3位:マリア(115コマ、約1.7%)
  • 4位:半田あけみ(95コマ、約1.4%)
  • 5位:コユキ(72コマ、約1.1%)
  • 6位:ター・チャン(66コマ、約1.0%)

やはり、最も登場回数が多かったのはヒナイチでした。メインヒロインの面目躍如といったところでしょうか。

他の5人全員の登場回数を足しても、ヒナイチひとりに及びません。というより、他の5人はドラルクが死んだ回数(314回)より少ない……。

また、全体のコマ数(6802コマ)に対する登場率も算出しています。ヒナイチはギリギリ8%で、他の5人は軒並み3%未満。しつこいですが、ドラルクの死亡率は約4.6%です。

ヒロインの登場率を平均すると、約2.5%になります。数字だけ出されてもイメージが湧きにくいかもしれませんが、スマホゲーのガチャでSSRが排出されるくらいの確率です。相当低いことが分かりますね。

単行本別

ヒナイチは、どの巻にも満遍なく登場していることが分かります。

こうして見ると、3巻のヒロイン登場回数が突出していますね。これは、サンズの初登場回(30死)と主人公回(34死)、主人公ではないけれどあけみさんがクローズアップされる回(29死)が収録されていた影響だと思われます。7巻もほぼ同じ理由です。

また、コユキも6巻に主人公回(62死)が割り当てられたため、この巻での登場回数が目立ちました。

【終死】まとめ&アンケート

以上、『吸血鬼すぐ死ぬ』のヒロインたちのかわいさと、彼女たちの出番がどれだけ少ないかを紹介させていただきました。

もちろん、出番の多さと、キャラクターの魅力は比例しません。むしろ、この作品のヒロインたちに限っては反比例すらしているのではないでしょうか。

ロナルドの事務所が舞台なら、ヒナイチが床下からひょっこり出てくるのではないか。オータム書店関連の話なら、サンズの出番があるのではないか。吸血鬼と戦う回なら、マリアやター・チャン、コユキが。半田桃が私服を着ていたら、あけみさんが。

めったに登場しないからこそ、登場したときの喜びが増すというもの。1ページ目には出ていなくても、次のページには出てくるかもしれない。そんな期待を抱きながら、作品を読み進める楽しみ方ができるのです。

ヌーヌヌーヌー(君はどの娘を吸血したい?)

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4コマ好きのフリーライター。萌えかどうかを問わず、4コマなら何でも読みます。個人ブログ「まっしろライター」では、新刊コミックスの発売日前レビューも更新中。

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