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第六巻からは新ヒロインが登場して新しい章が始まります。ヒロインの名前は松代莉智香で、女子大生で修輔の家庭教師をすることになります。女子大生で家庭教師――。うーん、何だかエッチィ響きですね。莉智香さんはギャルやビッチ系ではなく、真面目で清楚系です。

でもね、彼女の教え方はとんでもないんですよ。「修輔くんは童貞なのかしら?」「自慰行為はする?」いやはや、何を言い出すのですか莉智香先生……。絵面とセリフとのギャップに驚かれると思います。莉智香編には期待が持てると確信しました。面白さという点とエロさという点の両面で。

そして、第六巻の頭は前巻で収束に向かいつつあった近藤繭佳編の最後のお話から始まっています。前巻の最後、繭佳はトラックにはねられてしまったのでした。物凄く気になる終わり方をしていた繭佳編、どう締めたのか気になりますよね。というわけで第六巻スタートです。

あらすじ

トラックにはねられた繭佳は奇跡的に軽傷で済んだが、記憶の一部を失っていた。そして修輔はミスターXからの手紙を受け取る。(第35話)彩葉との過去のお医者さんごっこの記憶が修輔のトラウマになっている理由が明らかになる。(第36話)奈緒は修輔の「バニーガールを間近で見る機会に恵まれますように……」という願い事を知る。(第37話)

成績の落ちた修輔の元に家庭教師で女子大生の松代莉智香がやってくる。そして「修輔くんは童貞なのかしら?」と聞いてくる。(第38話)莉智香は徹底的に修輔の部屋のエロ本を探し当てて行く。これには奈緒も驚いてしまう。(第39話)

莉智香は修輔に自慰は週二回というのを守らせようとする。莉智香の家庭教師の腕は確かだったがどこか違和感があって……。(第40話)莉智香は修輔に特別授業を始める。それは小テストで間違えるとエロ本を1ページ破られ、高得点をとるとご褒美が貰えるというものだった!(第41話)

感想

性欲で生徒をコントロールする女子大生・松代莉智香登場!

繭佳との関係が終わったことで勉強を見てくれる人がいなくなった修輔の成績は、ナイアガラの滝のように急落してしまいます。3年生になれないのではないかと心配をした修輔ママは、修輔に家庭教師をつけてくれることになりました。って言うか、いつ見ても修輔ママって若くてかわいいですね。そして家庭教師としてやってきたのは、女子大生の松代莉智香という女性だったのです。年下、年下、同級生と来て今度は年上を投入してきました。

双葉女子大3年生ということは、修輔よりも4つ上ということで高校生の男子にとっては最も魅力的な年代のお姉さんということになるのでしょうか。莉智香さんは今までの女の子と比べて落ち着いた感じで、どことなく知性を感じさせます。名前自体なんだか賢そうな響きですもの。「勉強が苦手だからこそ私が呼ばれたんだものっ安心してっ」と微笑む莉智香先生は天使のようです。と・こ・ろ・が――。おちんこに出てくる女性が全くもって普通だなんてことは経験上ありません。

清楚な感じで出てきた近藤繭佳もとびっきりの闇を抱えていました。莉智香先生が普通だなんてことはありえませんっ!「あ そうだっ!これも最初に聞いておかないとっ!」おっと莉智香先生何か言いはじめましたよ。「修輔くんは童貞なのかしら?」おろろ。「じゃあ当然彼女はいないわね?」「自慰行為はする?週に何回くらいのペースでするのかしら?」「嘘ね 本当はその10倍 週20回ってところかしら?」こういうことを涼しい顔を言い放つのですから大したものです。

これは、射精管理系の家庭教師でしょうか? はい、その通りです

莉智香先生は修輔の部屋から、トリュフを探し当てるブタのように次から次へとエロ本を見つけていきます。そして大量のエロ本を全て没収するのもかわいそうだからと「女教師モノ」「お姉さんモノ」「女子大生モノ」の三冊だけを残します。この手法、どこかで見覚えがありませんか? そう、奈緒が修輔の性癖を誘導していたものと同じ方法ですね。いつもの如くこっそり覗いていた奈緒は、莉智香に関して様々な推理を巡らせていくのですがどうにも納得がいくものに辿り着きません。

莉智香はついに「特別な授業」を始めます。女子大生家庭教師による特別授業――とかもう何かのヴィデオのタイトルになってしまいそうです。特別授業の内容は、小テストをして一問間違えるごとに残された三冊のエロ本の1ページをぶりぶりに破ってしまうというものでした。そして90点以上をとると「現役女子大生からそれ相応に特別なご褒美」が出るというのです。おかずを取り上げ、自慰を制限し、自分を餌にすることで修輔を勉強に集中させる――。流石の奈緒も莉智香のこの手法には感心し、同時に危機感を覚えています。

確かに私も、莉智香がどこでこんな手法を学んだのか非常に気になるところですね。エロ本や薄い本だったら、修輔が必死になって勉強を頑張って満点を連発し、想像以上のご褒美をもらう展開になるのですが……。今のところ修輔と莉智香は出会って間もないですし、先生と生徒以上の関係ではありません。ラブコメに発展させるためには二人の間の距離を近付けるための何かが必要だと思うのですが、草野先生は一体どんな飛び道具を用意しているのか気になるところです。

近藤繭佳の修輔争奪戦からの退場

さかのぼって本巻は繭佳編の最後が描かれた巻でもありました。前巻の最後、全てを告白し駆け出した繭佳はトラックにドーンッとぶつかってしまったのでしたね。作品が作品なら異世界に転生していてもおかしくないぶつかり方でした。ただ、あまりにもギャグ調なぶつかり方だったので大事には至らないことは予想できましたね。繭佳は事故のショックでザブーンランドで起こった出来事を全て忘れてしまいました。これ、最初、繭佳が忘れた振りをしているのかなーと深読みしてしまったのですが、どうやら本当に忘れてしまったようです。

えーと、つまりどういうことかというと、前の巻丸々一冊分の出来事がなかったことになったということですね。「なかったことにしていけない!」おっと、別の作品のセリフが空耳で聞こえてきましたよ。なかったことになったのは、繭佳が修輔の乳首を見て本当の恋に落ちてしまったところから全部なのですよね。これはちょっと悲しくて、切ないなぁ。おそらく繭佳が本気で修輔を落としにかかると、奈緒と彩葉が抵抗するのが非常に難しくなってしまい、品全体の構想が破綻をきたしかねないという危惧があったのでしょう。

しかし、それでも実は繭佳は記憶を全て保持しているという可能性はないでしょうか?退院後、黒ストを脱いだということ、人質にしていたエロ本を返したというのはどういう心の流れからなのでしょうか? ザブーンランド編をなかったことにしても、繭佳がこのような行動をとることにはつながらないような気がするのです。繭佳は修輔と結ばれないことを悟り、強靭な意思の力によって修輔から離れる道を選んだ――という解釈の仕方もあるのかもしれませんね。だとすると、今後繭佳の復活参戦なんていう可能性も少ないながらあるのかもと期待します。

まとめ

とうとう繭佳編が終わってしまいました。物凄く上手くプロットを作って語られていた話であるだけに、このラストには賛否両論がありそうですね。しかし、他に代替案があるかというと難しいところです。考え方としてはギャルゲーなどのマルチエンディング方式の一つと考えるのがよいのかもしれません。繭佳がトラックにぶつかる世界とぶつからない世界ですね。ぶつからないほうでは、修輔と繭佳が付き合ってアブノーマルなプレイを楽しむ――なんて世界が広がっていたのかもしれませんね。

繭佳退場後は、修輔が彩葉を恐れる理由が明かされたり、バニーさんの話があったりと軽いギャグが続きました。第一巻第二巻の彩葉編で残っていた謎がここにきて一つ解決です。そして満を持してのネクストヒロインの登場です。女子大生家庭教師の松代莉智香さん。これまでのヒロインズと比べて、少々おとなし目のキャラデザですが、それが大人の落ち着きを感じさせてエロスを感じますね。徹底的に射精管理をして、関心を自分に向けさせ、自分自身を勉強のご褒美にするとか――あなたは女神かっ。

しかし、莉智香先生はまだまだ謎が多いキャラクターです。莉智香先生の内面に迫るのは次巻からということなのでしょうね。早く特別授業のご褒美ってやつを拝んでみたいなぁ。莉智香によると「現役女子大生からそれ相応に特別なご褒美」だそうなのですが一体何なのでしょうか?繭佳の時にはペットにされて、今度は射精管理ですよ。修輔くんの性癖は着実に歪んでいっていますね。奈緒と彩葉が莉智香先生の襲来にどのような対応をするのかも見物です。あぁ、美人の女子大生に射精管理をされたい……。

オススメ度
★★★★★★★★★★ ★10

記事担当:カオス

主に青年誌のラブコメ・エロコメを好む30代男子。「変女」推し。

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